叛逆者

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中国

叛逆者

全 43 話 /   45 分

【みるアジア独占!】
“真の身分”が露呈しないよう、昼夜気の抜けないスリリングな攻防を繰り返す中、徐々にやつれていくチュー・イーロンの迫真の演技に注目!
内容
1936年、国難を救うために軍の訓練を受けていた林楠笙(リン・ナンシェン)は、国民党特務機関の上海局長・陳黙群(チェン・モーチュン)にスカウトされ、共産党員の取り締まりを始める。しかしその過程で資本家の娘・朱怡貞(ジュウ・イージェン)や、復興社の資料室に潜む顧慎言(グー・シェンエン)、顧との連絡役をつとめる紀中原(ジー・ジョンユエン)、訓練生時代の同期・左秋明(ゾウ・チウミン)ら共産党員の影響を徐々に受けていく…。
詳細

ジャンル

中国ドラマ,サスペンス,スパイ
評価 点     (  豆瓣  )
レーティング ALL  ( G )
制作年 2021年作
 
監督 周游
脚本
出演者


(c)BEIJING IQIYI
エピソード
レビュー (0)
[  1 話 ]  第1話

1936年、国難を救うために南京の国民党復興社の訓練班にいた林楠笙は、鋭い洞察力を買われて復興社特務処の上海局長・陳黙群にスカウトされ、同期の訓練生・左秋明と再会を誓う。上海で陳黙群直属の部下となった林楠笙は、復興社に潜む共産党員摘発の任務を与えられる。陳黙群は資料室主任の顧慎言を元同級生だと紹介するが、林楠笙は顧慎言も疑うべきと提言する。
45分
[  2 話 ]  第2話

資料室主任の顧慎言は復興社特務処の上海局に潜む共産党員だった。上海に長年潜伏し、南京の国民党に捕まった共産党員の王志(ワン・ジー)は上海局に引き渡される。王志を尋問すべく、局長の陳黙群は情報が漏洩しないよう、直属の部下である林楠笙と2人だけで向かう。王志から局内に潜伏する共産党員のコードネームが“郵便屋”であるという情報を得た陳黙群は、書店の店長に扮する連絡員の阿木(アムー)を捕まえに行く。
45分
[  3 話 ]  第3話

副局長の王世安(ワン・シーアン)や陳黙群の運転手から断片的な情報を得た“郵便屋”顧慎言は、連絡員の阿木の危機を察知して救出を試みるも、阿木は“郵便屋”を守るために自爆する。運転手の発言から、陳黙群は顧慎言を“郵便屋”だと疑うが、顧慎言は証拠を消していた。捕らわれの身の王志は新たに、共産党員が連絡拠点としていたと思われるコーヒー店の情報を陳黙群に提供する。
45分
[  4 話 ]  第4話

局内に潜伏する“郵便屋”を炙り出すべく、陳黙群は王志を連れて局内を歩き回り、顧慎言にも会わせるが、特定には至らない。コーヒー店周囲の見張りに気づいた“郵便屋”顧慎言は、時間と場所を変えて新しい連絡員となった“釣人”紀中原と会う。2人はそれぞれの情報を照合し、王志が裏切り者であることを確かめ、厳重な警戒がしかれているホテルの情報収集を始め、王志の排除を試みる。
45分
[  5 話 ]  第5話

陽動要員と実行要員に分かれて行動した共産党員は王志の暗殺に成功するが、陳黙群は王志が治療で助かり、局内に“郵便屋”が潜んでいると周知する。陳黙群はさらに林楠笙を顧慎言の助手につけて監視させ、顧慎言は身動きが取れなくなる。共産党員の連絡拠点として疑っていたコーヒー店に動きがないにも関わらず王志の暗殺が決行されたため、陳黙群はコーヒー店を重視しなくなったが、林楠笙は調査を続けていた。
45分
[  6 話 ]  第6話

林楠笙はコーヒー店周辺の写真から、朱怡貞と間接的に接触した者が局内の靴を履いていることに気づき、朱怡貞の追跡を始め、図書館で彼女の怪しい動きを突き止める。陳黙群は“郵便屋”をあぶり出すために、顧慎言の目の前で副局長の王世安に、王志の搬送を依頼する。“郵便屋”顧慎言は“釣人”紀中原にその旨を伝えるが、紀中原は搬送される王志を襲撃する直前に異変に気付いて計画を中止し、事の露呈を防ぐ。
45分
[  7 話 ]  第7話

林楠笙は、実家の母親を見舞うと顧慎言に休暇を申請し、“徐立文”(シユウ・リーウェン)と名乗って朱怡貞が通う大学に助教授として潜入し、彼女に接近。朱怡貞は“徐立文”を怪しむも、中継点の仕立屋まで林楠笙に追跡される。紀中原は仕立屋の隠し部屋で、朱怡貞に高感度のラジオ調達を依頼する。一方、顧慎言は林楠笙の休暇を不審に思い、林楠笙が本当に実家に帰ったか紀中原に調査を依頼する。
45分
[  8 話 ]  第8話

朱怡貞が林楠笙に恋をするよう仕向けるために、陳黙群は社交場の女・藍心潔(ラン・シンジエ)に、林楠笙の手ほどきを依頼する。林楠笙は感情を騙すことに戸惑いつつ飾り気なく接近し、学生デモにも参加して警察の“鎮圧”から“捨て身”で彼女を守る。朱怡貞は心を開く一方で、高感度ラジオから得た情報を紀中原に伝え、同時に“徐立文”の調査も依頼する。顧慎言は林楠笙が実家にいないことを把握し、“鎮圧”に特務所も絡んでいたことを紀中原に伝える。
45分
[  9 話 ]  第9話

重症を負った“徐立文”を、朱怡貞は自宅の豪邸に迎えて看病し、互いの思想に触れ合う内に彼に恋をして、紀中原に彼を共産党に引き入むよう提案する。特務処の工作によって“徐立文”の経歴に瑕疵はなかったが、それでも紀中原は朱怡貞に警戒を緩めないよう求める。朱家に潜入したものの、朱怡貞の父親の朱孝先(ジュウ・シャオシェン)に警戒された林楠笙は連絡手段を断たれていたが、陳黙群は主治医の代役を装って朱家に侵入する。
45分
[  10 話 ]  第10話

朱家に侵入した陳黙群は林楠笙から朱怡貞の情報を聞き出す。同時に、東北地方を失った国に抗議する学生をなぜ弾圧したのかと疑問視する林楠笙が、共産党の思想の影響を受け始めていると危機感を覚えるが、それでも林楠笙を地下共産党に潜入させる。“徐立文”の経歴の細工を見抜けなたかった紀中原は顔と正体を明かさずに、朱家から学校の宿舎に移った“徐立文”に会い、共産党員の適性をテストするが、彼の言動からわずかな“嘘”を見抜き、彼を推薦した朱怡貞に警告する。
45分
[  11 話 ]  第11話

顧慎言は外勤手当の配布先を追跡し、帰省したはずの林楠笙に行きついたため、紀中原に林楠笙の資料を見せる。“徐立文”と林楠笙の顔が一致したため、紀中原はすぐさま朱怡貞を撤退させる。朱怡貞が失踪すると、陳黙群はすぐに仕立屋を捜索させ、店長を逃がして証拠を隠滅していた店員が捕まる。一度は撤退した朱怡貞だったが、“徐立文”の志を信じ彼を共産党に引き入れようと学校に戻ったところ、陳黙群に逮捕される。一刻を争う中、林楠笙は拷問部屋で朱怡貞の尋問を始める。
45分
[  12 話 ]  第12話

林楠笙が朱怡貞を説得できず、陳黙群は朱怡貞の目の前で仕立屋の店員を拷問する。一方、顧慎言は監視をかいくぐって、陳黙群と不仲な南京特務処の副処長・周耀庭(ジョウ・ヤオティン)に朱怡貞を救出してもらうよう紀中原に伝える。紀中原は彼女の父親・朱孝先に、周耀庭に連絡させるが、陳黙群は周耀庭の到着を待たずに処刑場へ行き、朱怡貞の目の前で店員を処刑し、彼女の射殺命令を実行できなかった林楠笙にも銃口を向ける。それでも朱怡貞は口を割らず、拷問部屋に連れ戻される。
45分
[  13 話 ]  第13話

上海に到着した南京特務処の副処長・周耀庭は、朱孝先経由で財政部からも圧力を受けていた。南京から上海に引き渡した共産党員・王志の死の責任を問うべく、周耀庭は上海局の副局長・王世安に会う。出世を望む王世安は、自分を冷遇する陳黙群が証拠不足のまま独断で進めていると、周耀庭に有利な情報を提供する。陳黙群は証拠として、共産党との通信用に改造された朱怡貞の高感度ラジオを押収するが、林楠笙が事前に改造装置を抜いていた。南京と財政部の圧力に晒された陳黙群は、朱怡貞が共産党員だと証明できず釈放する。
45分
[  14 話 ]  第14話

釈放された朱怡貞は尾行される中、紀中原の指示を受け、朱家の金庫に保管してあった通信機を取り出し、匯中(フイジョン)飯店に向かう。林楠笙は顧慎言の助手に戻り、顧慎言が匯中飯店に向かったと陳黙群に伝える。陳黙群は2人が匯中飯店で接触した現場を押さえるが、通信機だと思っていた荷物は、娘を救ってくれた周耀庭への“お礼”にと、朱孝先が用意した株式の配当表だった。周耀庭は、陳黙群が自分を陥れるために現場を押さえたのだと誤解するが、この“お礼”は顧慎言が仕込んでいた。
45分
[  15 話 ]  第15話

朱怡貞は通信機と配当表を入れ替え、通信機を紀中原に渡していた。香港に逃れた朱怡貞は自分が共産党員である事を朱孝先に告げ、親元から去る。王志関連の手落ちと周耀庭関連の誤解で、陳黙群は南京に左遷され、副局長の王世安が上海局の代理局長に、顧慎言は副局長に任命される。捜査隊を任された顧慎言は、商人を装い上海で諜報活動を行う池田の調査を命じられる。顧慎言は自分を“郵便屋”だと疑う林楠笙を、南京の訓練班に再配属させる。林楠笙は上海で、訓練生時代の同期・左秋明と再会するが、左秋明は既に退役していた。
45分
[  16 話 ]  第16話

左秋明は商人として高橋と取り引きを行い、高橋経由で池田とも知り合う。池田はダンスホールに通う藍心潔の得意客だった。上海局は商人を装う池田の正体を調査するが進展を得られず、局長の王世安は焦っていた。こうした中、左秋明や藍心潔と繋がりがあり、独自で池田を調査していた林楠笙に、王世安は池田の正体を突き止めれば南京の訓練班に再配属せず、上海局に残らせると約束する。林楠笙は小型カメラを藍心潔に渡し、池田宅で行われるパーティーで情報を入手するよう依頼する。
45分
[  17 話 ]  第17話

藍心潔は池田宅で決定的な証拠を撮影し、池田に現場を押さえられて危機に陥るが、危急の時には彼女を救うよう林楠笙に頼まれていた左秋明がうまく場を収める。カメラは池田に奪われ、フィルムを抜かれて左秋明に返される。その後、左秋明は上海を離れる間際に、カメラを林楠笙に返す。一方、藍心潔はカメラが奪われる前にフィルムをすり替えており、池田が諜報活動を行っていた証拠を得た上海局は、事故を装って彼を暗殺する。
45分
[  18 話 ]  第18話

その後、上海は日本軍に占拠され、上海局の特務処は重慶政府所属の軍統となり、日本や汪兆銘の傀儡政権と対立するために潜伏を続けていた。局長の王世安は、同じく上海に潜伏する共産党と連携をはかり、林楠笙を連絡員とする。一方、共産党側の連絡員は、根拠地で成長を遂げた朱怡貞が担当する事になる。王世安は密かに着服を行っており、人望を得られず、部下の裏切りが続出。こうした中、南京に左遷されていた陳黙群は再び上海行きを命じられる。
45分
[  19 話 ]  第19話

“何者か”が陳黙群の帰還情報を流したため、香港経由で上海に到着した陳黙群は日本軍に捕らわれる。陳黙群は香港で朱孝先親子の動向を調べ、教え子の鄺恵東(クワン・フイドン)をドイツから戻らせ、孟安南(モン・アンナン)と名乗って共産党内に潜入するよう命じていた。林楠笙は連絡員として朱怡貞と再会し、動揺しながらも共産党に情報共有を要請する。朱怡貞は平静を装うも、やはり動揺していた。
45分
[  20 話 ]  第20話

陳黙群が捕らわれた日の夜、さらなる機密情報を得た日本軍は軍統配下の忠義救国軍の本部を破壊し、その翌日に陳黙群を無傷で釈放する。陳黙群の裏切りを疑った重慶政府は、軍統の上海局に陳黙群の殺害を命ずる。そうとは知らず、陳黙群を迎えに行っていた林楠笙は、突然襲撃を受けた陳黙群を逃がした責任を問われて拘束され、“何者か”が帰還情報と忠義救国軍の本部の情報を流し、陳黙群を陥れたと疑う。
45分
[  21 話 ]  第21話

濡れ衣を着せられて行き場を失った陳黙群は高橋の元を訪れ、今度は本当に日本軍に寝返り、共産党と軍統の多くの拠点が摘発される。陳黙群はさらに、将軍の上村を軍統の暗殺から守る任務と、上海に長期潜伏して無線で情報を発信し続ける共産党員“漁師”の摘発を命じられる。池田宅から情報を持ち帰ったのち、藍心潔は結婚していたが、夫が戦死し息子と暮らしていた。王世安は彼女に、陳黙群に接近するよう依頼する。
45分
[  22 話 ]  第22話

軍統の手口を理解し尽くしている陳黙群が日本軍に助言したため、上海局による上村の暗殺は阻まれる。林楠笙は命懸けで祝賀会に潜入し暗殺を試みるが、正体が露呈して失敗。はからずも共産党の地下党も上村暗殺のために潜入しており、朱怡貞と行動を共にしていた共産党員が命と引き換えに上村を射殺する。林楠笙と朱怡貞は祝賀会場内に閉じ込められるが、顧慎言が火災騒ぎを起こして2人の脱出を助ける。
45分
[  23 話 ]  第23話

上村が暗殺された責任で、高橋は憲兵司令部の司令をおろされ、今井が後任となる。暗殺を阻止できなかった陳黙群への圧力も強くなる中、王世安は藍心潔に、陳黙群の毒殺を依頼する。毒がきき始めるまで時間がかかると王世安は説明していたが、服毒して間もなく陳黙群が倒れたため、藍心潔は窮地に陥る。陳黙群の調査で藍心潔の危機をかぎつけた林楠笙は窮地に駆けつけ、藍心潔と彼女の息子を救出する。
45分
[  24 話 ]  第24話

服毒したが一命をとりとめた陳黙群は、かつて同僚だった軍統の人間を捕らえて情報を聞き出そうとするが、失敗して殺害する。林楠笙は、陳黙群の上海到着の日程を日本軍に漏らした“何者か”が王世安だと証言する者を上海局に連行するが、証言者は王世安にその場で射殺される。その後、林楠笙と朱怡貞が両党の情報共有の交渉で再度接触する中、“漁師”の電信局の設置拠点が陳黙群に特定される。
45分
[  25 話 ]  第25話

陳黙群ら76号一味は拠点で紀中原を拘束する。紀中原は電信機に手榴弾をしかけており、電信機を持ち去ろうとした者を道連れに自爆する。異常を察知した林楠笙は拠点に戻ろうとしていた朱怡貞を引き留め、日本人の未亡人・福山の家にかくまう。その後林楠笙は陳黙群の暗殺に失敗する。今井は仏租界に圧力をかけ、共産党と軍統の拠点の情報を聞き出して陳黙群にわたす。街では警官が朱怡貞の似顔絵を手に、彼女を捜索していた。
45分
[  26 話 ]  第26話

今井と陳黙群は次々と上海の軍統拠点を摘発し、ついに上海局本部も襲撃され、王世安、顧慎言、林楠笙らは命からがら秘密拠点に逃げ伸びる。陳黙群はさらに林楠笙らの死を伝える虚報を流し、孤立した朱怡貞は新聞と福山宅のラジオから情報を得る。こうした中、林楠笙は藍心潔の重慶行きを手配し、生き残った軍統上海局の人間も安徽経由で重慶へ撤退を始める。
45分
[  27 話 ]  第27話

日本軍は英米租界への進駐を始める。いち早く動きを察知した林楠笙は福山宅に戻り、日本軍の検問をかいくぐって朱怡貞を共産党の拠点に送り、彼女の情報で租界の多くの共産党拠点が難を逃れる。王世安は上海で陳黙群に捕まり、陳黙群が軍統に戻れるよう手配することを条件に釈放され、2人は互いに弱みを握り合う。そうとは知らない顧慎言と林楠笙は、陳黙群の暗殺を遂行しようとしており、王世安も制止しなかった。
45分
[  28 話 ]  第28話

王世安は陳黙群に暗殺計画の情報を事前に漏らし、陳黙群の替え玉を撃った林楠笙は命を落としかけるが、窮地を顧慎言に救われる。その後重慶の総部は陳黙群の暗殺計画を中止し、彼から日本軍や汪兆銘関連の情報を得ようとする。一連の動向から顧慎言と林楠笙は、王世安が陳黙群と繋がり、暗殺計画を漏らしたことを疑う。一方、顧慎言と朱怡貞は新たな連絡員の潘(パン)と繋がる。
45分
[  29 話 ]  第29話

身分が露呈した朱怡貞は、彼女を守ろうとした林楠笙と共に被弾し、病院に運ばれる。顧慎言は、重慶側に戻りたい陳黙群の心理を利用し、彼に2人を救出させる。朱怡貞は嘉興のドイツ人病院に、林楠笙は香港の日本人病院に手配されるが、2人は互いの安否を知らず案じていた。一方、陳黙群との繋がりを探られぬよう、王世安は顧慎言を陥れようと画策し、重慶の総部にも調査を求める。
45分
[  30 話 ]  第30話

調査を察知した顧慎言は、自分が“郵便屋”だと露呈すれば、重慶の総部に潜む同志を含む多くの関係者も巻き添えになると考え、これまでの疑いを“汚職”で片づけられるよう工作する。朱怡貞と林楠笙は退院し、林楠笙は軍統香港局に配属される。日本の商社に潜伏する同期生の左秋明は、林楠笙が怪しまれないよう彼に仕事を手配する。林楠笙は日本の占領下での生活に耐えつつ、自宅で共産党拠点の延安のラジオを聴く。
45分
[  31 話 ]  第31話

延安のラジオを聴いた林楠笙は、毛沢東の「持久戦論」に感銘を覚える。その感銘に共感し、共に戦勝を誓った左秋明は身分が露呈し、危機に際して林楠笙に情報を託してから日本軍に捕まり、拷問の末に自ら命を断つ。一方、軍統香港局は左秋明が共産党に内通していたと疑い、彼が朱怡貞と接触していた写真を提示する。林楠笙は、左秋明が最後に託した情報をもとに、自爆から生き延びていた紀中原に会い、情報を提供する。
45分
[  32 話 ]  第32話

朱怡貞の父親・朱孝先ら香港経済界の要人は、日本軍に利用されまいと香港離脱を画策していた。陳黙群の命令で共産党内部に潜入した“孟安南”は、朱孝先らの香港離脱を助けて信頼を獲得し、自らも朱怡貞らと共に内陸へ向かう。紀中原経由で林楠笙と朱怡貞は互いの生存を確認し、林楠笙は紀中原に共産党加入への迷いがあることを打ち明け、その後自らの意思で重慶に配属される。
45分
[  33 話 ]  第33話

重慶の軍統総部へ配属された林楠笙は、“汚職”で拘束されて死刑を待つ顧慎言の救出を試みるが、“郵便屋”の素性が露呈しないよう敢えて“汚職”の罪名を被った顧慎言は、林楠笙に協力しない。軍統側も顧慎言が罪を被せられているのを承知の上で見せしめにしようとしていた。一方、林楠笙の手配で重慶に来ていた藍心潔は、道中で息子と引き離され、上海に戻された息子に送金すべく、米兵に愛想をふりまく不本意な日々を送っていた。
45分
[  34 話 ]  第34話

顧慎言の無実を晴らすため、林楠笙は参謀総長にまでかけあうが、相手にされない。さらに前線で同僚が命を張り、遺族への恩給も滞る中、軍統総部の面々は贅沢な暮らしぶりだった。国民党に絶望した林楠笙は共産党に加入し、藍心潔を上海へ戻す。顧慎言は“郵便屋”の責務を林楠笙に引き継ぎ、“汚職”の“証拠”を林楠笙に託し、敢えて銃殺される。林楠笙は顧慎言の遺志を尊重し、この“証拠”を手柄に軍統で昇進を果たす。
45分
[  35 話 ]  第35話

日本軍が投降すると、陳黙群は日本軍での潜伏任務を終え、軍統の作戦総隊副司令となる。林楠笙は上海に戻り、軍統上海局の副局長に就任する。林楠笙には重慶の後ろ盾があり、以前の陳黙群暗殺計画の情報漏洩も調べ始めたため、局長の王世安はやりにくさを感じていた。林楠笙は“郵便屋”として、連絡員を務める“漁師”紀中原と接触する。朱怡貞と共に上海に潜伏中の“孟安南”は、同期が軍統で昇進していく焦りを陳黙群に訴える。
45分
[  36 話 ]  第36話

日本軍が投降したため、日本軍に寝返っていた者に利用価値がなくなると、重慶の軍統総部は“国賊”の粛清を始める。窮地に陥った陳黙群は、罪を償えるほどの価値がある共産党の極秘情報の提供を“孟安南”に求める。一方、日本軍が去った後、軍統は再び共産党のせん滅を始めており、林楠笙は紀中原と連携して、捕虜となった共産党員救出の口実を作る。“孟安南”はこの一幕を陳黙群に伝える。
45分
[  37 話 ]  第37話

“孟安南”はさらに、救出に関わった共産党員を殺害し、共産党の拠点を摘発させる。陳黙群は王世安に、共産党員救出の口実の裏を暴露し、口実作りに関与した林楠笙も内通の疑いの対象となる。林楠笙は他の者に罪を着せるが、かつて林楠笙と朱怡貞を救うよう顧慎言に頼まれていた陳黙群は、林楠笙の共産党内通疑惑を王世安に伝える。陳黙群はさらに、“孟安南”を引き渡す代わりに海外行きの船のチケットを王世安に要求する。
45分
[  38 話 ]  第38話

陳黙群は偽装したパスポートから足がつき、林楠笙に協力者について尋問される。そこにかけつけた王世安は口封じに陳黙群を射殺し、“孟安南”の引き継ぎに必要な陳黙群の腕時計を押収する。林楠笙も遺品リストから、この腕時計に注目する。藍心潔は憲兵に息子を射殺され、林楠笙にもらった銃で憲兵を襲撃して投獄される。銃について問いただされた林楠笙は藍心潔を婚約者だと説明し、牢獄から救出する。
45分
[  39 話 ]  第39話

憲兵の手前、林楠笙と藍心潔は偽装結婚せざるを得なくなる。朱怡貞も“孟安南”と夫婦を演じながら長年潜伏活動を行う間、東北部では共産党が国民党に勝利し、南下し始める。こうした折、朱怡貞が使っていた連絡拠点が摘発され、拠点にいた“孟安南”は命からがら逃げ帰る。摘発された拠点で、朱怡貞が残した刺繍の“暗号”に気づいた林楠笙は、“孟安南”が戻る前に朱怡貞に移動するよう忠告するが、紀中原は移動は必要ないと判断する。
45分
[  40 話 ]  第40話

林楠笙が“郵便屋”を引き継いだことを知らず、朱怡貞は林楠笙を敵視していた。共産党が南部に迫り、連絡の頻度が上がる中、紀中原は朱怡貞と異例の電話連絡をするようになるが、この電話がきっかけで“孟安南”に住居を知られる。王世安を含む国民党の高官は台湾や広州へ逃げようとしていたが、このまま共産党内部に埋もれてしまうことを案じた“孟安南”は鄺恵東として、王世安に紀中原の住居を伝え、紀中原は捕まる。
45分
[  41 話 ]  第41話

鄺恵東は、自分が共産党内部に潜伏する国民党員であることを証明するための腕時計を持ち出して王世安に会い、知っていることの全てを伝える。この時、朱怡貞は鄺恵東の腕時計がいつもの場所にないことに気づく。王世安に警戒されている林楠笙は監視の目をかいくぐり、捕らわれている紀中原と接触し、国民党の国防部に潜伏する栄(ロン)将軍から、戦局を左右するほどの重要な機密情報を得るよう頼まれる。
45分
[  42 話 ]  第42話

鄺恵東と王世安は、紀中原が大物であることは察していたが、“漁師”だとは特定していなかった。栄将軍は紀中原としか連絡を取らない約束だったため、紀中原と林楠笙は、紀中原が捕らわれたことを報道を通して栄将軍に伝えるべく“漁師”を裏切ったよう装うが、この芝居の中で林楠笙に協力した藍心潔と紀中原は命を落とす。紀中原の死を知った栄将軍は、後任者として現れた林楠笙を信用し、重要な機密情報を託す。
45分
[  43 話 ]  第43話

情報を受け取った林楠笙は朱怡貞の住居へ行き、電信機で自らの身分の照合と情報の伝達を行うよう依頼する。長年敵視していた林楠笙が実は同志だったことを知った朱怡貞は万感に浸り、鄺恵東に警戒を解かせる。しかし朱怡貞と林楠笙が情報を発信する間、鄺恵東は王世安に電話で状況を報告。林楠笙は腕時計を見かけて鄺恵東の身分を看破するも、王世安らに包囲されて屋根から脱走し、朱怡貞と共に共産党根拠地への逃亡を試みる…。
45分

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