張禧嬪 チャン ・ ヒビンデジタルリマスター版

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韓国

張禧嬪 チャン ・ ヒビン
デジタルリマスター版

全 100 話 /   60 分

キム・ヘス×チョン・グァンリョル×パク・ソニョン×ソン・イルグク出演,話題と実力を兼ね備えた3大スターを主軸とした歴史ドラマの最高峰!
内容
現在50話まで公開
時は17世紀李朝 韓国史上三大妖婦の一人として名高い張禧嬪の愛憎と野望の物語の幕開け 派閥争いが絶えない宮廷に,南人派の東平君と荘烈王后の後ろ盾を経て,ある女官が入宮する。彼女の名はチャン・オクチョン(キム・ヘス、後の張禧嬪)。彼女は生まれながらの美貌と才識により,19代国王 粛宗(チョン・グァンリョル)に見初められ,正妃である仁顕王后(パク・ソニョン)を差し置いて王の寵愛を一身に受ける。それを快く思わない西人派と粛宗の母である明聖王后(キム・ヨンエ)は,画策によりオクチョンを宮廷から追い出してしまう。しかし,愛し合う二人は密通を重ね,やがてオクチョンは王子を身ごもる。それを知った西人派は暗殺を謀り,その刺客の襲撃により彼女は命を失いかけ,王子は流産してしまう…。引き裂かれ,打ち砕かれた愛は,復讐にまみれた野望へと変貌し,彼女を変えていく… 明聖王后の崩御とともにオクチョンは再入宮を果たし,再び王の寵愛を得たオクチョンは世継ぎを産み,その母として君臨する。禧嬪の称号を得ると権力と栄華を欲しいままに,正妃の座をも手に入れようと野望をたぎらせていく…。

【みる!ポイント】
決して高い身分ではなかったにもかかわらず、どのようにして朝鮮三大悪女と呼ばれる“チャン禧嬪”となったのか…
「そこまでするのか」と驚くこと間違いなし!
詳細

ジャンル

韓国ドラマ,歴史・時代劇
評価 3.50 点     (   韓ドラ大辞典  )
レーティング ALL  ( G )
制作年 2002年作
 
監督 イ・ヨングク
ハン・チョルギョン
脚本 カン・テワン
出演者


Licensed by KBS JAPAN.©2002 KBS All rights reserved.
エピソード
レビュー (8)
[  1 話 ]  王と大妃

朝鮮第19代国王 粛宗(スクチョン)の妻、王妃・仁敬(インギョン)王后が若くし崩御した。大妃(テビ)(明聖(ミョンソン)王后:粛宗の母)は粛宗に王妃の死を知らせぬばかりか、国葬をも簡単に済ませろと命じ、これを知った粛宗は、大妃の冷たい言動に心が離れていく。王妃の死は、派閥争いに揺れる朝廷にも大きな影響を及ぼした。大妃と結びつき朝廷内で勢力を伸ばす西人(ソイン)派に対し、これを阻止したい南人(ナミン)派は、王族の一人である福善(ポクソン)君とともに謀反の準備を進める。しかし、この動きに気づいた西人派キム・ソクチュは、これを機に南人派の追放を企てる…。
 1時間 2分
[  2 話 ]  謀反

謀反をたくらむ南人派は、貿易で巨万の富を築いたオクチョン(後のチャン・ヒビン)の伯父チャン・ヒョンに資金を提供するよう話を持ちかける。両班(ヤンバン)にたかられるだけの地位の低い立場から抜け出したいチャン・ヒョンは、提供を決意し、オクチョンもこれに同調する。一方、王室では粛宗と大妃の対立が本格化するなか、南人派による謀反の噂が飛び込んでくる。王権を揺るがす行為に怒った粛宗は、叔父である西人派のキム・ソクチュを呼び出し、制裁に向け秘密の約束を交わす…。
  59分
[  3 話 ]  名もない出会い

兄のように慕った福善(ポクソン)君の処刑を躊躇しながら決行した粛宗。これにより朝廷では南人派が失速し、これまで潜んでいた西人派が復権してくる。その中に後の王妃の父となるミン・ユジュンもいた。瞬く間に朝廷を手中に収めた西人派は、勢力を固めようと粛宗に継室を迎えるよう迫る。その頃、謀反事件の連座から命からがら逃げ出したオクチョンは、伯父の処刑を目の当たりにし、人生の賭けに出ることを決意する。そこで、チョ・サソクに助けを求めに行くが、その途中、粛宗の一行と出くわし…。
 1時間 2分
[  4 話 ]  粛宗の継室

大妃は、粛宗に婚礼を命ずる。その妃候補の中からミン・ユジュンの娘に白羽の矢が立つ。しかし娘が王妃になれば臣下と王の板ばさみとなって苦しむことを知っているミン・ユジュンは積極的になれない。一方、大王大妃(テワンテビ)(荘烈(チャンニョル)王后:粛宗の曾祖母)は婚礼による西人派勢力の拡大を阻むため、粛宗に別の女をあてがうよう進める。大王大妃は東平(トンピョン)君の母である郡夫人に粛宗の心を奪う娘を捜すよう依頼する。ちょうどそこへ女官になることを決意したオクチョンが郡(クン)夫人(プイン)を訪ね…。
 1時間 2分
[  5 話 ]  華咲いて

オクチョンを通じて権力への野望を実現しようと考える東平君は、懇意にしている芸妓スクチョンにオクチョンの手ほどきをさせる。一方、大妃は、ミン・ユジュンの娘を一目で気に入り、王妃に内定する。婚礼の準備が着々と進められるなか、大王大妃は密かにオクチョンを宮殿に呼び入れようとする。郡夫人から「飼いならされていない野生馬のような女」と聞いて、粛宗を虜にする女に違いないと大いに期待を寄せる。しかし、聡明だが我の強いオクチョンのことを気に入らず、追い返せと言い放ち…。
 1時間 2分
[  6 話 ]  心を下さい

危機を乗り越えて、ようやく女官になったオクチョン。宮殿で迎える初めての夜、お忍びから戻った粛宗と運命的な再会を果たす。宮殿に入って早々に手つきとなったオクチョンに大王大妃は満足してほくそえむ。同じ頃、王妃選びの儀式を経て王妃に決まったミン・ユジュンの娘(仁顕王后)も入宮し、大妃に世継ぎの期待をかけられる。しかし、婚礼よりも政事に没頭したい粛宗は、民心を忘れ婚礼準備に浮かれる臣下たちに腹を立て、ついに宣戦布告にも等しい戸布法の施行を命じる…。
 1時間 2分
[  7 話 ]  使命の婚礼

戸布の件で粛宗のもとへ向かった大妃は、粛宗の帰りを朝まで待ち続けた。このことにより、粛宗にお手つきの娘がいることを知った大妃は激怒する。一方、オクチョンと出会い、初めて安らぎを感じた粛宗は、厳格さばかりを重んじ、何もかも指図しようとする大妃をうとましく思うようになる。やがて迎えた婚礼の日。ミン・ユジュンの娘は世継ぎの期待を背負い王妃となった。そして、婚礼の夜。王妃とオクチョン、2人の女がそれぞれ粛宗を待ちわびるなか、粛宗が向かったのは…。
 1時間 0分
[  8 話 ]  一人の夜

粛宗が王妃のいる中宮殿へ向かったと聞いて、オクチョンは大きく落胆する。しかし、王妃に対し、粛宗は「想いを寄せている女性がいる」と告白し、結局、粛宗は王妃をおいてオクチョンの元へと向かう。王妃が一人で初夜を過ごしたという噂は瞬く間に宮殿中に広がった。粛宗を虜にする女官が南人派側の人物であると知った大妃と西人派は危機感を募らせた。そんななか、王妃が執り行う儀式“朝会(チョフェ)”が行われるが、参加資格のないオクチョンが朝会の式場へ向かった…。
 1時間 1分
[  9 話 ]  寵愛と反感

身分不相応に王妃のもとへ挨拶に向かったオクチョンは、大妃により中宮殿から引きずり出される。就善堂(チソンダン)でオクチョンを待っていた粛宗は、傷だらけで戻ったオクチョンを見て激怒し、王妃を叱りつける。朝廷や大妃に対する反発も重なり粛宗は、オクチョンのもとに入り浸るようになる。その様子を見て、王妃を通じて粛宗を操る目論みが見事にはずれた西人派は、粛宗と王妃を結び付けるため、戸布法の受け入れを承諾する代わりに王妃との床入りを上奏するが…。
  59分
[  10 話 ]  追放

床入りまで台無しにされたことに激怒した大妃は、ついにオクチョンを追放する決意を固め思案を巡らせる。一方、すっかりオクチョンに心を奪われた粛宗。お手つきとなった彼女を側室に上げるのは当然の権利だとして辞令を下そうとする。西人派と共にそれを反対するかに見えた大妃だが、しばらく待てば側室の辞令を許可すると言い、それまでの間に住まいまで与えようというのだ。あまりの気前の良さに陰謀のにおいを嗅ぎ取った大王大妃はただオクチョンの行く末を懸念する…。
 1時間 2分
[  11 話 ]  罪人の身

王妃を誹謗した罪で宮殿から追い出され、正体不明の男たちによって山奥へ連れていかれたオクチョン。知らせを聞いた大王大妃は瞬時に大妃の策略と直感し、粛宗のもとに駆けつけて大妃の横暴を訴える。粛宗は大妃に理由を問いただし、大殿の内侍トゥギョンに命じてオクチョンの行方を調べさせる。一方、邪魔者を追い出した大妃と西人派は、王妃懐妊に向け本格的に力を注ぎはじめる。その頃、オクチョンは危機一髪でヒジェに助けられ、山寺に身を寄せていたが、無実の罪で宮殿を追い出された現実に耐え切れず…。
 1時間 2分
[  12 話 ]  可能性

せっかく定めた床入りがまたもや失敗に終わり、大妃の怒りが再びオクチョンに向けられる。粛宗が内侍たちを使ってオクチョンを捜していると聞いた大妃は、粛宗の手の届かないところへオクチョンを追いやるよう、キム・ソクチュに命じる。間もなく内侍トゥギョンがオクチョンの居場所を突き止め、自殺未遂を起こして寝込むオクチョンの近況を粛宗に伝える。いても立ってもいられなくなった粛宗は内侍の反対を押し切って山寺へ向かうが、すでにソクチュの手下に荒らされたあとだった…。
 1時間 2分
[  13 話 ]  捨てられて

命からがら山寺から逃げ出したオクチョンは、東平君の家に身を寄せる。オクチョン誘拐に失敗した西人派は、背後でオクチョンをかばう何者かの存在に気づき、探しはじめる。一方、オクチョンを目の前で再び連れ去られた粛宗は、恋しい思いを抑えきれず、東平君を訪ねる。粛宗は「オクチョンに会いたい」と本音を吐露するが、東平君は粛宗の決意の固さを見極めるまではと、離れにかくまうオクチョンのことは最後まで口に出さない。しかし、粛宗が家に来ていると聞いたオクチョンは慌てて外に飛び出し…。
 1時間 2分
[  14 話 ]  賭け

粛宗と王妃の仲が深まり、王室と朝廷に平和が訪れる。これを聞いた東平君は、もはやオクチョンに用はないと家から追い出そうとするが、オクチョンのある一言から粛宗の本心を読み取って郡夫人を宮殿へ送り、賭けに出る。郡夫人が大王大妃にオクチョンの居場所を告げているところへ粛宗がやってくるが、「会ってみるか?」と問う大王大妃に対し、粛宗はオクチョンを「罪人の身」といい、郡夫人に世話を頼んで王妃のもとへ行ってしまう。しかし、王妃と共に寝床に就いたものの、封印したはずの思い出が次々と蘇り…。
 1時間 2分
[  15 話 ]  懐妊

粛宗とオクチョンの密会がついに大妃に知られてしまう。大妃は王妃を呼んで叱りつけ、粛宗に「オクチョンだけは許さない」と怒りをぶつける。これによって粛宗と大妃の対立は本格化し、粛宗はオクチョンが追放された事件の真相を究明するため、大妃の右腕であるチェ尚宮を捕らえて尋問する。再調査が始まったことでオクチョンは再入宮への希望を見いだすが、結局、チェ尚宮から自白は得られず、再調査は暗礁に乗り上げる。再び再入宮が遠のき失望するオクチョン。その時、お腹に命が宿っていることに気づく。
 1時間 0分
[  16 話 ]  消えた望み

オクチョンの入宮をめぐり、対立しつづける粛宗と大妃。粛宗は改めて大妃を訪ね、ひざまずいて再入宮の許しを求めるが、大妃は冷酷にはねつける。2人の対立を見かねた王妃は、オクチョンを受け入れるしか解決の方法はないと考えるようになる。しかし、これを聞いた西人派は裏切り行為だと反発し、父親のミン・ユジュンに王妃の説得を求める。一方、東平君はチョ・サソクを訪ね、朝廷内にオクチョンの味方を集めはじめる。危機感を募らせた大妃と西人派は、ついにオクチョンの命を奪いに…。
 1時間 2分
[  17 話 ]  黒幕

待望の子を失い怒りが極限に達した粛宗は、ついに義禁府を動員し、オクチョンを狙った犯人捜しに乗り出す。事件の背後に大妃の影を感じていた粛宗は、わざとキム・ソクチュに事件の再調査を命じて相手の出方を探り、ついにソクチュと大妃が事件の黒幕であると確信する。その頃、チャン・ヒジェは大事な妹を脅かす犯人に怒り、裏社会を使って独自に犯人捜しを進めていた。ある日、犯人捜しを頼んだ手下から一軒の家に案内され、そこで西人派の陰謀を裏付ける土地の権利書を奪ってくる。それを見た東平君は…。
 1時間 1分
[  18 話 ]  朝廷の刷新

事件の黒幕を突き止めるため、ヒジェは犯人の家から奪った土地の権利書の背後を暴こうと奔走する。一方、朝廷ではオクチョンの再入宮をめぐる粛宗と臣下たちとの対立が膠着状態に陥り、王権の弱さを痛感した粛宗は、オクチョンの再入宮を延期する代わりに、別試(臨時の官僚登用試験)の施行を命じる。朝廷の刷新が表向きの理由だったが、本当は自分を信じ、従う臣下を得るためだった。ところが、別試の答案の中に「オクチョンを襲った犯人が朝廷にいる」と書かれた匿名の怪文書が発見され…。
 1時間 2分
[  19 話 ]  病魔

西人派の悪事を暴いた矢先、粛宗が病に倒れてしまう。粛宗を襲った病魔が先の王妃の命を奪ったものと同じ天然痘と判明し、宮中に緊張が走る。粛宗には世継ぎがおらず、朝廷では万一の時を考えてさまざまな憶測が飛び交う。東平君は下手に自分の名が取り上げられて謀反の疑いをかけられぬよう、家に閉じこもる。大妃は伝染の危険も恐れず粛宗を手厚く看病するが、粛宗の病は悪化する一方だった。その噂を伝え聞いたオクチョンは、粛宗を間近で看病したいと、宮殿に忍び込むと言い出す。
 1時間 0分
[  20 話 ]  母の願い

巫女の輿に隠れて宮殿へ潜入したオクチョン。大王大妃はオクチョンの無謀な行動を叱りつけるが、追い返すこともできず、医女に変装させて粛宗のもとへ送る。ところが、部屋に入ると看病に来ていた王妃に顔を見られてしまう。一方、粛宗を助けるため、宮外から巫女を呼び入れた大妃は、巫女のお告げに従って北斗七星を祭る七星壇(チルソンダン)を建てる。儒教を国是とする国で祭壇を築くのは掟に背くとして官僚たちが激しく反発するが、大妃は耳を貸さない。ついに、儒生まで反対に立ち上がり混乱の渦が押し寄せる。
 1時間 2分
[  21 話 ]  明聖王后の死

息子を救いたい一心で氷水を浴びつづける大妃(テビ)。そんな思いが届いたのか、粛宗(スクチョン)の病は奇跡的に快方へと向かう。回復の知らせは直ちに大妃に届けられたが、粛宗のもとへ向かおうと立ち上がった大妃はその場に倒れこみ、波瀾に満ちた人生に終止符を打つ。これにより、大妃を後ろ盾に権勢を振るってきたキム・ソクチュが失脚し、代わりに西人少論(ソインソロン)派のナム・グマンが右議政(ウイジョン)に就任する。西人(ソイン)派中心の朝廷に変化が起こるなか、王妃がオクチョンを入宮させると言い出す…。
 1時間 0分
[  22 話 ]  寂しい側室

オクチョンとの仲を引き裂くため、西人派はキム・スハンの従孫(兄の孫)を粛宗の側室として迎える。ところが、粛宗はキム淑儀(スギ)には見向きもせず、西人派のもくろみはもろくも崩れる。粛宗は孤独を埋めるように政事に没頭し、南人(ナミン)派が主張する北伐に積極的になるなど、西人派を牽制しはじめる。一方、キム淑儀がいたたまれないスハンは、粛宗の心をキム淑儀に向けるにはオクチョンを入宮させるしかないと考え、チョ・サソクを訪ねる。これを知ったキム・ソクチュは怒りに震え…。
 1時間 0分
[  23 話 ]  6年越しの再会

6年ぶりに入宮を果たしたオクチョン。西人(ソイン)派は大いに危機感を募らせるが、それをあざ笑うかのように、粛宗(スクチョン)はナム・グマンを左議政(チャイジョン)に任命し、南人(ナミン)派の主張である北方政策に力を入れる。そして、これまでの空白を埋めるようにオクチョンを寵愛し、彼女の望むままに宮殿の重要な建物である就善堂(チソンダン)を住まいとして与えてしまう。一方、オクチョンの入宮で勢いを得た東平(トンピョン)君は、次の策としてオクチョンの兄ヒジェを一人前の男にするため、懇意の芸妓スクチョンをヒジェのもとへ送る…。
 1時間 2分
[  24 話 ]  強い臣下

就善堂の件で対立する西人派と粛宗。民の暮らしには全く気を配らず、女官の追放にばかり必死になる西人派に怒りを感じていた粛宗は、決して引き下がらない。事態を収拾しようとした王妃が就善堂をあきらめるようオクチョンに忠告すると、これを絶好のチャンスと見たオクチョンは、すぐさま粛宗のもとへ赴き、宮殿を混乱させた罪を償う土下座を見せた。案の定、これを不憫に思った粛宗は、オクチョンを叱りつけた王妃に怒りをあらわにし、オクチョンのために別堂を建てると言い出す…。
 1時間 2分
[  25 話 ]  王女との対立

側室の辞令を受けて淑媛(スグォン)になったオクチョン。しかし、これに反対する臣下たちが相次いで上奏し、激怒した粛宗(スクチョン)は上奏した者たちを片っ端から罷免する。粛宗と西人(ソイン)派の距離が遠ざかる一方、オクチョンの兄ヒジェのもとには金品を持って訪ねてくる人が後を絶たない。それを見て危機感を感じたキム・イクフンは、宮外の王族で粛宗の叔母にあたる淑安(スガン)王女に助けを求める。決して本性を現そうとしないオクチョンに怒りを募らせた淑安王女は、ついにムチをもって戒めようとするが…。
 1時間 1分
[  26 話 ]  民心

オクチョンは、粛宗が賜った奴婢(ぬひ)をすべて解放させた。すると良い噂(うわさ)として瞬く間に都中に広まり、民の心は急速にオクチョンに傾いていく。焦った西人派は、王妃の懐妊を急がせるため対策を練るが、その懐妊を阻みたいオクチョンは、王妃の担当医を買収し妨害策を講じる。さらに、自分が南人(ナミン)派だから王宮で冷遇されるのだと、涙ながら粛宗に訴える。そのことで内命婦(ないみょうぶ)にまで及んだ派閥争いを知った粛宗は、南人派のチョ・サソクを吏曹判書(イジョパンソ)に任命し、西人派への風当たりを強めていった…。
  58分
[  27 話 ]  適任者

淑儀(スギ)のもとへ向かった粛宗(スクチョン)を追って淑儀の住まいに駆けつけたオクチョン。そこへ王妃から呼び出しを受け、きつく叱責される。一方、チョ・サソクが吏曹判書(イジョパンソ)に抜擢されたことで危機感を募らせた西人(ソイン)派は、サソクとオクチョンの母ユン・イレとの怪しい噂(うわさ)を広めておとしめようとする。サソクは自ら辞職を申し出るが、粛宗は逆に右議政(ウイジョン)という大役を与えた。そんななか、中宮殿に医官たちが頻繁に出入りするようになる。王妃懐妊の噂が流れ、焦ったオクチョンが医官を呼び出して問い詰めると…。
 1時間 0分
[  28 話 ]  心の病

毒入りナツメを王妃に贈り、あの手この手で懐妊を阻もうとするオクチョン。そんな時、キム淑儀が貴人(キイン)に異例の昇進を遂げる。これが王妃の要請によるものと知ったオクチョンは激怒し、祝いの挨拶を拒否する。その態度に腹を立てた貴人はオクチョンのもとに押しかけるが、オクチョンはもはや出迎えもしない。この一連の騒動を聞きつけた王妃が仲裁に入るが、反省するそぶりも見せようとしないオクチョンに堪忍袋の緒が切れ、ムチを持ち出す。すると、そこへ粛宗が現れ…。
 1時間 1分
[  29 話 ]  消えた医官

オクチョンの陰謀を嗅ぎ取った貴人(キイン)。それを王妃に話すが「噂(うわさ)に左右されるな」と、逆に叱られる。しかし、王妃は貴人を叱りつけたものの、懐疑の念がぬぐえず、事実を探るためオクチョンを呼び、例のナツメを食べるよう勧めた。同じ頃、大王大妃(テワンテビ)も内密に調べ始める。このピンチをなんとか切り抜けたオクチョンは、ヒジェに手紙を送り、事件のカギを握る医官の暗殺を指示する。その頃、朝廷では粛宗(スクチョン)が東平(トンピョン)君を恵民署提調(ヘミンソチェジョ)に任命。王族の出仕は掟に反すると西人(ソイン)派は一斉に反発するが…。
 1時間 3分
[  30 話 ]  荘烈王后の怒り

オクチョンの横暴な振る舞いに見かねた大王大妃は、オクチョンの女官チャギョンを尋問する。しかし、オクチョンの訴えを聞いた粛宗によって尋問の中止が命じられる。その頃、朝廷では重臣のキム・マンジュンが「粛宗は女に惑わされて政事を誤っている」という上奏文を提出し、怒りを買い流罪にされる。公正で賢明な君主と信じていた粛宗の変わりように大王大妃はついに寝込んでしまい、見舞いに来た粛宗をも追い返す。この話を聞いたオクチョンは就善堂(チソンダン)の庭にむしろを敷き、許しを請うが…。
 1時間 1分
[  31 話 ]  手遅れ

オクチョンが掟を破った貴人(キイン)の女官を尋問していると聞いた王妃は、就善堂(チソンダン)に駆けつけてたしなめるが、オクチョンは貴人の非を口実に一切妥協をしない。騒ぎが絶えない宮殿の現状を収拾したい大王大妃(テワンテビ)は粛宗(スクチョン)を呼び、チョ・サソクの辞職を受け入れることと、王妃の懐妊を祈るための仏堂を建てることなどを要求する。王妃のための祈願が始まると聞き、自分との境遇の差に悔しがるオクチョン。さらにもう片づいたと思っていた毒入りナツメの証拠を大王大妃が握ったとの情報が飛び込んできて…。
 1時間 3分
[  32 話 ]  沈黙

毒を処方した証拠となる帳簿を隠ぺいするため、オクチョンは内医院(ネイウォン)に医官とチャギョンを忍び込ます。しかし見回りの兵が現れたため目的を果たせず失敗に終わり、その帳簿は無念にも大王大妃のもとに届けられてしまう。オクチョンの陰謀を暴く決定的証拠を握った大王大妃。だが、なぜか何も行動を起こさない。この静けさに業を煮やし、証拠隠滅を恐れた淑安(スガン)王女は大殿へ行って事の経緯を粛宗に告げ、これを聞いた粛宗は内医院の件を再調査するように命じる…。
 1時間 2分
[  33 話 ]  死んだように生きよ

粛宗(スクチョン)の恩恵で昭儀(ソイ)に昇進したオクチョン。誇らしげに挨拶に来たオクチョンに王妃は内医院の帳簿を突きつける。決定的な証拠を前にしてもシラを切りとおし、最後は「汚名を着せるなら、いっそ殺してくれ」と懇願する。これを聞いた王妃は毒薬を用意して、子を得る機会を失う水銀か、命を失う毒薬のどちらかを飲むよう命じる。オクチョンは命を失う毒薬を選び、その代わりに証拠の帳簿を燃やすよう王妃へ願い出る。灰となった帳簿を前に毒薬を口に流し込んだオクチョンは…。
 1時間 1分
[  34 話 ]  オクチョンの罠

王妃の懐妊を阻む呪物を埋めた疑いをかけられたオクチョンに対し、真相を暴くため王妃は就善堂(チソンダン)の女官を連行し尋問を始めた。ところが、しばらく経ってオクチョンが王妃のもとを訪れ、すべては王妃の懐妊を願って行ったことだと言う。証言どおり掘り返してみると、中宮殿の殿閣の下からは、懐妊の祈願に用いられるトラの足が出てきた。これを聞いた粛宗は、すべては嫉妬に目がくらんだ王妃の過失と怒り、王妃懐妊の祈願も直ちに中止せよとの王命を下した…。
 1時間 1分
[  35 話 ]  人事改革

王妃を貶めることに成功したオクチョンは、今度はあからさまに自らの懐妊を願うようになる。王妃や大王大妃(テワンテビ)にとがめられても謝るどころか平然と言い返し、横柄さは日に日に増すばかりだった。一方、朝廷では粛宗(スクチョン)が人事改革を宣言し、西人(ソイン)派に集中する権力の解体が始まる。西人派の官僚が次々と罷免されるなか、東平(トンピョン)君は「身内の手では真の改革は難しい」と進言して粛宗の信望を得て、朝廷の人事権を手に入れることに成功する。こうして西人派の権力は少しずつ翳り…。
 1時間 1分
[  36 話 ]  千載一遇

東平君が淑安(スガン)王女の入宮を制限するよう進言したと聞き、怒った淑安王女は東平君の家に怒鳴り込む。淑安王女との対立が決定的となった東平君は西人派との正面対決を決意し、南人(ナミン)派の重鎮チョ・サソクを訪ねる。一方、これ以上東平君を放っておけないと判断した西人派の巨頭ソン・シヨルは、東平君の弾劾に立ち上がる。その時、一日も早い懐妊を願うオクチョンは10年に1度の懐妊の吉日を迎え、粛宗を迎える準備を整えていた。ところが、そこへ貴人(キイン)がやってきて大王大妃の看病を命じられ…。
 1時間 1分
[  37 話 ]  儒生たちの反乱

東平(トンピョン)君の入宮を阻止するため、全国の儒生が東平君宅に集まった。それを知った粛宗(スクチョン)は儒生たちの横暴に怒り、王の呼び出しを示す召集札を東平君へ届けたが儒生たちに阻まれる。入宮は不可能と判断した東平君はチョ・サソクを呼び、粛宗に宛てた封書を託す。そこには左議政(チャイジョン)にチョ・サソクを推挙するなど、南人(ナミン)派を中心にした新しい人事が記されていた。これを見た粛宗は大変満足し、即座に公表する。ところが、西人(ソイン)派の反発は想像以上に大きく、大臣連名の辞職届けが粛宗に突き付けられ…。
 1時間 0分
[  38 話 ]  新たな朝

夜伽(よとぎ)の最後の吉日に粛宗を迎えたオクチョンは、大きな虎が向かってくる夢を見たと粛宗に告げる。それを聞いた粛宗は喜び、別堂の建設を再開させ、オクチョンの実家に奴婢(ぬひ)100名と新しい家を授けた。その恩恵によりオクチョンの兄ヒジェが次第に頭角を現してくる。一方、西人派との対立が極限に達していた粛宗は、大臣の総辞職を差し戻すことで危機を回避し、さらに東平君の人事権も返上させて妥協点を模索する。ようやく静かな日々が訪れるが、突如 粛宗を批判する上奏文が提出され…。
 1時間 1分
[  39 話 ]  待望の懐妊

オクチョン懐妊の噂(うわさ)は瞬く間に宮中に広がった。粛宗(スクチョン)は喜びに満ちた顔で就善堂(チソンダン)に駆けつけ、「王子を産んだら王位を継がせる」とまで言いだす。オクチョンは別堂の落成式の名目で宴(うたげ)を開催したいと提案し、さらに実家の家族も招待してほしいと願い出る。これを聞いた西人(ソイン)派は大いに反発し、傍若無人に振る舞いだしたオクチョンに危機感を募らせる。そして別堂の落成式の日。文武百官、王族一同が会するなか、粛宗はオクチョンの懐妊を称える。そこへ ミン・ジヌが突然立ち上がり…。
 1時間 1分
[  40 話 ]  ヒジェの入宮

大王大妃(テワンテビ)が倒れたという知らせを聞き、ミン・ジヌの尋問を中断して駆けつける粛宗。かろうじて意識を取り戻した大王大妃は、粛宗にミン・ジヌを許すように懇願するが、粛宗はこれを拒否する。粛宗の目的はジヌの背後にいる西人派を捕らえることにあったが、西人派はジヌの救出に動かなかった。結局、チョ・サソクの進言を受け、仕方なくジヌを釈放する。こうして西人派の動きを牽制した粛宗は、まず東平(トンピョン)君を宮殿に呼んで自由な出入りを保障し、さらにチャン・ヒジェの入宮も発表する…。
 1時間 1分
[  41 話 ]  懐妊の真偽

粛宗(スクチョン)の配慮で内禁衛別将(ネグミピョルチャン)になったヒジェは、出仕早々 尚膳(サンソン)に盾突き、宮中に波乱を巻き起こす。一方、粛宗はチョ・サソクをなんとしても朝廷に復帰させるため、東平(トンピョン)君に協力を求めるが、いくら東平君が説得してもサソクはこれに断固として応じない。その頃、宮中では貴人(キイン)の策略により昭儀(ソイ)の懐妊がデタラメだという噂(うわさ)が出回り騒がしくなる。懐妊の真偽を確かめるよう西人(ソイン)派に迫られた粛宗は、突如 宝刀を持ち、尋常ならぬ面持ちで就善堂(チソンダン)へ向かった…。
 1時間 0分
[  42 話 ]  65年の生涯

チャン・ヒジェの傍若無人なふるまいに衝撃を受けて倒れた大王大妃(テワンテビ)。粛宗と王妃が見舞っているところへ昭儀が現れると、大王大妃は兄ヒジェの不徳を皆の前で叱りつける。この件と日頃の心労も重なって大王大妃の病状はますます悪化し、ついに波乱に満ちた65年の生涯を閉じる。大王大妃の死後、昭儀の勢いはますます強まり、西人派の不安は募るばかりだった。彼らはただ昭儀の子が男の子でないことを願っていた。そんななか、ついに昭儀の陣痛が始まり…。
 1時間 1分
[  43 話 ]  王子誕生の波紋

ついに待望の世継ぎが誕生した。王室の念願をかなえた昭儀(ソイ)を粛宗(スクチョン)は心から褒め称え、王子を世継ぎにすると約束する。実家の母に会いたいという昭儀の望みにより、ユン・イレは王命を受け宮殿にやってくるが、名牌(ミョンペ)がないという理由で入宮(にゅうぐう)を拒否される。そのうえ司憲府(サホンブ)イ・イクスの命令で輿を燃やされる事態となった。これを知った粛宗は、王命に背き国王を侮辱した彼を投獄し、釈放を求める西人(ソイン)派をよそに、生後2か月の王子に称号を与えると言い出す…。
 1時間 1分
[  44 話 ]  決死の上奏

王子の称号を巡って、ついに粛宗と西人派の対決が始まる。猛烈に反対する西人派に対し、粛宗はひるむことなく強行する意志を見せ、オクチョンを内命婦(ないみょうぶ)の最高位である禧嬪(ヒビン)に任命する。昇格したオクチョンは、これ見よがしに王子を連れて中宮殿へ挨拶に行く。王子を抱こうとする王妃に、この子は渡せないと言い放ち、その場を去る。王子の称号や禧嬪への昇格により、西人派の終末が近づいていることを予期したソン・シヨルは、決死の覚悟で粛宗の行いの不当さを訴えた上奏文を書き上げる…。
 1時間 1分
[  45 話 ]  嵐の政権交代

ソン・シヨルの追放を引き金に政局は一気に政権交代に流れ込む。これまで仕えた西人(ソイン)派の大臣たちを罷免した後、粛宗(スクチョン)はミン・ジャンドの父ミン・アムをはじめ南人(ナミン)派の人材を起用する。朝廷の要職に就いた彼らは真っ先にソン・シヨルの死罪を要求し、長年にわたり功績を残したシヨルを処断すべきかどうかで粛宗を悩ませる。一方、王妃はオクチョンの冷たい仕打ちを受けながらも王子に服を作って贈る。しかし、その服を着せた途端に王子が泣き出し、調べてみると服の中から縫い針が…。
 1時間 1分
[  46 話 ]  罠にはまったライバル

針の刺さった服を届けた針房(チムバン)の下女に対する尋問が始まる。王妃が慌てて駆けつけるが、オクチョンは尋問の手をゆるめない。事件を聞いた粛宗も烈火のごとく怒り、事件の追求を命じるが、王妃がすべての罪をかぶって許しを請う。これを聞いた東平(トンピョン)君は、王妃がオクチョンに嫉妬して王子を殺そうとしたとして南人派の重臣に「廃妃」を持ちかけるが、南人派は何よりもソン・シヨルの処刑を優先する。そんな時、貴人(キイン)はオクチョンの女官たちが宮殿の一角に何かを埋めているのを知り、罠とも知らず近づき…。
 1時間 3分
[  47 話 ]  悲しい誕生日

ついに貴人(キイン)が宮殿から追い出され、それを見送る王妃は いずれ自分もその日が来ると予感する。悲しみに暮れるなか、王妃の誕生日がやってくるが、粛宗(スクチョン)はオクチョンの言われるままに大王大妃(テワンテビ)の喪中であることを理由に誕生祝いを禁止する。ところが、王妃の母の府夫人(ププイン)が祝いの料理を持ってきたところを粛宗に見られてしまう。怒った粛宗は王妃の廃妃を準備するよう命ずる。突然の廃妃命令に反発する朝廷に対し、粛宗は交換条件としてソン・シヨルの死刑を持ち出し…。
 1時間 2分
[  48 話 ]  王妃から廃妃へ

廃妃反対の上奏文を提出したパク・テボとオ・ドゥインの尋問が始まる。粛宗は2人が上奏文を書いたのは王妃の兄ミン・ジヌの差し金と考え、これを理由に王妃の廃位を進めようとする。しかし2人は断固としてこれを否定し、ミン・ジヌの逮捕には至らない。一方、チャン・ヒジェはミン・ジヌの逮捕に備え、王妃の実家に押し入るが、東平(トンピョン)君に連れ戻される。結局、粛宗はパク・テボらの追及をあきらめ、代わりに中宮殿に対する献上品や貢ぎ物の一切を禁じ、廃妃の手続きに取り掛かるが…。
 1時間 1分
[  49 話 ]  王妃不在

王妃の位を剥奪され平民となった仁顕(イニョン)王后は輿に乗って宮殿を後にする。通りには数多くの儒生や民が集まり、輿の前に立ちふさがり嘆き悲しんだ。安国坊(アングクパン)の実家に到着した仁顕王后を母と兄は涙で迎えるが、仁顕王后は罪人の務めを果たすため荒れ果てた離れで暮らすと言う。一方、仁顕王后を追い出したオクチョンは早速 中宮殿へ行き、王妃になる準備を始める。通訳官の娘であるオクチョンが王妃になることに否定的な大臣たちを制圧させるためチャン・ヒジェが奔走するが…。
 1時間 1分
[  50 話 ]  果てなき野望

オクチョンを王妃の座に就けるために奔走するチャン・ヒジェ。そんな時、通訳官たちが処遇の改善を求めて怠業する事件が起きる。通訳官の子であるヒジェは、これを王妃就任に利用しようと彼らに資金提供して活動を後押しする。事件は間もなく粛宗(スクチョン)の耳にも入り、彼らの不満を聞くや否や、これを収めるため通訳官の娘であるオクチョンを王妃の座に就かせると宣言する。その頃、罪人として質素に暮らす廃妃の家に何者かが侵入する。身の危険を感じた廃妃が外に出てみると…。
 1時間 1分
[  51 話 ]  匿名文の首謀者

王妃の座に上りつめたオクチョンはミン・アムを宰相に、東平(トンピョン)君を王妃冊立の奏請使の大役に任命する。オクチョンの身内が次々と出世し、実家には全国からの貢ぎ物で溢れ返った。そのさまを見て憤りを隠せないミン・ジヌは、ホン・チサンと組んで廃妃の復位を訴える匿名文を都中に貼り出す。西人(ソイン)派の残党の仕業であることを確信する南人(ナミン)派は、彼らを一掃するため朝廷をあげて犯人捜しに乗り出す。そして、宮殿にある文書と筆跡を照らし合わせた結果、ホン・チサンの名が浮上する…。
 1時間 1分
[  52 話 ]  淑安王女の決断

ホン・チサンが匿名文の首謀者であることが明らかになる。追及の手がミン・ジヌに及ぶことを恐れた淑安(スガン)王女は、我が子を自害させる代わりに匿名文についてはこれ以上追及しないよう粛宗(スクチョン)に願い出る。淑安王女の決断により、民の心はますます廃妃の復位へと傾き、これに危機感を抱いたオクチョンは匿名文のもう1人の首謀者がミン・ジヌであると粛宗に告げ口し、民を惑わせた淑安王女を法に従って裁くよう涙ながらに訴える。これに困惑した粛宗は王子を王世子(世継ぎ)にすると約束する…。
 1時間 1分
[  53 話 ]  王世子冊立と王妃冊立

粛宗(スクチョン)は臣下たちにオクチョンの子を王世子にすると宣言し、冊立の儀式を準備するよう命じる。これに不満を持つ左議政(チャイジョン)と兵曹判書(ピョンジョパンソ)は、オクチョンに賛成するよう脅迫されると、恐れをなして連名で王世子冊立を粛宗に建言した。その頃、オクチョンの王妃冊立を目指す東平(トンピョン)君は王妃冊立の奏請使として清国へ向かう。一方、廃妃の復位を願うキム・チュンテクは大叔父キム・マンジュンと再会し、仁顕(イニョン)王后の廃位を風刺した小説「謝氏南征記」を受け取る…。
 1時間 1分
[  54 話 ]  栄華とわらべ歌

王妃冊立の奏請使として清国へ行っていた東平君が任務を果たせないまま帰国する。皇帝の面会すら拒まれたと聞き、粛宗は屈辱のあまり怒りに震える。一方、ミン・ジヌらはこれを千載一遇の機会として廃妃の復位運動を積極的に展開する。中でもキム・チュンテクが作った粛宗と禧嬪(ヒビン)を風刺するわらべ歌はあっという間に朝鮮全土に広まり、ついに宮殿にまで届く。これに危機感を抱いたチャン・ヒジェは民の心を廃妃から引き離すには廃妃自体を消すしかないと考え…。
 1時間 1分
[  55 話 ]  清国からの使者

廃妃の復位運動を進めるキム・チュンテクは、宮中に協力者を作るためチャン・ヒジェの前妻に近づき協力を得て、針房(チムバン)の下女チェ氏の実家を探し出す。チュンテクはそこに住む父親にチェ氏との面会を懇願し、その知らせを受けたチェ氏はどうにか宮殿を抜け出そうとする。そんな時、王妃冊立の件で清国から使者一行がやってくる。彼らは鳥銃3千丁という不当な上納を要求して朝鮮をあざ笑うかのように困らせる。粛宗(スクチョン)は激怒して突っぱねようとするが、断れば廃妃に会いに行くと脅迫され…。
 1時間 0分
[  56 話 ]  廃妃の復位作戦

粛宗が鳥銃3千丁の上納を拒否すると、清国の使者たちは廃妃との面会を強行しようとする。これを聞いたオクチョンは大殿に駆けつけ、使者の要求を聞き入れるよう嘆願する。一方、キム・チュンテクは実家に戻った下女チェ氏と廃妃の復位に向けた計画を打ち出し、チェ氏に重大な任務を与える。1つはオクチョンの動向を探ること、もう1つは1日も早く粛宗の手つきになることだった。宮殿に戻ったチェ氏は粛宗を待ち伏せする。ひた向きで美しいチェ氏を見て粛宗は、つい声をかけてしまう…。
 1時間 1分
[  57 話 ]  風向きの変化

粛宗(スクチョン)と禧嬪(ヒビン)を嘆いたわらべ歌と小説は瞬く間に広まり、廃妃の復位の声が次第に高まっていく。チャン・ヒジェは発信源を突き止めようと躍起になるが、まったく手がかりがつかめない。一方、廃妃の復位に奔走するキム・チュンテクのもとに西人(ソイン)派の人物が訪れ、共に手を組もうと誘われる。そんな時、王族が粛宗に側室をめとるよう上奏文を提出する噂(うわさ)が流れる。これを聞いたオクチョンは粛宗をとがめるが、粛宗は嫉妬するオクチョンに理解を示さず中宮殿を後にする…。
 1時間 0分
[  58 話 ]  治政への不安

オクチョンが下女チェ氏にムチを打っていると、粛宗がやってくる。粛宗は国母の品格を失い、その地位をおとしめたオクチョンを厳しく叱り、仁顕(イニョン)王后のように広い心と慈愛を持てと忠告して中宮殿を後にする。一方、チェ氏は実家に帰省し、キム・チュンテクから「謝氏南征記」を預かって宮殿へ持ち込む。その頃、粛宗は不安定な世の中を肌で感じるべく、政権交代後、初めてお忍びに出かける。ところが、そこで耳にしたのは仁顕王后を追い出した粛宗を非難する民の声だった…。
 1時間 1分
[  59 話 ]  心変わり

下女チェ氏によって宮殿に持ち込まれた小説「謝氏南征記」は瞬く間に広まり、オクチョンのもとにまで届く。オクチョンは、チェ氏がしばしば実家に帰っていることから小説も彼女が持ち込んだに違いないと断じ、部屋の捜索を命ずる。一方、お忍びで民の声を聞き、自らの不徳さを反省した粛宗(スクチョン)は、民や若い官吏から広く意見を求める“求言(クオン)”の実施を決め、過去の過ちを悔いていると明言する。そんなある日、お忍びから戻った粛宗は、乱れた心を休めようと女官たちの宿所へ向かい…。
 1時間 1分
[  60 話 ]  謎の両班の男

ついに粛宗の手つきとなった下女チェ氏。すべてが計画どおりに進み、キム・チュンテクは廃妃の復位が近いことを感じるが、あばら家で謹慎生活を送る廃妃の体は衰弱するばかりだった。一方、復位を企てる首謀者を追っていたチャン・ヒジェは、ミン・ジャンドの協力で一味の逮捕に成功する。その頃、宮中ではチェ氏の部屋に両班(ヤンバン)の男が出入りしているという噂(うわさ)が流れる。オクチョンはチェ氏への尋問を始めるが、それを聞いた粛宗が慌てて駆けつけ、両班の男は自分だと明らかにする…。
 1時間 1分
[  61 話 ]  私一人のもの

混乱の火種を消すにはチェ淑媛(スグォン)を殺す以外に方法はないと判断した王妃チャン・オクチョンは、兄であるヒジェを呼び、殺害するよう命じる。足しげく通う粛宗(スクチョン)をチェ淑媛は迎えながら、幾度となく廃妃の復位を口にする。こうして西人(ソイン)派による廃妃復位の動きが水面下から浮上し始める。王妃の命令に背くことができないヒジェは、殺害方法に頭を悩ませる。そんな時、チェ淑媛の親戚と名乗るヘソンという男が現れ、ヒジェはその男をそそのかし、淑媛殺害の片棒を担がせようとするが…。
 1時間 4分
[  62 話 ]  届けられた毒薬

廃妃の復位を求める西人派の決起日がついに決まった。ハン・ジュンヒョク、イ・シフェらは山を下り、宮殿襲撃の日を待つ。ところが、その情報を事前に入手したミン・ジャンドが密かに手を打つ。一方、この決起日に合わせてチェ淑媛の殺害を企てるチャン・ヒジェは、ヘソンを使って王子懐妊に効く薬と偽った毒薬を宮中に運び込ませようとする。しかし、キム・チュンテクが陰謀のにおいを嗅ぎとってチェ淑媛の実家へ向かったが、毒薬はすでに宮中の女官に手渡されたあとだった…。
 1時間 3分
[  63 話 ]  チュンテクの賭け

毒入りの薬が届いたにもかかわらず、チェ淑媛(スグォン)が死んだ気配はない。オクチョンは自分の目で確かめようとチェ淑媛を呼びつけ、元気な姿を見て言葉を失う。その頃、朝廷では政変を企てた西人(ソイン)派たちの尋問が行われていた。自ら捕らえられたチュンテクは、厳しい拷問に耐えながら粛宗(スクチョン)に廃妃復位の正当性を訴える機会を待っていた。粛宗が政権維持に執着する南人(ナミン)派にうんざりし、自ら尋問に乗り出すべきか悩んでいると、そこへ ヒジェの淑媛毒殺計画を暴いた上奏文が届いた…。
 1時間 4分
[  64 話 ]  再び政権交代

チェ淑媛に届けられた毒薬を目の当たりにした粛宗は、直ちにチャン・ヒジェを捕らえよと命令する。これを聞いた大臣たちが互いに責任をなすりつけ合っていると、そこへ粛宗の備忘記(ピマンギ)が届く。南人派に対する粛宗の怒りが込められた内容に、大臣たちは政権交代を予感し、震え上がる。兄ヒジェが捕らえられたと聞き、王妃チャン・オクチョンは王子を盾に粛宗のもとへ行こうとするが、禁足令が出され中宮殿に軟禁されてしまう。ついに粛宗は政権交代に着手し、チェ・サンアンを廃妃の実家に送る。
 1時間 3分
[  65 話 ]  復位の王命

毒殺計画の首謀者であるチャン・ヒジェの尋問が始まる。ヒジェは証拠を出せと叫びながら嫌疑を否認するが、ヘソンの自白によりすべてが明らかになってしまう。ついに粛宗(スクチョン)は大臣たちの前で正式に廃妃復位の意志を表明し、過去の過ちに対し反省の言葉を口にする。これにより、南人(ナミン)派の大臣たちは全員追放され、代わりに西人(ソイン)派が復帰する。早速、チェ・サンアンが廃妃復位の知らせを持って廃妃の実家へ向かうが、廃妃は病に侵されていた身で復位はできないと、これを拒絶してしまう…。
 1時間 2分
[  66 話 ]  廃妃から王妃へ

廃妃が復位の王命を拒否したと聞いた粛宗は呵責の念にかられて、もう一度 自らの切なる思いを廃妃へ伝えるよう都承旨(トスンジ)に命令する。チャン・ヒジェは依然と獄中から出られず、ミン・ジャンドは厳しい拷問で瀕死の状態にあった。オクチョンは、王世子を盾に廃妃の復位を阻もうとするが、中宮殿に軟禁され力が及ばない。一方、都承旨から粛宗の切なる思いを知った廃妃は、ついに復位を決意し6年ぶりに再入宮を果たす。粛宗が直々に出迎え許しを請うと、仁顕(イニョン)王后は涙を流し…。
 1時間 2分
[  67 話 ]  命取りの手紙

王妃として栄華を極めた6年の歳月も虚しく、チャン・オクチョンは涙ながらに就善堂(チソンダン)へ移される。激しい拷問に耐えかねたミン・ジャンドは結局、帰らぬ人となり、チャン・ヒジェは何とか死罪を免れたものの、済州(チェジュ)島に流される。ところが、オクチョンは大事な手紙を中宮殿に忘れてきたことを思い出す。ヒジェがチェ淑儀(スギ)の毒殺を相談する際に送った手紙を中宮殿の壁紙の中に隠したままにしてきたのだ。急いでクォン尚宮(サングン)を中宮殿に送るが、壁紙が貼り替えられた後で、手紙はすでに西人(ソイン)派の手に渡ってしまい…。
 1時間 3分
[  68 話 ]  少論派と老論派

執権派閥に返り咲いた西人派は、政権交代後の処分をめぐって少論(ソロン)派と老論(ノロン)派に分裂する。結局、キム・チュンテクとハン・ジュンヒョクが再び都に護送され、再尋問を受けることとなった。さらに右議政(ウイジョン)ユン・ジワンの主張で、チャン・ヒジェが謀ったチェ淑儀の毒殺計画も再び議論されることとなる。粛宗(スクチョン)は王世子へ累が及ぶことを憂慮し、ヒジェの尋問に難色を示す。一方、毒殺計画の決定的証拠となる手紙を西人派に握られたオクチョンは、ヒジェの再尋問をやらないよう王妃に訴えるが…。
 1時間 3分
[  69 話 ]  打倒チャン一族

ナム・グマンから毒殺計画の証拠となる手紙を受け取ったオクチョンは、これを燃やして危機から逃れる。朝廷ではキム・チュンテクやハン・ジュンヒョクらに対する再尋問が始まるが、嫌疑不十分で釈放され、余罪追求のため済州(チェジュ)島から連れ戻されたチャン・ヒジェもナム・グマンの強い反対で死罪を免れる。これにより、事件の徹底解明を求める若い儒生たちの間でナム・グマンに対する不満が高まり、弾劾の動きが起こる。そんな時、揚州にあるチャン禧嬪(ヒビン)の父の墓所が荒らされる事件が起きる…。
 1時間 5分
[  70 話 ]  犯人を捜せ

チャン禧嬪の父の墓所が荒らされた事件に朝廷中が騒然となる。粛宗(スクチョン)の命令を受け、吏判(イパン)が現場に向かうと、荒れ果てた墓所の近くに1枚の戸牌(ホペ)が落ちており、怪しい人間を見かけたという農夫が出てきた。戸牌の持ち主は兵判(ピョンパン)シン・ヨチョルの下男ウンソンと判明し、義禁府(ウィグムブ)の兵士たちが兵判の家へ押しかけて戸牌の持ち主を捕らえる。しかし、ウンソンは決して容疑を認めず、戸牌は10日前になくしたものだと言い張る。事件が迷宮入りするなか、チェ淑儀(スギ)が産気づいたという知らせが届く…。
 1時間 4分
[  71 話 ]  王子誕生

チェ淑儀(スギ)が産気づいたという知らせに、宮殿中の耳目が淑儀殿に集まる。粛宗(スクチョン)は尚膳(サンソン)と王妃に見舞いを頼み、王子誕生の願いを伝えさせる。一方、容疑者の死で迷宮入りかと思われた禧嬪(ヒビン)の父の墓所荒しの事件は、目撃者の農夫によってオプトンが有力な容疑者として新たに浮上する。オプトンがチャン・ヒジェの下僕だという事実が明らかになり、粛宗は徹底調査を命じるが、尋問が始まれば禧嬪も王世子も無事で済まないと懸念する。そしてまもなく宮中に産声が響き渡り…。
 1時間 4分
[  72 話 ]  重病の王妃

チェ淑儀が王子を産み実家には貢ぎ物が届き始める。その様子をソ別将(ピョルチャン)に探らせていた東平(トンピョン)君は、キム・チュンテクが出入りしていることを知り、そのまま監視を続けるよう命令する。朝廷では釈放されたオプトンの再尋問を行い、背後を明かすべきという声が高まり、ついには再尋問の王命が下され、再び尋問の場にオプトンは引きずり出される。これを聞いた禧嬪は激怒して執務室に乗り込み、臣下である吏曹判書(イジョパンソ)に手を上げる。そんな傍らで王妃の体力は衰え、病状はますます悪化していき…。
 1時間 5分
[  73 話 ]  王世子の妃候補

王妃が倒れたという知らせを聞いた粛宗(スクチョン)は、自ら看病にあたり回復させようと懸命になる。一方、禧嬪(ヒビン)は王世子の妃候補がなかなか集まらないことに怒り、東平(トンピョン)君に早く候補者を集めるよう命令する。しかし、両班(ヤンバン)たちは評判の悪い禧嬪とかかわりを持ちたがらず、娘を候補に出そうとしない。一方、済州(チェジュ)島に流されたチャン・ヒジェは、東平君と禧嬪に今後のもくろみを書いた手紙を送り、復活に向け動き始める。そして王室では王世子が元服式を迎え、立派になった我が子の姿に禧嬪は笑みを浮かべ…。
 1時間 2分
[  74 話 ]  母の怒り

王世子の妃を選ぶ最終選考が行われ、5人の候補者が残った。王妃はシム・ホの聡明な娘を気に入り選ぶが、禧嬪はシム・ホが官職に就いておらず、王世子の後ろ盾となるような力がないといって怒りを爆発させる。そして兄チャン・ヒジェから手紙を受け取り、今こそ復活の機会だと決意した禧嬪は、クォン尚宮を巫女マンネのもとへ送り今後の計画について話し合いをさせる。やがてシム・ホの娘が正式に妃に決まり、平穏が続くある日、入宮して間もない妃と王世子を呼びつけ禧嬪は怒鳴り散らし…。
 1時間 3分
[  75 話 ]  巫女の入宮

王世子の婚儀を機に立場を強めようと考える禧嬪(ヒビン)は、まず民に襲撃されて隠れて暮らしている家族を救ってほしいと粛宗(スクチョン)に泣きつく。それを聞いた粛宗は、禧嬪の実家の家族が昔の家に戻れるように家を修理し、禁軍たちに家族を保護させる。これを機に一気に事を進めようと考えた禧嬪は、巫女マンネに極秘で入宮(にゅうぐう)するよう命じる。ただならぬ気配を感じたチェ淑儀(スギ)は王妃に報告するが、王妃は逆に嫉妬だとチェ淑儀を叱りつける。入宮に成功したマンネは、禧嬪が王妃に返り咲くには宮中に祭壇を作れと言いだし…。
 1時間 3分
[  76 話 ]  オプトンの逃走

巫女マンネの存在に感づかれるのを恐れた禧嬪は、クォン尚宮(サングン)の強い進めにより祭壇作りを延期する。そんな時、流罪に処されたオプトンが配所から逃亡するという事件が起きる。流罪にされた恨みをすべてバラすつもりで逃げ出したと考えたチャン一家は、オプトンを始末しようとするが、その前に立ち寄ったマンネの家でマンネとともに禁軍に捕らえられてしまう。クォン尚宮はオプトンの口を封じるため牢番を買収してマンネの元に駆けつける。そして、砒素(ひそ)の入った包みをマンネに渡して…。
 1時間 4分
[  77 話 ]  病に侵された粛宗

禧嬪(ヒビン)がチェ淑儀(スギ)にムチを打っていると聞き、王妃は急いで就善堂(チソンダン)に向かう。ところが、禧嬪は王妃が止めるのも聞かず、かえって非難の矛先を王妃に向け怒鳴り散らした。その頃、宮中では粛宗(スクチョン)の健康状態が問題になっていた。王妃の強い勧めで粛宗はようやく治療を受け始めるが、一向に回復しない。心配して駆けつけた淑安(スガン)王女は、粛宗の病気は多忙なせいだと判断し、政務から離すため王女の家で療養させようとする。これを知った禧嬪は、この間にマンネを入宮させ、祭壇を作ろうともくろむ…。
 1時間 3分
[  78 話 ]  鈴の鳴る就善堂

就善堂の別棟では、ついに巫女マンネが祭壇を完成させた。そんなとき、王妃が禧嬪のもとに赴き、粛宗を断りなく療養に出した件を謝りたいと申し出た。禧嬪は許すことは出来ぬと王妃に土下座を要求し、止めに入った尚宮(サングン)を殴ってしまう。あまりの屈辱に王妃は耐えきれず倒れてしまう。一方、宮殿の外ではマンネが消えたことに気づいたキム・チュンテクが、チェ淑儀を実家に呼び出して就善堂の動きから目を離すなと警告する。やがて呪いの儀式が始まり、最初の的となったのは…。
 1時間 3分
[  79 話 ]  監視の目

グム王子が高熱で倒れたと聞き、チェ淑儀(スギ)は慌てて宮殿に戻る。開始早々から絶大な効果を発揮した巫女マンネの力に禧嬪(ヒビン)は大いに満足し、次は王妃を標的に呪いの儀式を行うよう命じる。その頃、キム・チュンテクから禧嬪を監視するよう命じられたチェ淑儀は、就善堂(チソンダン)を訪れて探りを入れる。チュンテクも、チャン・ヒジェの前妻とヒジェの息子フィを通じて就善堂の情報を集めようとする。監視の目に危機感を感じた禧嬪は、一旦マンネを宮外へ帰すことにするが、内禁衛(ネグミ)の兵士がやってきて…。
 1時間 4分
[  80 話 ]  唐衣と骨

粛宗(スクチョン)にも疑われていることを知った禧嬪はさらに憎しみを募らせ、呪いの儀式を再開するよう命じる。その一方で、王妃復位のためには兄チャン・ヒジェの協力が必要だと考える禧嬪は王世子夫婦と東平(トンピョン)君に、ヒジェの釈放を粛宗に願い出るよう圧力をかける。禧嬪にせかされた巫女マンネは、王妃の死を早める儀式の中でもさらに効果のある奥の手を使うと言い、王妃の実家の庭に人骨と王妃の唐衣を一緒に埋める呪いをするよう指示する。ところが、埋めていたところをミン・ジヌに見つかってしまい…。
 1時間 6分
[  81 話 ]  100日間の挨拶

倒れた王妃のもとに粛宗(スクチョン)がやってくる。チェ淑儀(スギ)は人骨事件を粛宗に報告させようとするが、王妃は決して話そうとしない。しびれを切らせたチェ淑儀は就善堂(チソンダン)の祭壇を独自に調査することを決める。その頃、チュンテクも淑安(スガン)王女を訪ね、人骨事件を粛宗に報告するよう願い出る。淑安王女は病身にもかかわらず入宮を約束するが、肝心の人骨をミン・ジヌが渡そうとしない。そんな時、就善堂を探っていたパク尚宮(サングン)が禧嬪(ヒビン)に捕まってしまう。禧嬪は、制裁を加えるべくチェ淑儀と昑(グム)王子を呼びつけ…。
 1時間 6分
[  82 話 ]  消された証人

チェ淑儀の弱みを握った禧嬪は、チェ淑儀にチャン・ヒジェの釈放を殿下に願い出るよう命ずる。これを聞いた王妃は事情を聞き出そうとするが、チェ淑儀は涙を流すばかりだった。一方、ヒジェの前妻を殺害しようとしたヤン別将(ピョルチャン)たちは、東平(トンピョン)君に呼び出され、きつく叱られる。ところがそこへ兵士が現れ、ヤン別将らは捕らえられてしまう。それを聞いた禧嬪は、ヤン別将らが尋問で口を割らぬよう毒殺を命じ、口封じをした。この一件でチャン家との癒着が明るみに出た東平君はミン・ジヌに厳しく糾弾され…。
 1時間 5分
[  83 話 ]  淑安王女の最期

チェ淑儀(スギ)が禧嬪(ヒビン)を脅して就善堂(チソンダン)を捜査した事実が王妃の耳に入る。問い詰められたチェ淑儀は、何があろうと責任をとると涙ながらに許しを請う。そんな時、淑安(スガン)王女危篤の知らせが届く。王妃は最後を看取りたいと殿下に願い出るが、粛宗(スクチョン)は王妃の体を心配して許さなかった。ついに王女は王室の安泰を願いながら息を引き取った。一方、勢いの止まらない禧嬪は、以前にも増して別棟の祭壇へ足を運ぶようになり、呪いの力は大きくなっていった。その力は周囲に飛散し、嬪宮(ピングン)が高熱を出し…。
 1時間 4分
[  84 話 ]  王妃の看病

チェ淑儀と禧嬪を中宮殿に呼んだ粛宗は、これまで王妃の看病を怠ってきた2人を叱り、今後は側室2人が交代で王妃の看病をするように命じる。王妃は禧嬪と2人きりになることを恐れるが、王命には逆らえない。案の定、看病に来た禧嬪の悪態に苦しめられ、病状は悪化するばかりだった。一方、老論(ノロン)派から徐々に孤立し、若い官僚に弾劾され始めたチュンテクが行方不明となり、ジヌらは心配する。その頃、粛宗は就善堂に関する妙な噂(うわさ)を確かめようと、禧嬪が中宮殿で看病している隙に自ら就善堂へ向かい…。
 1時間 6分
[  85 話 ]  禧嬪からの薬

禧嬪(ヒビン)が薬を持って王妃の看病にやってくる。チェ淑儀(スギ)は怪しい薬ではないかと警戒し、王妃に飲ませまいとするが、禧嬪は医女のスンボンを呼び、薬を煎じさせ、強引に飲ませてしまう。その翌日、王妃の病状は回復し、この知らせを聞いた粛宗(スクチョン)は喜んで、王妃の看病に努めた淑儀を淑嬪(スクピン)に昇格させ、禧嬪にも労いの声をかける。しかし、この件に対する疑念が晴れないチェ淑嬪は、就善堂(チソンダン)から出てきたスンボンを捕まえ、王妃に差し出すという薬の中身を調べる。何とそこには水銀でできた劇薬、甘汞(かんこう)が入っていた…。
 1時間 4分
[  86 話 ]  チュンテクの策略

母ユン・イレが危篤だという知らせを聞いた禧嬪は、急いで実家に駆けつける。ユン・イレは娘の姿を見るや息を引き取ってしまう。母の死を前に、禧嬪は泣きむせび、悲しみに暮れる。この話を聞いたチュンテクは、禧嬪が宮殿に戻る機会を利用し、禧嬪を殺害しようと企てる。そして、葬儀を済ませ宮殿へ向かう道中、禧嬪の輿はチュンテクが雇った手下に襲われてしまう。その頃、禧嬪のいない宮中ではチェ淑嬪が、祭壇を探すために就善堂へ現れる。そこに居合わせたクォン尚宮(サングン)に部屋を見せろと命令し…。
 1時間 3分
[  87 話 ]  王妃の願い

キム・チュンテクを捕らえよとの王命が下ると、都中に捜査の手が伸びる。しかし、これが禧嬪(ヒビン)を追いつめる最後の機会だと考えるチュンテクは自分の足で宮殿に向かい、粛宗(スクチョン)の前で禧嬪の悪行をすべて暴こうとする。チェ淑嬪(スクピン)やミン・ジヌらは禧嬪に鉄槌が下される時を心待ちにするが、肝心の王妃は涙ながらに中止を訴える。その頃、済州(チェジュ)島では禧嬪のいとこがチャン・ヒジェを訪ね、ヒジェの釈放について策略を練る。そして、済州牧使(モクサ)[※”牧使”にたいしてのみルビ]らをうまく言いくるめ、再びヒジェ釈放の上奏文を提出させるが…。
 1時間 4分
[  88 話 ]  短い生涯

王妃の病は手の施しようがないほどに悪化し、宮中では国葬が囁かれるようになる。病が悪化したのは禧嬪の呪いが原因だと考えるチェ淑嬪は、呪いをやめるよう禧嬪に訴え、なりふり構わず就善堂(チソンダン)を探り、証拠をつかもうとする。その強気な態度にあせりを感じた禧嬪は、王妃の死を早めるため、看病に行くふりをして中宮殿へ向かう。息を切らす王妃に手をかけようとした瞬間、淑嬪が現れ、2人はそのまま激しく言い争う。それを王妃はなんとか制止しようとするが、突然 苦しみはじめ危篤状態となり…。
 1時間 5分
[  89 話 ]  王の悲しみ

思惑どおりに王妃が死ぬと、禧嬪(ヒビン)は巫女マンネに祭壇を片づけ宮殿の外へ出るよう命じる。しかし、その前に宮中の警備が強化され、出入りが禁じられてしまう。王妃が禧嬪に呪い殺されたと信じるチェ淑嬪(スクピン)は、証拠をつかむべく内禁衛(ネグミ)の兵士たちを引き連れて就善堂(チソンダン)へ向かう。その頃、宮殿の外では、それまで息を潜めてきた南人(ナミン)派が少しずつ動きはじめる。彼らは禧嬪を再び王妃の座に担ぎ上げ、南人派復権の足がかりにしようと考えていた。その手始めにチャン・ヒジェの釈放を掲げるが…。
 1時間 3分
[  90 話 ]  標的のチュンテク

喪中だというのに殯殿(ひんでん)が、もぬけの殻であったことに激怒した粛宗(スクチョン)は、禧嬪とチェ淑嬪がいる就善堂へ行き、喪に服すべきだと禧嬪だけを叱りつける。禧嬪は粛宗の冷たい態度にショックを受け、王世子を盾に許しを請うが聞き入れてもらえない。一方、禧嬪のいとこと手を組んだ南人派は、仁顕王后の復位を主導したキム・チュンテクを最初の標的に定める。これに感づいたチュンテクは彼らの動きを事前に封じる策を練り、チェ淑嬪には王妃を呪い殺した証拠を引き続き探るよう指示を残した…。
 1時間 3分
[  91 話 ]  口の軽い内侍

ある内侍(ネシ)が禧嬪(ヒビン)の高価なノリゲを持っていたという貴重な情報をチェ淑嬪(スクピン)は握った。禧嬪が呪(まじな)い事の際に与えた賄賂だと判断したチェ淑嬪は、その内侍を呼びつけて問い詰める。一方、ヒジェの前妻を確保してチュンテクを陥れようと企てる南人(ナミン)派により、朝廷に仕える老論(ノロン)派が追い詰められ、挙げ句の果て、新しい王妃に禧嬪を推す上奏文まで提出された。そして、ようやく内侍を問い詰めて、禧嬪が大殿の裏に呪物を埋めた事を聞き出したチェ淑嬪は、急いで大殿に向かい粛宗(スクチョン)にすべてを話し…。
 1時間 2分
[  92 話 ]  掘り出された証拠

粛宗の許可を得て大殿の裏庭が掘り返された。禧嬪は自らの悪行がすべて暴かれるのではないかと怯え、ソリャンに大殿の様子を見張らせる。そして、ついに地面から粛宗の寝衣に包まれた人骨が現れる。粛宗は直ちに就善堂(チソンダン)のクォン尚宮(サングン)を捕らえ、朝廷の臣下たちに内緒で尋問を始めるが、悪行を暴くまでには至らない。一方、禧嬪の復位とヒジェの釈放を目指すスクチョンは、禧嬪の悪行を暴こうとする老論派のチュンテクを捕らえるため、ヒジェの前妻と話し合いをする。しかし、隙を見て逃げ出され…。
 1時間 3分
[  93 話 ]  新たな証拠

ついにソリャンまで捕らえられて禧嬪(ヒビン)の関与について追及されるが、二人は決して口を割らず、見事な忠誠心を見せる。危機に陥った禧嬪はプライドを捨ててチェ淑嬪(スクピン)に助けを求めるが、チェ淑嬪は禧嬪が自白すれば皆が助かると冷たく追い返す。一方、激変した宮中の事情など知るよしもないスクチョンは、ヒジェの前妻を使ってチュンテクをおびき寄せるが、危険を感じたチェ淑嬪の父が兵士を呼び、スクチョンと巫女マンネが逆に捕らえられる。さらに宮殿では禧嬪の呪いを証明する新たな証拠が見つかり…。
 1時間 3分
[  94 話 ]  王世子は渡さぬ

粛宗(スクチョン)の激しい尋問が始まった。巫女マンネは尋問に耐えきれず、禧嬪の名を口にした。尋問場の物陰からすべての事実が暴かれていくのを目撃した禧嬪は、消沈して就善堂へ戻る。これで無念に散った王妃の霊魂が浮かばれる時が来たと、粛宗は殯殿(ひんでん)で涙を流す。しかし、王世子に累(るい)が及ぶことを懸念したナム・グマンは、罪を問わないよう一心に直訴するが、粛宗は代わりにチェ淑嬪の子 王子昑(グム)の即位すら検討し始める。ついに王世子以外に頼れる者がいなくなった禧嬪は、王世子と就善堂(チソンダン)に立てこもり…。
 1時間 1分
[  95 話 ]  対立する老論派と少論派

王世子が倒れた件はすぐさま粛宗(スクチョン)のもとに報告され、粛宗は激怒する。一方、朝廷の臣下たちの間でも今回の尋問について、さまざまな意見が飛び交っていた。中でもキム・チャジプらは強硬に処罰を迫り、ナム・グマンは赦罪を訴える。しかし、粛宗は東平君(トンピョン)に毒薬を下し、巫女マンネを打ち首の刑に処した。この話を聞いた禧嬪(ヒビン)は、気を失い大打撃を受ける。残されたのは禧嬪の処遇のみ。対立する老論(ノロン)派と少論(ソロン)派で意見は分かれ朝廷は混乱をきたす。そんなとき、チャン・ヒジェが済州(チェジュ)島から抜け出し…。
 1時間 5分
[  96 話 ]  ヒジェの手紙

就善堂(チソンダン)に監禁されている禧嬪のもとに、パク尚宮(サングン)が食事を運んでくる。しかし、禧嬪は食膳をひっくり返し王世子が来ないなら食事を抜いて飢え死にしてやると暴れる。一方、老論派とナム・グマンは、禧嬪の断罪を巡って次第に激しく対立していく。その頃、済州島を脱出したヒジェは都に戻り、南人派のミン・オンリャンと会い、兵士を動員して謀反を起こそうと計画を企てる。だが、あっけなく兵士に捕らえられ、ヒジェは投獄される。シラを切るヒジェに、禧嬪へ宛てた手紙が証拠として突き出され…。
 1時間 1分
[  97 話 ]  母を救うために

禧嬪(ヒビン)に自決の王命が下されたことを知ったチェ淑嬪(スクピン)は、喜びを隠せない。王世子は、母を救うべく大殿へ行こうとするが周囲に止められる。いよいよ都承旨(トスンジ)が王命を告げに就善堂(チソンダン)へやってきて、動揺を隠せない禧嬪は、王命が読み終わるや否や書状を投げつけて王命を受け入れなかった。この話を聞いた粛宗(スクチョン)は激怒し、ついに毒薬を下そうとするが、病身を引きずりながら許しを請う王世子の姿に困惑する。一方、宮外では南人(ナミン)派が老論(ノロン)派を弾劾する張り紙を街中に貼り、形勢挽回に奔走するが…。
 1時間 2分
[  98 話 ]  優柔不断

王世子は土下座して粛宗に母を助けてほしいと懇願するが、粛宗は胸が引き裂かれる思いで下がるよう命じる。その光景を見ていたチェ淑嬪は、就善堂に向かい禧嬪が自害せねば王世子にも累(るい)が及ぶと忠告し、胸に隠していた刀を差し出して自害を促した。一方、再び実権を握ろうとしていた南人派と通訳官らは、総動員で禧嬪に下った王命をとり下げようと上奏文を提出する。最期の望みに賭(か)ける禧嬪とヒジェ。そして決断を決められず揺れ動く粛宗。チェ淑嬪は業を煮やし大殿へ向かい…
 1時間 2分
[  99 話 ]  殿下だけを愛して

ついに禧嬪(ヒビン)に毒薬が下された。都承旨(トスンジ)が就善堂(チソンダン)に毒薬を運ぶと、禧嬪は毒薬を投げつけて、王世子を殺すまで自分は死ねないと わめき散らした。この話を聞いた粛宗(スクチョン)は激しく怒る。一方、通訳官たちは、ナム・グマンを訪ね、自分たちと一緒に宮殿へ行き、禧嬪を助けようと働きかけた。しかし、この動きは、粛宗の怒りを買う事となり、通訳官たちは全員捕らえられ、ナム・グマンも自宅に軟禁されてしまう。そしてもう一度、禧嬪に毒薬の王命が下され、今回も拒否する事態を懸念した粛宗は自ら就善堂へ向かい…。
 1時間 1分
[  100 話 ]  万事は正しきに帰す

壮絶な抵抗劇を続けた禧嬪。だが力尽き、自らの罪を許してほしいという言葉を残し、王世子の腕の中で死んでいく。王妃に続いて禧嬪まで失った粛宗は、明かりを消した部屋で1人、禧嬪に対する思いにむせび泣く。同じく、母を失って深い傷を負った王世子に粛宗は、国家のために仕方なく下した決断だったと告げた。さらに、王位を継承する者としての威厳を示すよう励ました。ジヌの尋問によりキム・テユンは口を開き、ヒジェの罪が明らかになる。ついに栄華を極めたチャン一族は、ヒジェの処刑を最後に絶え果て…。
 1時間 1分

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