大染坊

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中国

大染坊

全 24 話 /   45 分

【みるアジア独占!】
中国大手評価サイト豆瓣で9.2点の高得点!
激動の時代に染物業界を生き抜いた人々の歴史大河ドラマ
内容
14歳の陳六子(チェン・リウズ)は親を失い、周村で物乞いとして日々を食いつないでいた。鎖子(スオズ)おじさんは、そんな六子にたびたび食べ物を恵んでいた。六子はその後、染物屋の周(ジョウ)家に拾われて寿亭(チェン・ショウティン)の名を授かり、10年後、周家は周辺の染物屋を脅かすほど繁盛し、大人になった六子は恩人の鎖子おじさんの面倒も見ていた。情義に厚く、技能と経営に長けた陳六子は、中国の東北地方が日本軍に占領される情勢下において様々な人物と出会い、時には助け合い、時には競い合って染物業界の大物に育っていく…。
詳細

ジャンル

中国ドラマ,歴史・時代劇,サクセス,ヒューマン
評価 点     (  豆瓣  )
レーティング ALL  ( G )
制作年 2003年作
 
監督 王文傑
脚本
出演者


(c)Blue Fox Pictures
エピソード
レビュー (0)
[  1 話 ]  第1話

14歳の陳六子(チェン・リウズ)は親を失い、周村で物乞いとして日々を食いつないでいた。鎖子(スオズ)おじさんは、そんな六子にたびたび食べ物を恵んでいた。六子はその後、染物屋の周(ジョウ)家に拾われて寿亭(チェン・ショウティン)の名を授かり、技と経営の両面で頭角を現す。周店主は六子を重用し、10年後、周家は周辺の染物屋を脅かすほど繁盛し、大人になった六子は恩人の鎖子おじさんの面倒も見ていた。経営難に陥った同業の王(ワン)家は、匪賊に六子を誘拐させる。
  46分
[  2 話 ]  第2話

六子の男気を見た匪賊は彼に敬意を表して開放する。六子は首謀者の王家を咎めることなく、その名声で周家は益々繁盛し、翌年には周村の染物市場をほぼ独占していた。周店主の娘・采芹(ツァイチン)と結婚した六子は、共に周家で育った柱子(ジューズ)に周村の染物屋を任せ、さらなる発展を目指して青島へ行き、盧(ル)家と共同経営で染物工場を始める。盧家の主は六子の能力と人柄を評価していたが、留学経験のある西洋かぶれの長男・家駒(ジアジュ)は、“字も読めない田舎者”と六子を見下していた。
  45分
[  3 話 ]  第3話

いざ共同経営を始めると、盧家駒は陳六子を見直し、彼の意見に従うようになる。2人は大華(ダホア)染色工場を立ち上げ、飛虎(フェイフー)ブランドの生地で勝負に出るが、青島で経営基盤を持つ孫明祖(スン・ミンズー)に太刀打ちできずにいた。そこで2人はそれぞれの長所を生かし、済南で製粉工場を経営する苗瀚東(ミャオ・ハンドン)と共に孫明祖の顧客を買収して奪う。周村では六子の子が生まれる一方、盧家駒は青島で妾を娶り、その後も他の女性関連のトラブルが続いていた。
  45分
[  4 話 ]  第4話

顧客を大華(ダホア)に奪われ、布の品質でも劣る孫明祖の元亨(ユェンホン)は勢いを削がれる。孫明祖は愛人の賈思雅(ジア・スーヤー)を使って、盧家駒から大華の色の調合を聞き出そうとする。盧家駒がまんまと色仕掛けにはまると、陳六子は不義理をはたらく訳にはいかないと、調合法を教えると共に、大華の職人・王長更(ワン・チャンゴン)も元亨に送ると承諾する。しかし陳六子は不敵な笑みを浮かべていた。
  45分
[  5 話 ]  第5話

陳六子の調合法を得た孫明祖は、早速試験用の槽で大華と同様に鮮やかな染色に成功する。しかし大華から来た職人・王長更は、陳六子の指示で試験用の槽にのみ調合剤を足していた…。そうとは知らない孫明祖は、量産用の槽で生産を始め、さらには大華が買収した取引先を、大華以上の厚遇で買収する。賈思雅も日本の軍部経由で東亜商社の藤井に圧力をかけ、原料の布を買い占めて大華の仕入れを断ち、陳六子にとどめを刺そうとしていた。
  46分
[  6 話 ]  第6話

孫明祖が経営する元亨は、陳六子の調合法で大量の布を染色して全国各地に出荷したが、顧客が洗うと色落ちし、危機的状況に陥る。陳六子は、罠にはまった孫明祖が買い占めた布を買い取り、色落ちの対処法を孫明祖に教え、元亨は何とか立て直す。陳六子はさらに最新の機械購入を進め、外国人と交渉する。一方、盧家駒は身ごもった妾を張店の実家に連れて帰り、実家で正妻も妊娠する。盧家駒の放蕩ぶりを聞いた采芹は不安になり、夫の陳六子に会うため柱子と共に青島へ赴く。
  45分
[  7 話 ]  第7話

時はたち、1931年の満州事変で東北地方は日本軍に占領され、青島も脅威に晒されていた。采芹の義弟・趙東初(ジャオ・ドンチュー)は、青島の工場を売って済南で事業を興すよう陳六子を誘うが、陳六子はもうひと稼ぎしてから売りたいと伝える。こうした中、ある青年女子が船で青島に到着し、病院を回って負傷した交際相手を探していた。彼女は道中に荷物を盗まれ、絶望して海に身を投げる。海を散歩していた陳六子は凍死しかけていた彼女を助け、ホテルの店員に面倒を見させる。
  45分
[  8 話 ]  第8話

彼女の名は沈遠宜(シェン・ユェンイー)、陳六子の名義でホテルから20元を借り、いつか必ず返すと手紙を残して済南へ向かう。陳六子は東北から青島に逃れた職人を雇う。青島では布の価格が上がり、さらに日本製品の不買運動が起こる中、孫明祖らの同業者を出し抜いて、陳六子は安くて品質のいい日本製の布を独占しようと藤井と駆け引きをしていた。また、日本の布を買ったことが露呈しないよう、青島ではなく済南の趙東初の兄・趙東俊(ジャオ・ドンジュン)に売るべく、彼とも駆け引きをする。
  46分
[  9 話 ]  第9話

日本の軍用食糧を輸送するために、商船に載せてある布を何としても処理したい藤井の本音を見抜いていた陳六子は値下げ交渉に成功する。さらに船から布を下ろした後に、抗日運動を行う学生に軍用食糧の情報を流して輸送を阻止する。趙東俊との駆け引きをも制した陳六子は購入した布を済南に運び、済南における工場立ち上げの足掛かりを固め、青島の工場売却を検討し始める。
  46分
[  10 話 ]  第10話

青島の工場を東北から逃れて来た職人・白金彪(バイ・ジンビャオ)に任せて済南を訪れた陳六子に、趙東初は いわく付きの安い土地を紹介する。陳六子は不吉な過去など恐れずに、土地の購入を決める。陳六子は周村に帰って新年を過ごし、恩人の鎖子おじさんに孝行し、鎖子おじさんの世話を任せた李(リー)に仕事を手配する。采芹は体調が悪く、子供を増やしたい夫の陳六子に妾を娶るよう勧めるが、陳六子は断る。
  45分
[  11 話 ]  第11話

盧家駒が藤井の手の者の脅しにあったため、陳六子は青島の工場を職人ごと藤井に売るが、藤井が操業を開始してから1カ月後に職人を済南へ撤退させるよう白金彪と工作し、青島に残る孫明祖の工場にも活路を残す。済南では宏盛堂の白志生(バイ・ジーション)が、工場を始める陳六子から みかじめ料を取ろうと画策していた。青島で陳六子に命を救ってもらい、済南へ戻っていた沈遠宜も、陳六子の工場開業を知る。
  45分
[  12 話 ]  第12話

沈遠宜は、客の会話の相手をする叙情館の売れっ子だった。趙東初の紹介で、陳六子と盧家駒は叙情館を訪れ、盧家駒は雑念がなくなるほど沈遠宜に惚れこむ。沈遠宜は陳六子に気づいていたが、陳六子は彼女が、自分が助けた青年女子だと気づかなかった。一方、済南で名声を築いた悪徳弁護士・訾文海(ズ・ウェンハイ)は、藤井と組んで染物工場を始めようとしていた。彼は陳六子とも接触しようとしていた。
  45分
[  13 話 ]  第13話

陳六子の工場の開業祝いに、招かれていない宏盛堂の白志生が みかじめ料を取りにやって来る。訾文海も押しかけたが、陳六子は大局を重んじて怒りをこらえる。さらには政界や警察、西洋の要人までもが次々と訪れ、陳六子たちは戸惑うが、全ては社交界で顔が利く沈遠宜の手配だった。その後、陳六子のただならぬ交友関係を恐れた白志生は、みかじめ料を諦める。陳六子は訾文海と、表向きだけの提携関係を結ぶ。互いの恩人となった陳六子と沈遠宜は、兄妹の契りを交わす。
  45分
[  14 話 ]  第14話

染色は比較的簡単な技術で模倣されやすく、長続きしないと考えたは陳六子は、新しく印染技術を導入しようと、上海で六合社を経営する林祥栄(リン・シアンロン)にかけあう。林祥栄はかなり厳しい条件をつきつけるが、陳六子は長い目で受け入れて上海を訪れる。しかし林祥栄が陳六子を徹底的に冷遇したため、陳六子は上海の技術者を根こそぎ引き抜こうと画策する。さらに罠を仕掛けて六合社から大量の布を格安で購入する。
  45分
[  15 話 ]  第15話

上海の技術者を引き抜き、大量の布を格安で仕入れた陳六子は、林祥栄の六合社に痛手を与える。しかし今後は藤井から布の原料供給が断たれる可能性があるため、原料の仕入れ先として頼れる林祥栄と争わないよう、趙東俊は陳六子を諫める。南京で軍長を務める霍長鶴(フオ・チャンホー)は、東北で恋人の沈遠宜と行き別れていた。彼は沈遠宜を身請けした陳六子に大量の軍服を発注し、沈遠宜を娶る。沈遠宜は陳六子との別れを惜しむ。
  46分
[  16 話 ]  第16話

霍長鶴から受注した軍服の大部分を、陳六子は趙東俊に譲る。さらに自らが得た利益も沈遠宜に渡そうとするが、沈遠宜は受け取らないまま済南から発つ。上海六合社の林祥栄は値下げによって、天津、青島、済南の工場を潰そうとしていた。こうした中、陳六子は青島に残っていた孫明祖に工場を藤井に売らせ、済南へ来るよう誘う。一度は和解に動いたものの、林祥栄が攻勢をかけてきたため、陳六子は再び策をめぐらせる。
  45分
[  17 話 ]  第17話

林祥栄はコネで、済南の税務局に陳六子の工場を潰させようとするが、陳六子には軍の受注があったため、税務局は手を出せずにいた。算段が外れた林祥栄は布の品質を下げて更に値下げし、徹底的に攻勢をかける。天津の開埠(カイブー)が潰れれば、上海の六合社は次に済南を潰しに来ると見た陳六子は、天津に赴いて開埠と協力を約束し、開埠と六合を競わせる。こうした中、藤井が原料布を値上げする。
  45分
[  18 話 ]  第18話

天津の開埠が潰れ、林祥栄は済南の工場に圧力をかけ始め、趙東俊は迎合する。林祥栄は陳六子が六合から大量の布を“騙し取った”と新聞で報道し、元乞食の悪徳商人と罵る。陳六子も新聞で“騙し取った”布の品質の低さを“オムツ用で服は作れない”と反撃し、捨て値同然で売り、乞食には無料で配布した。一方、青島の工場を売った孫明祖に、陳六子は布の貿易を勧める。
  45分
[  19 話 ]  第19話

林祥栄の六合は評判が下がって返品が相次ぎ、陳六子の巨宏はすさまじい勢いで反撃を展開し、六合に潰された天津の開埠をも買い取る。林祥栄の父親・林伯清(リン・ボーチン)は苗瀚東(ミャオ・ハンドン)経由で陳六子に許しを請い、済南の巨宏・天津の開埠・上海の六合は市場の線引きを行う。布の原料も六合から確保できることになり、陳六子は藤井の布に依存する局面から脱却する。一方、済南では訾(ズ)家が、陳六子の巨宏と趙東俊の三元を仲違いさせようと企む。
  45分
[  20 話 ]  第20話

藤井は日本政府の後ろ盾を得て訾家の“模範(モーファン)”を支援し、布の価格を下げて陳六子の“巨宏”を潰しにかかる。訾家は欠損分の支援は得られたものの利益が出ず不満を抱きつつも、陳六子を潰すために藤井に協力する。陳六子は局面を打開するため、最大顧客の孟(モン)に“模範”から大量の布を買わせ、その布を自分で買い取る。
  45分
[  21 話 ]  第21話

陳六子が“模範”から布を買ったのは転売のためだった。“模範”が赤字価格で布を売るなら、自分は生産をやめて“模範”の布を転売すれば儲けられる。陳六子はさらに“模範”の布を、藤井の地盤である青島でも売り、藤井の工場を追い込んだ。陳六子の商才を改めて実感した藤井は、訾家を切って陳六子と提携しようとする。一方、藤井に切られても問題ないよう、訾家は銀行から融資を取り付けていた。
  45分
[  22 話 ]  第22話

陳六子は藤井との提携話を断る。陳六子を徹底的に攻撃しようと考える藤井に対し、陳六子は逆に藤井を手玉に取る策を考えていたが、長年の付き合いのよしみで事前にその策を藤井に知らせ、2人は和解する。一方、訾家は上海から のり付けの達人・馬子雄(マ・ズション)を招いて布の差別化をはかり、さらに原料布の入札を数社で競わせて原価を下げようとしていた。また林祥栄は、日本の名門商社の明石が望む布の製造を引き受ける。
  45分
[  23 話 ]  第23話

明石は訾家への布の販売権を入札し、林家に作らせた布を訾家に渡す。しかし訾家がその布で製品を作ろうとすると、すぐに破れてしまう。実はこの“明石”は、陳六子がでっちあげた偽者で、騙された訾家は、訾家に融資した銀行ともども破綻する。その後、盧溝橋事件が勃発し、北平から近い天津のみならず、済南や上海も日本軍の脅威にさらされ、林家は先祖の代から築いてきた事業を売却する。
  46分
[  24 話 ]  第24話

陳六子は国民政府に露呈しないよう、巧妙な手法で中国共産党の八路軍の軍服を製造し、資金援助も行う。さらに済南を守る韓復榘(カン・フクク)にも資金を提供するが、日本軍が済南に迫ると韓復榘は逃亡してしまい、天津の仲間も日本人に殺害されてしまう。憤慨した陳六子は心血を注いだ工場が日本人の手に渡らないよう、焼き払う。
  46分

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