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田三七(でん･さんしち)は葬儀店の一人娘。皆が気味悪がる遺体の検視が得意だが、そのせいか村の男たちからは相手にされていない。そんな田三七にも心に決めた相手がいる。８年前、木の下で将来を約束した“神様の男の子”だ。ある日、田三七は空に上がった凧に、その男の子が描いていた絵を発見し、凧の持ち主である趙錯(ちょう･さく)を訪ねることに。
35分
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田三七が、良家の娘、賀錦心に成りすまして趙錯と見合いをしたため、賀錦心の両親に正式な書簡が到着する。結婚したくない趙錯は、挨拶に来た賀錦心(が･きんしん)の父の前で、自分は病に侵された身なのだと芝居を打つ。一方、田三七の両親は娘を棺桶店の息子、王麻子(おう･まし)と結婚させるつもりだった。その頃、桃源城でもお妃選びが進んでいた。
33分
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桃源城へ向かう途中、田三七は用を足すふりをして行列から逃げ出す。その頃、北府太府令の息子、白一飛(はく･いつひ)は田三七を捜していた。田三七とは昔会ったことがあると口にする白一飛。一方、賀錦心は趙錯には嫁ぎたくないと言って自害しようとしていた。偶然、その場に居合わせた田三七は、再び賀錦心に成りすまして趙錯のもとへ向かう。
41分
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賭け事で楊勇(よう･ゆう)が罠を仕掛けているとも知らず、趙錯は趙家の屋敷を賭ける。田三七が止めるも、趙錯は忠告を聞き入れずに賭けに負けてしまう。父親の趙全対(ちょう･ぜんたい)は大激怒。その後、趙錯は父が北府太府令から侮辱されていると知り、北府へ忍び込むことに。田三七は再び止めようとするが、趙錯に「友達なら助けてくれ」と言われる。
49分
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楊勇の遺体が川で発見される。遺体の様子から、的確に溺死と推定する田三七を見て感心する白一飛。一方、楊勇の友人の文瀟(ぶん･しょう)と梁湘松(りょう･しょうしょう)は、楊勇と一緒に趙錯から奪った屋敷の分け前を話し合っていた。それを立ち聞きして罠にはめられていたことを知った趙錯は衝撃を受ける。ところがその直後、文瀟も遺体で発見される。
37分
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梁湘松も死に、趙錯に疑いがかかる。３日で解決すると宣言した田三七は、趙錯の話から毒が使われたと推理して検視を試みる。どうやら曼陀羅華(まんだらげ)の毒を使った連続殺人のようだ。その後、犯人は現場に駆けつけていた男だと絞るも、つじつまが合わない。しかし、仕立て屋から３年前の火事の詳細を聞いた田三七は、真実を突き止める。
42分
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田三七が連続殺人事件を解決に導いたことで、彼女に対する趙錯の気持ちに変化が生じる。田三七は、何かお礼をしたいと言う趙錯に「今夜待ち合わせをしてほしい」と申し出る。しかし、趙錯が約束の場所に向かったのは朝方だった。さすがにもういないだろうと思った矢先、田三七が現れる。そんな田三七を趙錯は思わず抱きしめる。
45分
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空に上がった凧の絵は、白一飛が描いたものだということが分かる。趙錯が“神様の男の子”だと信じていた田三七は混乱してしまい、趙錯に離縁してほしいと申し出る。趙錯のもとを離れた田三七が街をさまよっていると、南府で検視官を募集しているとの情報が入る。趙錯の付き人の李嘉(り･か)に声をかけられ、田三七は南府へ向かう。
37分
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賊たちに捕まった田三七を助けに来た趙錯。田三七が賀錦心に成りすましているのを承知の上で、趙錯は白一飛と共に田三七を助け出す。その後、趙錯は足をケガしたと嘘をついて田三七をそばに置こうとする。
41分
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趙錯が８年前に将来を約束したという段雪薇(だん･せつび)が、突然帰ってくる。田三七は、白一飛から趙錯と段雪薇のなれ初めを聞いて、身を引くことに。田三七の落ち込む様子を見た白一飛は、趙錯に「２人のうちどちらかを選べ」と言うが、趙錯は迷うばかり。その頃、桃源城では城主の娘、何若瑶(か･じゃくよう)が兄の何臻(か･しん)の妃を捜しに行くことが決まる。
39分
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田三七らが事件解決のため百方(ひゃくほう)県に到着すると、何若瑶も身分を隠し、密使としてやってくる。田三七は百方県の十方(じゅうほう)村に住む両親を訪ねて疫病の原因を探るが、はっきりしたことは分からない。しかし、葬儀店を営む父親が、死んだ賊のことを何一つ知らないという事実に疑問を抱く。そこで田三七たちは、山に埋まった遺体を調べに行く。
45分
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田三七と何若瑶が、井戸に毒を入れたとして捕まる。百方県の県令の指示により２人が殺されそうになったところへ、趙錯と白一飛が助けに入る。趙錯が田三七をかばって倒れるも、間一髪のところで助かった４人。
35分
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趙錯が目覚めると、田三七は南府を去っていて、目の前にいたのは段雪薇だった。段雪薇の帰りを長年待ち望んでいたというのに、田三七がいなくなったと知ると趙錯は不機嫌になる。一方、何若瑶は白一飛のことが気になって仕方がない。田三七を思っていた白一飛だったが、何若瑶と一緒に夕日を見たことをきっかけに何若瑶と親しくなっていく。
44分
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段雪薇は趙錯の心が既に田三七に移ってしまったことを悟るが、現実を受け入れられない。一方、田三七は賀錦心と約束した１か月がたち、彼女のもとを訪れる。田三七が思い通りに動かないと知ると賀錦心は、田三七の秘密を持ち出して仮死状態になるよう命令する。覚悟を決めた田三七は、趙錯への思いを手紙にしたためて薬を飲む。
43分
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田三七は、趙全対から“南太府特別助手”の役職を授けられ、同時に趙錯は“南府副太府令”となる。ちょうどその頃、十方村では心臓をくり抜かれた遺体が６体も発見され、人食い婆の仕業だという噂が広まっていた。人々は恐ろしさに震え上がり、役所には不満の声が寄せられる。そこで南太府役所は、夜間外出禁止令を出して捜査に乗り出す。
42分
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新たな被害者が出て、田三七が疑われる。火刑に処されることになった田三七は、そんな状況でも事件を冷静に分析する。そして、趙錯の身が危ないことに気づくのだが、刑が執行される直前で身動きができない。そこへ何臻が現れ田三七は危機を脱出。田三七らが千毒堂の隠し部屋に向かうと、そこでは恐ろしい手術が行われようとしていた。
48分
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隠し部屋から逃げる際にケガを負った田三七。命に別状はないが療養が必要で、そばには何臻が付き添う。趙錯は、何臻の身分を知っても気持ちを抑えることができず、何臻と張り合おうとする。意識が戻った田三七は、何臻の思いには応えられないと断ることに。しかし、何臻こそが待ち焦がれていた“神様の男の子”だと知る。
45分
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田三七は趙錯に、何臻が“神様の男の子”であることを説明し、趙錯に別れを告げる。何若瑶は田三七の本心を気遣い、望むなら何臻を説得するとも申し出るが、田三七の決意の裏には予想以上の覚悟があった。その頃、何若瑶に縁談が舞い込む。何若瑶は白一飛と添い遂げる約束をしていたが、いざとなると白一飛はひどく尻込みする。
41分
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趙錯が田三七を諦めきれていないことを察した白一飛。白一飛は、自分が何臻を引き止めて時間を稼いでいる間に、田三七の名符(みょうぶ)を奪えばよいと趙錯に提案する。趙錯が何臻の部屋で名符を探していると、酔っ払った田三七が入ってくる。２人が何臻の部屋にいることが知られてはまずい。しかし、ちょうどそこへ何臻が戻ってきてしまう。
36分
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ある朝、田三七がいなくなる。行き先が十方村だと知った趙錯は急いで追いかける。その頃、田三七は両親に何臻を紹介していた。田三七が１人で槐(えんじゅ)の木に挨拶していると、趙錯が突然現れ、“お面の精霊”の絵が刺繍されたかばんを渡す。田三七が歌を歌うと、趙錯も続きを口ずさむ。
36分
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趙全対が南府太府令の役職から退くと言いだし、趙錯も父と一緒に田舎で暮らすことに。何臻の護衛の無夢(む･ぼう)は、急な引退を怪しむ。別れを前に、趙錯と白一飛は飲み比べをしながら出会った頃のことを回想する。白一飛に「田三七のことをよろしく頼む」と託す趙錯。出発の日、皆で別れを惜しむ場に、なぜか趙錯だけが現れなかった。
42分
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趙錯たちの一行が刺客に襲われる。そこへ趙錯の武術の師匠、張(ちょう)統領が現れて一行は危機を免れる。襲われたことがきっかけとなり、趙錯の昔の記憶が蘇る。隠す必要がなくなったと判断した趙全対は、趙錯の身分を明かす。張統領は、18年前に桃源城から趙錯を連れて逃げたこと、８年前に何者かに狙われたことについて語りだす。
36分
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ついに何臻が捕らえられた。桃源城主の前で、田三七による何臻の尋問が始まる。何臻は黒衣の組織の一員だったが、真の黒幕は別にいる。何臻は重い口を開き、世継ぎの影武者となった経緯を話しだす。それは悲しく孤独な過去だった。謎が解けていく中、１つだけ疑問点が残る。趙錯には田三七と一緒に蛍を見た記憶がない。
41分
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桃源城主は、予想以上に敵が多いことを知り、機先を制する作戦に出る。趙錯は隠し通路を見つけて敵のもとへ。ところが思いのほか苦戦し、趙錯は人質として捕らえられる。桃源城主は逆賊に城主の座を譲る代わりに趙錯を取り戻そうとするが、玉璽(ぎょくじ)を渡すと同時に敵は趙錯を殺そうとする。その瞬間、田三七が趙錯をかばおうとする。
38分
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