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朱(ジュー)家の長男・朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は、譚(タン)家の長女・鮮児(シェンアル)を娶りに行く道中、盗賊に結納品代わりの食糧を奪われ、縁談が延期になってしまう。こうした中、義和団を率いて外国軍と戦った後に関東で身を立てた朱家の主・朱開山(ジュー・カイシャン)は手紙で、飢饉にあえぐ山東に残る家族を関東の元宝鎮に呼び寄せる。朱家が元宝鎮に船で向かう際、譚家から抜け出した鮮児が駆けつける。
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朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は既に出航した船から飛び降り、鮮児(シェンアル)と共により険しい陸路から元宝鎮に向かう。朱家を乗せた船も日本軍の砲撃に遭って目的地を変えるが、予定以上に時間がかかり、朱家は船上で餓死しかけた商人・夏元璋(シャー・ユアンジャン)を救う。夏元璋は恩人である朱家に馬車を手配し、朱家は主・朱開山(ジュー・カイシャン)と再会を果たす。しかし夏元璋が住む町は日本軍に侵攻され、彼の家族は皆殺しにされ、娘のみが生き延びていた。
46分
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束の間の団らんを楽しんだ朱(ジュー)家だったが、次男・朱伝武(ジュー・チュアンウー)と三男・朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)は夏元璋(シャー・ユアンジャン)が経営する春和盛で修業を積ませてもらうことになり、朱開山(ジュー・カイシャン)は義和団で生死を共にした賀老四(フー・ラオスー)の訃報を聞いて金鉱へ向かい、家には朱開山の妻・文(ウェン)氏が残ることになる。
46分
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金鉱にたどり着いた朱開山(ジュー・カイシャン)は、戦友・賀老四(フー・ラオスー)の金鉱が金(ジン)らに奪われていたことを知る。朱開山は自らの身分や能力を隠しながら働き、情報を探る。険しい陸路から関東に向かっていた長男・朱伝文(ジュー・チュアンウェン)が病に倒れ、命が危ぶまれる中、鮮児(シェンアル)は彼を助けてもらうことを条件に、張金貴(ジャン・ジングイ)の息子・糧(リャン)に嫁ぐ。糧はまだ幼く、張金貴は糧の病魔を払うために鮮児を嫁がせた。
46分
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金(ジン)らに酷い働かされ方をされる金鉱の労働者たちに、朱開山(ジュー・カイシャン)は皆で金を持ち逃げしようと呼びかける。三男・朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)は春和盛で商売の才能が花咲き始める。長男・朱伝文(ジュー・チュアンウェン)が回復し始めると、張金貴(ジャン・ジングイ)は策をめぐらせ、朱伝文を鮮児(シェンアル)から遠ざける。糧(リャン)は絶望した鮮児を励まし、朱伝文の後を追わせる。
46分
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朱伝文(ジュー・チュアンウェン)を追う道中、鮮児(シェンアル)は旅芸人たちに出会って劇団に入れてもらい、小秋雁(シャオチウイェン)の芸名をもらう。帳場を任された朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)は難客を上手にさばき、夏元璋(シャー・ユアンジャン) は彼の評価をさらに高める。鉱山で働く朱開山(ジュー・カイシャン)は、金の持ち逃げを単独で企てる大金粒(ダージンリー)を制止するが、大金粒は忠告を聞かず実行に移す。
46分
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大金粒(ダージンリー)は命を落とし、金鉱の労働者への迫害も深刻化する中、朱開山(ジュー・カイシャン)は組織的な脱出の早期決行を焦るが、まだ機が熟さないと思いとどまる。鮮児(シェンアル)は小秋雁(シャオチウイェン)として観客から好評を得る。自宅よりも値が張る高級人参を盗み食いした次男・朱伝武(ジュー・チュアンウー)は店から追い出され、家出する。朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)は借金の取り立てを任され失敗する。
46分
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借金の取り立ては夏元璋(シャー・ユアンジャン)が朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)を育てるための演技だった。夏元璋はさらに宴席に朱伝傑を連れて行き宴席の振る舞いを教える。役者として名が売れた鮮児(シェンアル)は大富豪の陳五爺(チェン・ウーイエ)に夜伽を求められ、断ると団長が縛られて殺されかける。団長を救うため止むなく夜伽を受け入れた鮮児は朱伝文(ジュー・チュアンウェン)に合わせる顔もなくなり、これ以上劇団に迷惑をかけまいと、失意のまま1人関東を目指す。
46分
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鮮児(シェンアル)は過酷な環境の雪山に流れ着き、大親方と暮らす紅(ホン)に命を救われ、共に過ごすことになる。家出した朱伝武(ジュー・チュアンウー)もこの家に流れ着き、狼を狩れば留まれることになったが、雪山で凍死しかける。鮮児は瀕死の朱伝武を体温で温めて救う。朱伝武の男気に惚れた紅は彼の代わりに狼を狩り、大親方も彼を受け入れ、朱伝武は伐採場で働くことになる。金鉱では脱出を試みた労働者の死が相次ぎ、裏切り者の存在が疑われる。
46分
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雪山の伐採場を牛耳る大熊(ダーション)が鮮児(シェンアル)を連れて行こうとすると、朱伝武(ジュー・チュアンウー)は決死の覚悟で阻止する。金鉱では、朱開山(ジュー・カイシャン)が官兵と匪賊に通ずる裏切り者をそれぞれ見抜いたが、敢えて裏切り者を泳がせ逆に罠にはめる。そして裏切り者が浮上するにつれて、戦友・賀老四(フー・ラオスー)の死の真相も徐々に明らかになる。
46分
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雪山の伐採が終わる頃には、朱伝武(ジュー・チュアンウー)は兄の婚約者である鮮児(シェンアル)に想いを寄せ始めており、共に帰宅しようとするが鮮児は夜中に姿を消し、彼1人で帰る。賀老四(フー・ラオスー)の仇討ちを果たした朱開山(ジュー・カイシャン)は金を家に持ち帰る。放浪を続けた朱伝文(ジュー・チュアンウェン)も帰宅し、朱家は団らんを果たす。8年後、政権を掌握した袁世凱は清の粛清を始め、清の王族に仕えていた鮮児は、庶民を装って暮らし始めた王女・那文(ナー・ウェン)と共に屋敷から出る。
46分
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朱家は柳樹溝で農地を経営し始めていた。富豪・韓老海(ハン・ラオハイ)の娘の秀児(シウアル)は朱伝武(ジュー・チュアンウー)に好意を寄せるが、鮮児(シェンアル)を想う伝武は秀児を避ける。悲しむ娘のために、韓老海は干ばつで水不足に悩む朱開山(ジュー・カイシャン)に水を恵む代わりに、伝武と秀児の結婚話を取り付けようとする。王女・那文(ナーウェン)と共に鮮児は叔父のいる柳樹溝へ向かうが、朱家に露呈しないよう秋鵑(チウジュアン)という偽名を使う。
46分
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干ばつによる水不足で農作物が危機的状況になると、朱開山(ジュー・カイシャン)の持病が再発する。朱開山を心配し、朱伝武(ジュー・チュアンウー)の気も引きたい秀児(シウアル)は、父親の韓老海(ハン・ラオハイ)の同意を得ずに水を提供する。怒った韓老海が犯人捜しを始めると、伝武は秀児を庇うために自分がやったと名乗り出る。事が露呈すると、朱開山は秀児を気に入り伝武との結婚を許すが、伝武は嫌がり家から出て行こうとする。
46分
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秀児(シウアル)との結婚を断食して拒む朱伝武(ジュー・チュアンウー)に、朱開山(ジュー・カイシャン)は無理矢理食糧を流し込んで結婚も受け入れさせ、韓老海(ハン・ラオハイ)から水が供給される。鮮児(シェンアル)が仕える那文(ナーウェン)の叔父は没落し、いつまでも養えないため那文に見合いをさせる。この見合い話は夏元璋(シャー・ユアンジャン)経由で朱家に行く。鮮児を長年待ち続ける朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は乗り気でなかったが、朱開山(ジュー・カイシャン)は強引に押し通す。
46分
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朱伝文(ジュー・チュアンウェン)と那文(ナーウェン)は見合いで意気投合し、結婚がまとまる。結婚相手の名を聞いた鮮児(シェンアル)は青ざめ、挙式を見届けて立ち去ろうとするが、朱伝武(ジュー・チュアンウー)に見つかって朱家に引き入れられる。伝文は鮮児との結婚を望むが、既に那文を迎えたため筋が通らず、朱開山(ジュー・カイシャン)は許さない。鮮児は伝文の幸せを望んで身を引き、朱開山は彼女にカネを持たせるが、納得のいかない伝武は近くの森小屋に鮮児を住ませ、自分も住み込む。
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鮮児(シェンアル)が去った後、結婚した朱伝文(ジュー・チュアンウェン)と那文(ナーウェン)は仲睦まじく暮らし、農作業も家事もできない那文は空家を利用して子供たちに読み書きを教え始める。朱伝武(ジュー・チュアンウー)は森小屋で鮮児(シェンアル)へ想いを告白するが、鮮児は劇団で穢された過去を打ち明けて拒む。伝武が鮮児の過去もすべて受け入れようと彼女に抱き着くと、伝武を怪しんで森まで追って来た朱開山(ジュー・カイシャン)が現れる。
46分
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鮮児(シェンアル)が長男と次男の命の恩人であることを理解した朱開山(ジュー・カイシャン)は、鮮児を朱家の娘に迎えて伝武(チュアンウー)を黙らせる。疫病を患った日本人の子供・一郎が、日本人によって焼き殺されかけていたところ、秀児(シウアル)は彼を助けて朱家に連れて帰る。伝文(チュアンウェン)や村人たちは一郎を追い出そうとするが、朱開山と伝武は彼を受け入れる。文(ウェン)氏と秀児の看病で疫病は完治するも、一郎の両親は帰国していたため、朱家は四男として彼を迎え入れる。
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朱伝武(ジュー・チュアンウー)と秀児(シウアル)の挙式を祝いにやってきたのは、かつて鮮児(シェンアル)が所属した劇団だった。鮮児は昔の仲間たちと共に踊り、伝武の結婚を祝う。伝武は秀児に物語を聞かせ、楽しそうに初夜を過ごすが、全て演技だった…。明け方、伝武は鮮児を連れて家を抜け出す。翌朝、伝武の失踪を知った秀児の父・韓老海(ハン・ラオハイ)は大勢を引き連れて朱家に押し寄せる。
46分
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朱家は韓老海(ハン・ラオハイ)に滅茶苦茶にされ、秀児(シウアル)は井戸に身を投げるが一命を取り留める。夏元璋(シャー・ユアンジャン)は巧雲(チャオユン)と再婚し、かつて商売で敵対した呉(ウー)から資金の後ろ盾を得て、佟(トン)の高級人参を預かる代わりに銀貨2000枚を渡す。順風満帆に見えたが、朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)が高級人参を偽物だと見抜き、“騙された”夏元璋は呉の目の前で人参を“焼く”。一郎が誕生日を迎えた日、彼の生存を聞きつけた実の両親が日本から迎えに来る。
46分
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人参で夏元璋(シャー・ユアンジャン)を騙した佟(トン)は、裏で呉(ウー)と繋がっていた。人参を“焼いた”場面を目撃した呉は、佟に人参を引き取りにいかせ、さらにカネを騙し取ろうとするが、人参を焼いた“ふり”をしていた夏元璋は2人を手玉に取り、逆に銀貨2000枚分の利子を勝ち取る。娘を蔑ろにされた韓老海(ハン・ラオハイ)の朱家への報復が続く中、朱家の小作人たちも反抗的になり、朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は手を焼いていたが、朱開山(ジュー・カイシャン)は陰で伝文を助ける。
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豊作を控えた朱家の煙草が韓老海(ハン・ラオハイ)一味に荒らされるが、もし捨てられたのが自分の娘なら同じように相手に報復するだろうと考えた朱開山(ジュー・カイシャン)は怒りに耐えて、韓老海を宴席に招き、気が触れた秀児(シウアル)に医者を手配する。家出した朱伝武(ジュー・チュアンウー)は鮮児(シェンアル)と共に、かつて雪山で世話になった大親方の元を訪れ、筏(いかだ)流しの仕事をしていた。
46分
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筏(いかだ)の上で病におかされた鮮児(シェンアル)は服薬を拒むが、朱伝武(ジュー・チュアンウー)が口移しで強引に飲ませる。同僚たちが病の伝染を恐れると、今度は鮮児が河に飛び込むが、またも朱伝武が彼女を水中から救い出す。朱家では農作業のために臨時工を雇おうとするが、韓老海(ハン・ラオハイ)が賃金を引き上げたため誰も来ない。すると朱伝文(ジュー・チュアンウェン)の妻・那文(ナーウェン)が機転を利かせて解決する。
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筏(いかだ)が目的地に到達し、朱伝武(ジュー・チュアンウー)は賃金を受け取るが、大親方は道中で被弾していた。労働力を確保した朱家は豊作の見込みが立ち大いに喜ぶ。伝武に逃げられた秀児(シウアル)は朱家を手伝うようになり笑顔が戻っていたが、韓老海(ハン・ラオハイ)は自分が恥をかくため、秀児に朱家に行かないよう命じる。アヘンに毒された夏元璋(シャー・ユアンジャン)に、邵(シャオ)から松茸の取り引きが舞い込むが、朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)はリスクが高いと忠告する。
46分
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夏元璋(シャー・ユアンジャン)は松茸の取り引きで全財産を失う。筏の大親方は被弾が原因で息を引き取る。朱伝武(ジュー・チュアンウー)は鮮児(シェンアル)にブレスレットを渡して求婚し、鮮児も受け入れる。しかし馬賊の襲撃にあって伝武は川で被弾したまま行方不明になり、鮮児は彼の墓を作るが、伝武は死んでおらず馬賊に拾われる。鮮児はその後、かつて雪山で共に過ごした紅(ホン)と再会する。農作物で稼いだ朱家は山賊に狙われ、朱伝文(ジュー・チュアンウェン)がさらわれる。
46分
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朱開山(ジュー・カイシャン)は山賊を罠にはめ、韓老海(ハン・ラオハイ)の差し金だったことが判明する。夏元璋(シャー・ユアンジャン)はアヘンで中毒死する間際、娘の玉書(ユーシュー)を朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)に託す。散兵が朱家と韓家を襲い、朱開山は火災から韓老海を救出し、わだかまりは解ける。火災で家を失いハルビンへ向かう朱家に、韓老海は娘の秀児(シウアル)を託す。俗世に疲れた鮮児(シェンアル)は山賊の頭領・震三江(ジェン・サンジャン)に気に入られ、山に入り副頭領になる。
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朱家はハルビンで山東料理店と問屋を開くが、そこは熱河(ねっか)人の潘五爺(パン・ウーイェー)の縄張りだった。この地域の山東人たちは義和団の英雄・朱開山(ジュー・カイシャン)の到来に巻き返しを期待するも、開店の祝宴で低姿勢を貫く朱開山は出席者に腰抜けだと思われるが、潘五爺だけは朱開山の殺気を見抜いていた。馬賊に拾われた朱伝武(ジュー・チュアンウー)は大尉中隊長に昇進し、一晩だけ帰宅するも翌朝には出発し、指一本触れられなかった秀児(シウアル)は悲しむ。
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鮮児(シェンアル)は副頭領として山賊を義賊らしく振る舞わせ、掟を破った者は容赦なく銃殺していた。こうした中、頭領の震三江(ジェン・サンジャン)がハルビンでロシア兵に捕まると、鮮児は彼を探しにハルビンを訪れ、朱家の料理店にたどり着く。久々の再会を果たしたものの、朱伝武(ジュー・チュアンウー)が死んだと思っていた鮮児はすぐに立ち去る。捕らわれの震三江に温かい食事を提供した朱家に、震三江はロシア人が強奪した財産のありかを朱家に伝える。
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震三江(ジェン・サンジャン)から聞いた情報で財産を得た朱家は、その財産で震三江を死刑から救い、彼は山へ帰還する。熱河人に馬鹿にされ続けた劉(リュウ)家の息子・劉根(リュウ・ゲン)が、復讐を果たすべく入隊し、朱伝武(ジュー・チュアンウー)の部下になる。潘五爺(パン・ウーイェー)は朱家の料理店に幾度となく難癖をつけるが、朱開山(ジュー・カイシャン)は知恵を働かせて切り抜ける。朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)は仁義を見せた行商人・張朶爺(ジャン・ドウイェー)の養子になる。
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潘五爺(パン・ウーイェー)は敢えて馬肉を安く売り、儲けを重視した朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は牛肉と偽って馬肉を料理し、信用を失う。朱開山(ジュー・カイシャン)は信用を挽回するため一戸一戸謝罪に回り、潘家にも訪れて潘五爺と一局差し、汚い手口を皮肉る。夫に指一本触れられなかったと那文(ナーウェン)が秀児(シウアル)を馬鹿にすると、文(ウェン)氏は妊娠を偽るよう秀児に入れ知恵する。
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鮮児(シェンアル)は三江紅(サンジャンホン)を名乗り、悪徳富豪の高(ガオ)家に役者として潜入し、震三江(ジェン・サンジャン)の山賊一味を引き入れて襲撃に成功する。これによって山賊は朱伝武(ジュー・チュアンウー)が属する軍の襲撃を受けるが退ける。朱伝武は酒商人を装い、山賊の拠点に潜入する。朱家の店はたびたび潘五爺(パン・ウーイェー)の嫌がらせを受けるが、嫌がらせを行った者に誠意を見せて乗り切り、次々と新しい料理も研究して繁盛していく。
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朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)は行商中に、潘五爺(パン・ウーイェー)の指示を受けた天外天に襲撃されて重症を負う。山賊の拠点に潜入した朱伝武(ジュー・チュアンウー)を鮮児(シェンアル)は一目で兵士だと見抜き、彼を捕らえる。その後2人は互いの正体を知り、頭領の震三江(ジェン・サンジャン)は伝武を山賊に引き込もうとして失敗、彼を処刑しようとすると、鮮児は彼を逃がしてしまう。鮮児に代わって震三江が朱伝武にブレスレットを返そうと街に出ると、店をたたもうとしていた朱家に行きつく。
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震三江(ジェン・サンジャン)は、かつて釈放されたのは朱開山(ジュー・カイシャン)のお陰だと知り、その後酒を調達中に官兵に捕まる。鮮児(シェンアル)が震三江を助けに街へ向かうと朱伝武(ジュー・チュアンウー)に会い、伝武は彼女をかくまい、劉根(リュウ・ゲン)を直属の部下に抜擢して彼女の世話を頼む。一度は店をたたむと決めた朱開山(ジュー・カイシャン)だったが、店に来た潘五爺(パン・ウーイェー)に挑発されて店の継続を決める。
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劉根(リュウ・ゲン)は義兄弟2人と共に潘五爺(パン・ウーイェー)の織物店に放火する。朱伝武(ジュー・チュアンウー)は震三江(ジェン・サンジャン)から鮮児(シェンアル)に贈ったブレスレットを受け取り、彼の脱獄を成功させる。鮮児と共に山に戻った震三江は、2度も命を救ってくれた朱家に嫌がらせを続ける潘五爺(パン・ウーイェー)を敵と見なす。朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)は行商中に、天外天に再度襲われそうになるが、震三江から受け取った鞭を天外天に見せて危機を切り抜ける。
46分
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震三江(ジェン・サンジャン)は潘五爺(パン・ウーイェー)の行商人を襲い始める。朱伝武(ジュー・チュアンウー)が属する軍は震三江の討伐に駆り出されるが、賊討伐から派閥争いに方針転換した上層部の意向で、途中で引き返す。劉根(リュウ・ゲン)は潘五爺の息子を誘拐し、義兄弟2人に身代金を渡して逃亡させ、劉家の息子は釈放し、自分だけ軍に戻る。秀児(シウアル)に妊娠を装わせていた文(ウェン)氏は、今度は流産を装わせて、那文(ナーウェン)と玉書(ユーシュー)に家事の分担を求める。
46分
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逃走中の義兄弟2人は捕まり、警官に放火と誘拐の証拠をつかまれた劉根(リュウ・ゲン)は自決、劉根の父親は正気を失う。朱伝武(ジュー・チュアンウー)は郭松齢(グオ・ソンリン)に引き抜かれ、護衛隊の副隊長になる。震三江(ジェン・サンジャン)に行商ルートを全て潰された潘五爺(パン・ウーイェー)ら熱河人は、朱家から入荷せざるを得なくなる。潘五爺は腹いせに、朱家の料理店に毒が盛られて死者が出たように装うが、朱開山(ジュー・カイシャン)に見破られる。
46分
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数々の悪事が裏目に出て、潘五爺(パン・ウーイェー)は窮地に陥る。郭松齢(グオ・ソンリン)は、日本軍と結託したと張作霖(ジャン・ズオリン)を批判し、張に弾圧される。劣勢に立たされても郭を裏切らなかった朱伝武(ジュー・チュアンウー)は追われる身となり、朱家の料理店にも捜索が入る。伝武は震三江(ジェン・サンジャン)に“さらわれる”が、山に追手が来たため、伝武は山賊を巻き込まないよう捕らわれ、忠義を買われて張作霖の子・張学良(ジャン・シュエリャン)の護衛副官となる。
46分
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朱家の山東料理店が拡張するほど繁盛する中、那文(ナーウェン)の分家の企みを察知した朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は、彼女を“こらしめる”。劉根(リュウ・ゲン)の父親は正気を取り戻すが、無駄な争いを避けたい朱開山(ジュー・カイシャン)は潘五爺(パン・ウーイェー)に和解を持ちかけるが、潘五爺はどちらが北の地から希少薬材を持ち帰るかという全財産を注ぐ賭けを持ちかける。朱開山は賭けに応じ、朱家からは朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)が、潘家からは潘五爺の息子が北に向かった。
46分
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貨物を持ち帰る道中、震三江(ジェン・サンジャン)は朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)の行商隊を天外天の襲撃から守り切り、命を落とす。戦いで多くの仲間が犠牲になり、震三江一味を敵に回してしまった天外天は、潘五爺(パン・ウーイェー)の息子を射殺して荷を奪う。朱開山(ジュー・カイシャン)は潘五爺との賭けに勝つが、財産を要求しないばかりか、自分の息子たちを潘五爺の養子とする。潘五爺は遂に改心し、山東人と熱河人は団結する。
46分
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時は過ぎ1928年、朱開山(ジュー・カイシャン)は文(ウェン)氏と朱伝文(ジュー・チュアンウェン)を連れてハルビンから山東に帰省し、実家を修繕し、将来の自分たちのために親の墓も拡張させた。そして日本軍が東北地方を侵攻する未来を想定し、いずれ山東に戻って店を開く構想を朱伝文に伝える。一方、ハルビンでは成人した亀田一郎が現れ、朱家の料理店に立ち寄り、命の恩人である秀児(シウアル)と再会を果たしていた。
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朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)は潘家の家業を継いだ潘五爺(パン・ウーイェー)の甥・潘紹景(パン・シャオジン)と共に、近隣の山東人と熱河人を団結させて投資を呼びかけ、自らも朱家の料理店を抵当に入れて借金し、“山河”炭鉱を始めようとしていた。山東から戻って来た朱開山(ジュー・カイシャン)が反対すると、自分は投資していないと嘘をつくが、朱開山は不吉な予兆を感じていた。朱伝傑と潘紹景は炭鉱の利権をめぐって、日本の政府や軍と関わりを持つ森田財閥と競うことになる。
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炭鉱のために店を抵当に入れたことが朱開山(ジュー・カイシャン)に露呈し、朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)と玉書(ユーシュー)は朱家から追い出される。一郎は改めて朱家を訪問し、天津で経営している商社のハルビン支社を開設しにきたことを明かす。一郎の忘れ物を、彼の宿泊先のホテルに届けた秀児(シウアル)は初めてのワインに酔い、一郎に介抱される。朱家を追い出された伝傑は鉱業庁の許可を取り付けられず、行き詰まって高熱を出していた。
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鉱業庁の姚(ヤオ)庁長が朱家の料理店を視察に訪れ、朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)と潘紹景(パン・シャオジン)が主導する山河社が炭鉱の利権を日本企業と争っていると知った朱開山(ジュー・カイシャン)は考えを一転し、中国の資源を他国に渡すまいと全面支持を表明。朱伝傑と潘紹景は山東の富豪・黄(フアン)から不足分の資金を取り付ける。一方、一郎に告白された秀児(シウアル)は表向きには拒みつつも、身なりに気を遣うようになり、一郎に借りた上着も返さずに保管していた。
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山河社の社長に朱開山(ジュー・カイシャン)、副社長に朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)と潘紹景(パン・シャオジン)が就任する中、朱家の長男であるにも関わらず蚊帳の外となった朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は不満を爆発させる。姚(ヤオ)庁長と山河社に出し抜かれた森田の教え子の尾崎は、炭鉱の付近で日本の関東軍による軍事演習を組織して採掘を邪魔する。こうした中、朱伝武(ジュー・チュアンウー)が属する張学良(ジャン・シュエリャン)の東北軍は、陣地を築いて関東軍の様子をうかがっていた。
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日本の関東軍の真の目的は、炭鉱採掘の邪魔ではなく張学良(ジャン・シュエリャン)の東北軍の出方をうかがうことだった。両者のにらみ合いが続く中、東北軍が増兵すると関東軍は撤退し、山河社の採掘は数ヶ月にわたって好調を維持する。森田は炭鉱をあきらめず、満州鉄道の本数を減らして採掘した石炭を運べないように邪魔を始め、一郎を使って朱家を崩壊させようと企む。一郎は秀児(シウアル)に再度告白するが、朱家の恩に背くと考えた秀児は拒みつつも、心は揺れ動いていた。
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朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は一郎に、日本人のコネクションを使って満州鉄道との交渉を頼む。一郎は森田に満州鉄道との交渉を頼み、石炭の輸送問題は解決するが、森田は一郎に、この交渉に森田が絡んでいたことを朱家に言わないよう念を押す。問題の解決に貢献した朱伝文は炭鉱の業務に関わりたがったが、朱開山(ジュー・カイシャン)は“料理店と問屋こそが朱家の礎だ”と朱伝文を諭す。
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三江紅(サンジャンホン)として日本人の銀行を襲った鮮児(シェンアル)は死刑を宣告されるが、山賊の仲間と朱伝武(ジュー・チュアンウー)が彼女を救出して朱家に連れて来る。朱開山(ジュー・カイシャン)は、かつて伝武と鮮児の結婚を認めなかったことを後悔し、伝武は鮮児を妾として娶ることになり、鮮児は山で退任の儀式を行う。山河炭鉱は新たな設備導入のために、一郎に投資を呼びかける。森田は朱家に怪しまれないよう、この投資を一郎名義で行う。
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鮮児(シェンアル)は儀式を終えた後、官軍に襲われ再び流浪の身となる。森田は鶴鳴(かくめい)会に“中国の企業に巨額を投資し日本を裏切った”という名目で一郎を襲撃させ、さらに襲撃現場に現れて一郎を救い、日中友好をうたう。これ程大きな額を一郎が投資できるはずがなく、一連の出来事を森田による陰謀だと朱開山(ジュー・カイシャン)は怪しむが、姚(ヤオ)庁長の助言もあって投資を受け入れる。その後、朱開山と朱伝武(ジュー・チュアンウー)は一郎と秀児(シウアル)の結婚に同意する。
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一郎名義で山河社の株の3割を手に入れた森田は、5割超えを目指して満州鉄道の輸送費を釣り上げ、他の株主の撤退を促す。朱伝武(ジュー・チュアンウー)は張学良(ジャン・シュエリャン)に解決を求めるが、南京政府が日本との開戦を望まず動けずにいた。山河社の乗っ取りに踏みとどまる一郎に、森田は朱開山(ジュー・カイシャン)への厚遇を約束して、一郎が中国国籍に帰化していたと嘘をつかせる。一方、朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は朱開山の指示で、天津で一郎の資金源を調べていた。
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朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は一郎の資金源が森田物産から来ていたことを突き止めるが、鶴鳴会の暴力に屈し、家族への厚遇と自らの地位向上を約束に森田に買収され、朱開山(ジュー・カイシャン)に嘘をつく。一郎の資金源と国籍変更を信じた朱開山は、一郎が5割超えの株式を保有することを認める。森田はすかさず山河炭鉱を乗っ取り、宴席を設けて自らが社長となり、朱家の面々を取締役に任命する。朱開山は席上で、握手を装って森田の手を握りつぶす。朱伝文は帰宅後も嘘をつきとおす。
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一郎は朱家に裏切り者と罵られ、秀児(シウアル)も朱家に戻る。裁判所が日本人の息のかかった長官の圧力を受ける中、森田に乗っ取られた炭鉱を取り戻すには、一郎が森田のカネを使って株を買ったことを証明する必要がある。姚(ヤオ)庁長は、森田が一郎に巨額のカネを振り込んでいたことを突き止めるが、そのカネを株の購入に使った“証拠”はつかめずにいた。その後、朱伝文(ジュー・チュアンウェン)の嘘を突き止めた朱開山(ジュー・カイシャン)は怒りと心労で倒れる。
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一郎は“証拠”を朱家に渡したのち、自害する。長男の朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は意識を取り戻した朱開山(ジュー・カイシャン)に殺されかけ、森田を頼る。日本の関東軍は満州の占拠に乗り出すが、張学良(ジャン・シュエリャン)が率いる東北軍は南京政府の意向で戦わず撤退を繰り返す。こうした中、朱伝武(ジュー・チュアンウー)は撤退命令に背いて自らの連隊を率い、山賊を率いて駆けつけた鮮児(シェンアル)と共に関東軍の進攻に抗う。
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朱家は法廷で炭鉱の権利を勝ち取るが、日本に占領されつつある情勢下では法律上の勝利など無意味だった…。こうした中、朱伝武(ジュー・チュアンウー)と鮮児(シェンアル)は、ハルビンまで押し寄せた関東軍と決戦に挑む。一方、朱開山(ジュー・カイシャン)は朱伝傑(ジュー・チュアンジエ)に、森田の手に渡る前に炭鉱を爆破させる。怒った森田が兵士を率いて朱家に押しかけ、その正体と本性を明かすと、家族への厚遇を条件に森田に協力していた朱伝文(ジュー・チュアンウェン)は、ある行動に出る。
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