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人族と昆吾(こんご)族が共存していた頃、人族の護国師紫極(し・きょく)は昆吾族の長龍皇(りゅうこう)を氷で封印。昆吾族の聖女九霊児(きゅうれいじ)は「10年後に龍皇がよみがえり人族は滅ぶ」と予言する。そして10年後。昆吾族の母を紫極に殺された李玄(り・げん)は過去の記憶を消され紫極の弟子として摩雲(まうん)書院で学ぶ。そこへ九霊児の妹蘇猶憐(そ・ゆうれん)が龍皇救出のため摩雲書院にやってくる。
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脱出を邪魔された仕返しに猶憐(ゆうれん)に蜂攻撃の罰を与えた李玄(り・げん)だが、蜂の毒で死ぬこともあると聞き、急いで部屋に戻る。翌日、摩雲(まうん)書院の入学試験が行われ、大勢の若者たちが書院に集結。手合わせで勝ち残った20名が及第し、さらに護国師(ごこくし)にも勝てば令牌を譲られ、龍皇(りゅうこう)が封印されている聖域にも入れると聞き、猶憐は闘志を燃やす。
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李玄(り・げん)から令牌を盗み取る策を巡らせる猶憐(ゆうれん)。紫極(し・きょく)は護国師(ごこくし)である李玄が龍皇(りゅうこう)から人族を守ることを期待しているが、李玄には全くその気がない。書院で新入生歓迎の宴が開かれ、皇太子も参席する中、崔翩然(さい・へんぜん)が得意の踊りを披露する。猶憐も翩然に推薦されてしぶしぶ舞台に上がるが、その踊りを見た李玄は懐かしい思いが込み上げてくる。
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歴史の授業で人族が昆吾(こんご)族を破り非道な龍皇(りゅうこう)を封印したと教える常傅(じょうふ)。一方的な内容に猶憐(ゆうれん)が憤りを感じていると、李玄(り・げん)が人族は昆吾族を虐げてきたと批判する。授業のあと、猶憐は皇太子からお茶に誘われ、要人が集まる重要な宴で舞を披露するよう頼まれる。猶憐は褒美に令牌をもらおうと快諾。そこへ幾本もの矢が2人に降り注ぐ。
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崖から落ちた猶憐(ゆうれん)は通りすがりの見目麗しき殿方の馬車に着地。そのまま摩雲(まうん)書院まで送ってもらい再会を約束して別れる。書院では猶憐が刺客を退治した噂が広まり、龍嶶児(りゅう・びじ)は猶憐の素性に疑問を持つ。一方、猶憐が心配な李玄(り・げん)は薬を携えて猶憐を訪ねるが、顔を見ると憎まれ口ばかり。翌日、そんな李玄から猶憐に乾淵閣(けんえんかく)で会おうと文(ふみ)が届く。
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猶憐(ゆうれん)の命を助ける代わりに麒麟の封印を解いてしまった李玄(り・げん)は、今回の一件に潜む陰謀を感じる。解き放たれた麒麟はあちこちで遊女を殺し、怒った皇帝は3日以内に麒麟を捕らえるよう書院に命令。護国師(ごこくし)である李玄がこの任を負い、猶憐ら有志を率いて遊女が集まる百花楼(ひゃっかろう)へ向かうと、いきなり白骨と化した遊女が1人発見される。
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麒麟(きりん)退治の大役を終えて書院に戻ってきた李玄(り・げん)と仲間たち。各自が傷の手当てに追われていると、常傅(じょうふ)がやってきて新入生を紹介する。その人物こそ、ゆうべ麒麟を退治した謎の男、沙(さ)国の王子御風穆(ぎょ・ふうぼく)だった。見目麗しく武芸も見事な風穆が気に食わない李玄。しかも猶憐(ゆうれん)と知り合いと知った李玄は風穆の前で猶憐と親しいところを見せつける。
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令牌を奪い取るため李玄(り・げん)の部屋に忍び込んだ猶憐(ゆうれん)は、体を改めようとして逆に李玄に組み伏せられてしまう。猶憐は慌てて部屋に逃げ帰るが、胸の高鳴りは治まらない。翌日、歴史の授業で試験が発表され、落第したら書院を追い出されると聞き、徹夜で勉強する猶憐。試験終了後、書院に響き渡る土笛を聞いた猶憐は懐かしさがこみ上げる。
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舞比べのとりを飾り、優美な舞で天啓(てんけい)国を1等に導いた猶憐(ゆうれん)。皇太子が褒美を辞退したため、猶憐は自ら皇帝に褒美を要求するが、李玄(り・げん)のせいで令牌と言えない。令牌に固執する猶憐を昆吾族ではないかと疑う龍嶶児(りゅう・びじ)は、これを皇太子失脚に利用しようと画策。その夜、猶憐は大勢の昆吾族の捕虜が擎天城(けいてんじょう)に連行されるのを目の当たりにする。
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人族からさらってきた昆吾(こんご)の捕虜たちを安全な場所に脱出させるため、猶憐(ゆうれん)は風穆(ふうぼく)が耀輝(ようき)城主に届ける貢ぎ物に捕虜たちを紛れ込ませるが、城門には逃げた捕虜を捕まえるため兵だけでなく李玄(り・げん)や翩然(へんぜん)も見張りを手伝っていた。一方、麒麟から守ってもらって以来、蕭鳳鳴(しょう・ほうめい)が気になる雲杉王女は、見知らぬ殿方から会いたいとの文を受け取る。
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[ 11 話 ] 氷血(ひょうけつ)の聖域
霊力を使って鞠を操ることを覚えた猶憐(ゆうれん)は怒濤の反撃を開始し、ついに逆転に成功。勝利を手にした猶憐は李玄(り・げん)に令牌を渡すよう迫るが、翩然(へんぜん)に突き飛ばされて湖に落ち、助けに飛び込んだ李玄と共に湖から消えてしまう。2人が落ちたのは湖の底にある氷血(ひょうけつ)の聖域。そこは一度入ったら最後、脱出するのはほぼ不可能と言われる所だった。
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李玄(り・げん)が作った料理を片っ端から平らげていく天書(てんしょ)仙人。これを見た李玄は、料理と引き換えに猶憐(ゆうれん)の気持ちと猶憐の正体について仙人に尋ねることにする。そしてある晩、仙人は18年前に生まれた悲運の赤子を見ながら号泣していたかと思うと、いきなり赤子が欲しいと言いだし、李玄と猶憐に結婚して早く子供を産めと命令する。
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天書(てんしょ)で昆吾(こんご)族の惨状を見た猶憐(ゆうれん)は、一刻も早く摩雲(まうん)書院に戻ることを決意し、李玄(り・げん)と2人で聖域の出口を探すが、強固な結界が張られていて跳ね返されてしまう。李玄は天書仙人をおだてて帰る方法を聞き出すが、その方法では2人のうち1人しか帰れない。悩んだ末、李玄は猶憐を結界まで連れていき、何も言わずに結界の向こうへ送り出す。
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学友たちが見守る中で目を覚ました猶憐(ゆうれん)は、李玄(り・げん)の行方を聞く辺令誠(へん・れいせい)らを振り切って湖へ行き、迷うことなく飛び込む。氷血(ひょうけつ)の聖域では李玄が釜から下界に帰ろうとするが、小僧に全身の骨を折られ満身創痍で聖域に舞い戻る。天書(てんしょ)仙人はそんな李玄に「目を開いていても何も見えてない」と言い、その言葉で李玄はあることを思いつく。
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怪我をした鳳鳴(ほうめい)のために手製の鶏汁を振る舞う雲杉(うんさん)。人目もはばからず接近する雲杉に戸惑うばかりの鳳鳴だが、2人の関係はすでに書院じゅうの噂だった。李玄(り・げん)と猶憐(ゆうれん)が聖域から戻ってから、2人がつきあっているのではないかと怪しむ令誠(れいせい)。猶憐はそしらぬふりをするが、翩然(へんぜん)と李玄の婚約話が持ち上がっていると聞き、激しく動揺する。
45分
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城内を一望できる場所にやってきた雲杉(うんさん)と鳳鳴(ほうめい)。鳳鳴から恋人橋の伝説を聞いた雲杉は喜々として渡り始めるが、怖がりの鳳鳴は尻込みするばかり。その頃、書院では李玄(り・げん)が学友たちを集めて猶憐(ゆうれん)との結婚を発表。師匠から令牌を手に入れて李玄を殺すよう命じられている猶憐は求婚を拒否し、それを証明するため真言(しんげん)の陣に入ることになる。
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皇帝公認となってしまった翩然(へんぜん)との結婚に頭を悩ませる李玄(り・げん)。令誠(れいせい)から大功を立てれば断ることができるかもしれないと言われ、李玄は昆吾掃討に加わることにする。昆吾掃討の指揮官を任された嶶児(びじ)はその目的を隠して書院の生徒を戦に動員。出陣直前に目的を知らされた猶憐(ゆうれん)は怒りに震え、捕らえられた仲間を救い出そうとする。
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猶憐(ゆうれん)が令牌を奪ったと考えて問い詰める李玄(り・げん)。言い争う中で、猶憐が翩然(へんぜん)と自分が一夜を共にしたと誤解していることを知る。この日、誕生日を迎えた嶶児(びじ)は皇宮から書院に戻る途中で皇太子に呼ばれ東宮に監禁されるが、鄭百年(てい・はくねん)の助けで無事脱出。書院に戻って毎年誕生日にやっている毒湯につかっていると、いきなり李玄が訪ねてくる。
44分
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嶶児(びじ)の誕生日を祝うことになった李玄(り・げん)は、それを口実に城からの脱出に成功。まずは嶶児に贈り物をしようと競売会場に連れていくと、嶶児は数ある名品には目もくれず、昆吾(こんご)族の龍皇(りゅうこう)の妹青笙(せいせい)が着けていた帯に関心を示す。その後、李玄は百暁生(はく・ぎょうせい)を訪ね、母の死因について問いただすが、暁生は問いに答える代わり盤龍(ばんりゅう)の聖域へ行けと言う。
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暁生(ぎょうせい)の助言に従い盤龍(りゅうばん)の聖域へ侵入した李玄(り・げん)が宝剣を見つけて抜こうとすると、嶶児(びじ)が現れて猶憐(ゆうれん)の策略かもしれないと警告。しかし李玄は宝剣を抜き取り、その瞬間、氷の繭(まゆ)が姿を現し、そこへ猶憐もやってくる。自分がだまされたことを知り愕然とする李玄。猶憐は聖石で龍皇(りゅうこう)の封印を解こうとし、これを妨害する李玄に剣を向ける。
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龍皇(りゅうこう)の悪なる人格に取りつかれた鳳鳴(ほうめい)は虐殺を続け、天啓(てんけい)国は大混乱に陥る。皇帝は李玄(り・げん)を捕らえ斬首刑を言い渡すが、李叔徳(り・しゅくとく)は息子を救うためある行動に出る。その頃、猶憐(ゆうれん)と風穆(ふうぼく)は城外脱出を図るが厳重な検問に阻まれる。聖石の霊力が戻らないと知って落胆する猶憐。その姿を見た風穆は、沙国へ行けば龍皇を救うことができると言う。
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第二皇子に対抗するため全土から精鋭を呼び集めた皇太子。そこへ鳳鳴(ほうめい)が現れ、精鋭を皆殺しにして皇太子の側近になる。嶶児(びじ)は叔徳(しゅくとく)の所蔵品の中から青笙(せいせい)の絵を見つけ、李玄(り・げん)の出生の秘密に気づく。その頃、風穆(ふうぼく)と共に沙(さ)国行きを目指す猶憐(ゆうれん)は、風穆らの助けで城外への脱出に成功するが、そこに李玄が立ちはだかり、2人は剣を交えて戦う。
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斬首刑を言い渡された嶶児(びじ)と百年(はくねん)が刑場に引っ立てられ、刀が振り落とされようとしたその時、李玄(り・げん)が現れて2人を救出する。居場所を失った李玄は嶶児と共に沙(さ)国へ向かうことに。李玄と嶶児を逃がしたと聞いた皇太子は激怒して部下たちを叱責し、鳳鳴(ほうめい)を呼ぶように言うが、そこへ雲杉(うんさん)が現れ、鳳鳴が龍皇に乗っ取られていると進言する。
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李玄(り・げん)と嶶児(びじ)の逃亡を受け、皇太子は2人の関係者の処罰と摩雲(まうん)書院の閉鎖を進言するが皇帝はこれを一蹴。不満を募らせる皇太子に鳳鳴(ほうめい)は帝位簒奪(さんだつ)を耳打ちする。沙(さ)国に到着した風穆(ふうぼく)は両親と懐かしの再会を果たす。国王と王妃が風穆に妃を迎えて王位を継ぐように勧めると、風穆はいきなり心に決めた人がいると言って猶憐(ゆうれん)を紹介する。
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風穆(ふうぼく)と猶憐(ゆうれん)の婚礼が決まり、沙(さ)国は祝賀ムードに包まれる。国王夫妻は他国から妃を迎えることを心配するが、うれしそうな風穆を見て諦め、2人に聖石を授ける。念願の聖石を手にし、風穆と結ばれるため身支度を調える猶憐。そこへ李玄(り・げん)が現れ、猶憐をさらっていく。王子妃誘拐の知らせを受けた風穆は、それが李玄の仕業だと直感する。
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平安(へいあん)村で昆吾(こんご)族の世話になる李玄(り・げん)は、骨折した村人のために薬草を採りに行くことになるが、崖を下りる途中で縄が切れて谷底へ転落してしまう。什葉(じゅうよう)城では嶶児(びじ)が風穆(ふうぼく)に天啓(てんけい)国を共に討つことを提案。ところが、そこへ皇太子の帝位簒奪の知らせが届き、風穆は皇太子を倒すには龍皇を呼び覚まし、龍皇の悪なる人格を鎮めるしかないと言う。
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過去の記憶を取り戻し、自分が昆吾族の血を引いていたことを知る李玄(り・げん)。そして全ては紫極(し・きょく)の仕業だったことに気づく。沙(さ)国を去る日、猶憐(ゆうれん)は風穆(ふうぼく)に別れを告げに行くが、風穆は会うこともできないほど衰弱していた。天啓国が近づいた時、令誠(れいせい)と封常青(ほう・じょうせい)が李玄の元にやってきて、皇太子の即位で天啓国が大混乱に陥っていることを知る。
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[ 28 話 ] 龍皇(りゅうこう)の目覚め
李玄(り・げん)ら6人は力を合わせて龍皇の悪なる人格に立ち向かうが全く歯が立たず、紫極(し・きょく)さえもはじき飛ばされる。李玄は猶憐(ゆうれん)に龍皇を呼び覚ますように言い、ついに猶憐は龍皇の封印を解く。悪なる人格から解放された鳳鳴(ほうめい)は寝台に横たわる雲杉(うんさん)のもとへ向かい、雲杉の後を追おうと毒をあおるが、その瞬間、死んだはずの雲杉が目覚める。
44分
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