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[第 1 話 ] 冠礼の儀
42分
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20歳を過ぎても冠礼の儀が執り行われない皇太子・蕭定権(しょうていけん)。それは開国以来、前代未聞の出来事だった。父であり皇帝の蕭睿鑑(しょうえいかん)は、吏部尚書・盧世瑜(ろせいゆ)からの諫言にも耳を貸さない。皇帝は更に側室の子である斉王・蕭定棠(しょうていとう)を都にとどめ、あらぬ臆測が飛び交う事態となっていた。そんな中、皇太子が皇帝の元を訪れる。
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[第 2 話 ] 斉王からの贈り物
41分
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いよいよ冠礼の儀が始まる。亡き皇后の付き人で尚服局の長・張(ちょう)氏は斉王のたくらみに気づき、女官の呉(ご)氏と斉王の様子を隠れて監視していた。一方、斉王から指示を受けた呉氏は檄文を持って城壁の上へと向かう。そんな中、冠礼の儀は予定どおり進み、ついに戴冠の瞬間、皇太子は皇帝に斉王から贈り物があると語りかけるが…。
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[第 3 話 ] 息子か臣下か
42分
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皇太子は張氏が隠した文書を探すため懿徳宮へと向かう。そして幼い頃の記憶をたどりながら文書を無事に見つける。懿徳宮を去ろうとした時、皇太子の前に皇帝が現れる。隠されていた文書を見せるよう言われた皇太子は…。翌日、朝見へ向かう皇太子は、捕らわれた女官たちを目にする。一方、斉王にだまされた呉氏は何者かに襲われる。
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[第 4 話 ] 臣下の礼
44分
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皇帝は斉王への処罰の全権を皇太子に与え、斉王は宗正寺へ送られることに。だが皇太子はもう1つの可能性として、張氏が邪心を抱き陰謀を企てたかもしれないと進言する。それを聞いた中書令・李柏舟(りはくしゅう)は態度を一変させる。一方、呉氏は張氏が生みの親だと皇太子から聞かされる。自分をかばうために母が全ての罪をかぶったと知った呉氏は…。
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[第 5 話 ] 科挙試験
43分
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斉王の妃・李和綽(りわしゃく)は現状に苛立ち、尚宮局の長・姜(きょう)氏を責めたてる。一方、茶馬古道監察御史・陸英(りくえい)の娘、陸文昔(りくぶんせき)は科挙試験に臨む兄・陸文普(りくぶんふ)の支度を手伝っていた。その頃、皇太子の従兄である嘉義伯・顧逢恩(こほうおん)も試験の準備をしていた。その様子を見ていた皇太子は、今回の科挙試験には何か裏があるかもしれないと思い、棄権させようとするが…。
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[第 6 話 ] 無罪の証明
45分
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独自に科挙の不正を調査する皇太子は、誰が題目を漏洩したかを実証しなければ疑わしい者たち全てが処罰されてしまうため、必死に考えを巡らせる。一方、盧世瑜は鍵を管理していた官吏・趙敬寧(ちょうけいねい)を問い詰め、題目が丸ごとすり替えられていたことを知る。趙敬寧は、陸文普と顧逢恩については何も知らないと言い張るが、実は裏で李柏舟が手を回していた。
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[第 7 話 ] 君子の道
42分
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盧世瑜は試験場の部屋の1つに、番号がなく無人となっている部屋があることを知る。そんな中、皇帝は盧世瑜が書いた題目の原本と偽造された物を見比べ、あることに気づく。そして皇帝も、部屋の番号が1つずつずれていたことを知る。全てを悟った盧世瑜は、自分の元を訪れた皇太子に対し、先帝が授けた戒尺を見せ…。
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[第 8 話 ] 皇太子の思い
43分
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自らの過ちで盧世瑜を失ってしまった皇太子は、落ち込む間もなく考えを巡らす。その頃、斉王と李柏舟の元に斉王の外祖父の安平伯・趙壅(ちょうよう)がやってくる。実は今回の事件は受験者だった許昌平(きょしょうへい)の献策だったのだ。ついに合格発表の日。朝から皇太子の元を訪れた顧逢恩に対し、弓の練習で徹夜をした皇太子は不機嫌な態度を取る。
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[第 9 話 ] 親の責任
43分
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陸文昔らの父・陸英が帰京する。父を出迎えた陸文普は汚れた姿で現れ、陸英は呆れる。李柏舟へ挨拶に行った陸英は、息子が池に落ちたのは刑部尚書・張陸正(ちょうりくせい)の息子に突き落とされたからだと聞かされる。さらに、陸文普が巻き込まれた事件の黒幕が皇太子と盧世瑜だったと聞かされ…。一方、東宮女官の陳(ちん)氏は、長年仕えた皇太子に想いを寄せていた。
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[第 10 話 ] 茶馬交易の真偽
41分
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陸英から、趙壅が立場を利用して私腹を肥やしていると聞かされた皇帝。しかも、この件は何度も中書省へ上奏していたにもかかわらず、なしのつぶてだったという。戦況にも関わるため、皇太子に私謁し皇帝へ取り次いでもらったことを謝罪する陸英。李柏舟を呼び出し激怒していた皇帝は、趙壅が門外で縄についていると報告を受ける。
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[第 11 話 ] 山河のように
43分
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陸文昔が斉王の妃になることを阻止するため、陸文普は皇太子に謁見を求める。その頃、陸英の私邸では、陸文昔が家の中に閉じ込められていた。陸英は越権行為だと反発するが…。一方、顧逢恩は謹慎中の皇太子に代わり、皇帝に斉王の婚姻の撤回を求めるが、皇帝は聞く耳を持たない。するとそこへ、謹慎中のはずの皇太子がやってくる。
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[第 12 話 ] 射柳の勝者
44分
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皇帝と斉王と共に行宮へやってきた皇太子。翌日に行われる射柳の勝者には皇帝から褒美が与えられることになり、皇太子は陸文昔のために何としても勝とうとする。一方、李柏舟を警戒している皇帝は、長州刺史の李明安(りめいあん)を呼び戻し、ある策を講じていた。その頃、李柏舟もまた行宮を訪れ、天長衛指揮使の呂翰(りょかん)と密談をしていた。
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[第 13 話 ] 皇帝の妙策
40分
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皇帝から天長衛を長州に移駐すると言われた李柏舟は、自身の勢力下にある軍を失うことに反発し、皇帝に再考を求める。一方、陸文昔は盧世瑜の元を訪れ、道中で李明安に出会ったことを伝える。そして、家族を守るため李明安と共に都を出ることにする。それを聞いた盧世瑜は、ある物を持ち主に届けてほしいと陸文昔に託す。
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[第 14 話 ] 邸報に仕掛けられた罠
42分
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皇帝の策にはまり、精鋭だった自身の兵力を奪われた李柏舟は、斉王が玉帯を授かったことを邸報に掲載して天下に知らしめることにする。だが皇太子と顧逢恩は、李柏舟の策を予測していた。そんな中、皇帝の朝膳の席に邸報が届く。邸報を読んだ皇帝は皇太子を問い詰める。すると皇太子は自らの行いには全て責を負うと語るが…。
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[第 15 話 ] 父子の情
42分
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李柏舟は趙壅の命じた印刷量が多く、別の印製局でも作業をしていたことを知る。その頃、顧逢恩が先回りして職人たちを捕らえていた。それを知った李柏舟は激怒する。陸文昔の協力を得た顧逢恩は、急いで皇帝の元に向かう。だがその途中で控鶴衛に捕らえられてしまう。そんな中、皇太子の窮地を救うため、皇帝の前に盧世瑜が現れる。
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[第 16 話 ] 命懸けの直訴
43分
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陸英ら御史台の面々は、皇太子が軟禁されていると思い込み、斉王を離京させるよう皇帝に直訴することを決断する。密書を受け取り御史台の動きを知った李柏舟は、頼みを聞いてくれれば高官の地位を約束するという文を礼部郎中に届けさせる。その頃、帰京する皇帝の元に礼部尚書の何道然(かどうぜん)がやってきて廷試の題目の変更を求める。
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[第 17 話 ] 恩師との別れ
40分
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恩師である盧世瑜を失った皇太子は、酒を飲み自暴自棄になっていた。陸英は諌言の首謀者として、陸文普は廷試を騒がせた罪で、共に捕らえられてしまう。そんな中、李柏舟は張陸正から皇太子妃の選定を巡る動きを知らされる。陸文昔は盧世瑜の屋敷に身を寄せていたが、陸英の家族であることを理由に罪人として捕らえられそうになり…。
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[第 18 話 ] 2つの諡号
40分
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盧世瑜の屋敷から戻った皇太子は陸家の屋敷へと向かう。すると張陸正の息子・張紹筠(ちょうしょういん)が陸文昔の弟・陸文晋(りくぶんしん)と兄・陸文普を連行しようとしていた。相手の正体を知らない張紹筠は皇太子に暴言を吐くが…。一方、皇太子の弟である趙(ちょう)王・蕭定楷(しょうていかい)に助けられた陸文昔は、李明安の元へ向かい助けを請う。しかし傍観するしかないと言われ、言葉を失う。
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[第 19 話 ] 取り引き
40分
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皇太子は女官の陳氏を呼び止め、ある頼み事をする。その後、陳氏は斉王にある物を届け、皇太子の言葉を伝えて取り引きを持ちかける。一方、無力な自分を責める陸文昔と、彼女を遠くから見つめることしかできない皇太子。趙王は兄の代わりに陸文昔に寄り添う。その頃、陸文昔を心配する李明安は刑部へ向かおうとするが…。
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[第 20 話 ] 見も知らぬ人
43分
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刑部に現れた陸文昔をかばうため、別人だと言い張る趙王。だがそこに皇太子が現れ、陸文昔の正体を張陸正に明かしてしまう。その様子を見ていた顧逢恩は理由を尋ねるが、皇太子は手だては考えてあると言うだけだった。そして皇太子は皇帝の元を訪れ、婚姻を願い出るのだが…。そんな中、ついに陸英と陸文普の処刑の日がやってくる。
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[第 21 話 ] 柳の枝
43分
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ついに斉王が都から旅立つ。趙王は落ち込む母を気遣うが、自分に見向きもしない母の態度に落ち込む。一方、陸文昔と陸文晋も長州へと旅立つ。文昔のことが忘れられない皇太子は陸文昔たちが無事に旅立ったかを見届けるよう顧逢恩に頼んでいた。そんな中、父と兄のことが諦めきれない陸文昔は、弟を置いて都へ戻ることにする。
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[第 22 話 ] 香り玉の扱い
43分
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李柏舟の動きを抑えたい皇帝は、皇太子の婚礼後の居所を議論する席で、皇太子の居所を移さないよう話を進めるが、李柏舟からのある指摘で雲行きが怪しくなってくる。その様子を外からうかがっていた陸文昔は、姜氏から延祚宮を見てくるよう言いつけられる。その頃、皇帝は皇太子を延祚宮へ移らせることを決めるが…。
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[第 23 話 ] 婚礼の儀
41分
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皇太子妃となる張陸正の長女・張念之(ちょうねんし)を迎えに来た皇太子。姉と共に皇太子を迎えた張紹筠はその姿に驚く。一方、東府の内人となった陸文昔は姜氏から顧瑟瑟(こしつしつ)という名を与えられ、皇太子妃に仕えることになる。そんな中、ついに婚礼の儀が執り行われる。その様子を間近で見ていた陸文昔は、皇太子からの言葉を思い出し動揺してしまう。
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[第 24 話 ] 戦馬の行方
45分
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軍報が届き、顧逢恩の父である武徳(ぶとく)侯・顧思林(こしりん)たちが行方不明となっていることが判明する。顧逢恩は自身も長州へ行きたいと皇帝に懇願するが、すぐに却下される。戦況が悪化した原因が戦馬不足のせいだと知った皇帝。実は送ったはずの戦馬は趙壅の指示により市で売られていた。身の程知らずな趙壅にあきれかえる李柏舟は…。
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[第 25 話 ] 弟の不始末
43分
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張紹筠は皇太子のために馬を探してくる。試し乗りをした皇太子は、一緒に乗ろうと皇太子妃を誘うが断られてしまう。代わりに陸文昔が一緒に乗ることになるが…。そんな中、馬の代金を支払おうとした張紹筠はだまされてしまい、大金を要求される。弟の不始末に皇太子を巻き込みたくない皇太子妃は、内密に処理するよう陸文昔に頼む。
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[第 26 話 ] 国を欺く者
45分
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馬球を終えた皇太子は、戦場にいるべき馬がなぜ都にいるのかを李柏舟に問うが、李柏舟は知らぬ存ぜぬで通す。だが皇太子は張紹筠が餌になると気づき、手を回していた。その頃、張紹筠に同行していた陸文昔が証拠の文書を確認すると、なぜか張紹筠が馬の売り主となっていた。またも李柏舟に先手を取られた皇太子は…。
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[第 27 話 ] 後継者として
46分
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皇帝は敗戦の責任を取る覚悟があるかと皇太子に問う。皇太子は決して失望させないと皇帝に誓う。懿徳宮から戻った皇太子は、皇太子妃に昨日の言動を謝罪する。そして父として子にどう接すればよいか分からないと不安を口にする。2人の会話を聞いていた陸文昔は複雑な気持ちになる。そんな中、皇帝は病を癒やすため行宮へと出立する。
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[第 28 話 ] 翻雲覆雨の手
44分
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夜風に当たる皇太子の元にやってきた皇太子妃。刑部へ行くという皇太子に、皇太子妃は“顧内人”を連れていくよう伝え、彼女に心を寄せても構わないと言う。一方、陸英と対峙した李柏舟は、陸英には状況を一変させる力があると語る。そして困惑する陸英に、あることを証言するよう求める。陸英が牢へ戻ると、そこには皇太子が待っていた。
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[第 29 話 ] 皇帝からの勅命
44分
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皇太子が趙壅への尋問を始めようとした時、皇帝の側近である殿前司長官・李重夔(りちょうき)が現れる。趙壅への拷問を禁ずるという勅命が言い渡され、調子に乗る趙壅。そんな中、冷静な態度で審理を進める皇太子は、張紹筠への処罰を決定する。冷酷な皇太子の姿に、恐れおののく趙壅。そして拷問を受ける趙壅を、皇太子は厳しい口調で問い詰める。
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[第 30 話 ] 無垢な心
43分
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皇太子妃はお腹の子を失ったと思い悲しみに暮れる。皇太子妃が飲んだ薬に、本来ないはずの苦みがあったことが判明し、薬を煎じた陸文昔らは尋問を受けることに。趙壅が目覚めたと報告を受けた皇太子は牢へ向かう。そして李柏舟の指示だと言えば命は見逃すと言うが、趙壅は耳を塞ぐ。だが皇太子が斉王の名前を出すと、趙壅の態度は一変し…。
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[第 31 話 ] 恥知らずの弁解
43分
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陸文昔は自分の正体を明かせぬまま、処刑されることに。一方、趙壅が亡くなる前に皇太子から供述書を書かされていたと聞き、李柏舟は焦っていた。そんな中、行宮へ向かっていた皇太子は伏兵に襲われる。趙壅の書いた供述書が狙われ、李柏舟の仕業だと明らかであるにもかかわらず、李柏舟は趙壅の私軍が報復したと弁解するが…。
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[第 32 話 ] 帰郷の望み
43分
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張紹筠が釈放され、張陸正は気の迷いを悔いて皇太子に謝罪する。一方、投獄された李柏舟は陸英から苦言を呈されるが…。皇帝から李柏舟の処分を任された皇太子は、証拠品を整理して保管するよう張陸正に指示をする。その後、皇太子は今回の件は陸英のおかげだと礼を伝え、復職についても話をするが、陸英は難色を示す。
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[第 33 話 ] 生別離より悲しきはなし
41分
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張陸正の策略により処刑場へ連れていかれた陸英と陸文普。そんなこととは露知らず、陸文昔は皇太子妃に別れの挨拶をする。皇太子妃から詩の続きを教えてほしいと頼まれた陸文昔は、別離の悲しみを詠んだ句を読み上げるが…。そんな中、皇太子妃の元に張陸正がやってくる。同席していた陸文昔は、張陸正の告白に耳を疑う。
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[第 34 話 ] 顧内人の正体
41分
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皇帝が帰京したものの、姿を現さないことにいらだつ貴妃・趙(ちょう)氏。趙王は母が自分に見向きもしないことに心を痛める。一方、皇太子は侍医から皇太子妃の体調について報告を受ける。そんな中、趙氏の誕生日の宴が開かれることになり、皇太子妃が出席すべきか皇太子の元に確認にやってきた陸文昔。すると皇太子は陸文昔に言づけを頼む。
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[第 35 話 ] 命の選択
40分
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皇帝から監国印の返上を求められた皇太子。更に陸英の件についても責任を問うと言われ、皇太子は落ち度を認めて素直に従う。その頃、誕生日の宴では何者かが盛った毒により皇太子妃と第六皇子・蕭定梁(しょうていりょう)が吐血。ある物なら解毒できると気づいた陸文昔は急いで皇太子妃に飲ませようとするが、それは1人分しかなく…。
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[第 36 話 ] 調べを受ける価値
42分
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皇太子妃の亡骸と対面した陸文昔は無実を主張し、皇太子だけが真実を解明できると訴える。そんな陸文昔に対し、皇太子は本当の名を名乗るよう迫る。更に張陸正を呼んだ皇太子は、尋問後に陸文昔を極刑に処すよう命じる。皇太子妃の父である張陸正に審理させるのは不適切だと東宮内侍の王慎(おうしん)は進言するが、皇太子は聞く耳を持たない。
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[第 37 話 ] 墓穴
41分
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皇太子妃に毒を盛った女官・孫(そん)氏が捕まり、斉王妃の指示だったと証言するが、その言葉を翻す。事件の真相を悟った皇帝は、張陸正に指示を出し、無実である陸文昔に罪を着せることで事を収めようとする。一方、長州刺史の李明安からは、敵に包囲されているにもかかわらず武徳侯が援軍を派遣しないとの急報が届く。
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[第 38 話 ] 監国として
42分
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皇太子は陸文昔を同席させて皇帝と碁を打ちながら、ある者の引き渡しを願い出る。だが皇帝は何食わぬ顔で陸文昔を極刑に処すよう、改めて皇太子に命ずる。その頃、孫氏の身柄の引き取りと事件の調査をするため、刑部、御史台、大理寺の官吏たちが動きだしていた。予想外の展開に焦る皇帝に対し、皇太子は理詰めで判断を迫る。
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[第 39 話 ] 態度と立場
41分
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自らの手で陸文昔を殺すよう迫られ、苦しむ皇太子。そんな皇太子に対し、陸文昔は無実の者が不当に死んだら濡れ衣を晴らしてくれるかと語りかける。そんな中、宗正寺の前に集まった文官たちは、趙氏の嫌疑について皇帝に問いかけるが、皇帝は解決済みだと言ってその場を立ち去る。一方、長州にいる顧逢恩は敵の食糧保管所に火を放つが…。
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[第 40 話 ] 天命
43分
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従軍中の顧逢恩は、敵の狙いが長州ではなく北の本営だと気づき、急いで知らせに向かうが、その途中で敵に囲まれてしまう。一方、気力をなくした皇太子は何も語らずにいた。そんな中、陸文昔を逃がしたはずの李重夔が皇太子と陸文昔の前に現れる。陸文昔は落ち込む皇太子を前に、思わず哀れという言葉を発してしまうが…。
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[第 41 話 ] 皇太子の決断
42分
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皇帝からの指示で、皇太子に罰を与える許昌平。一方、顧思林の配下・楊盛(ようせい)に捕らわれた顧逢恩は父の安否を尋ねるが、楊盛は指示に背き軍営を離れた理由を詰問する。目の前で配下たちが次々と殺され激怒する顧逢恩。次は自分の番だと思っていると…。その頃、皇宮では皇帝が顧思林を呼び戻し、宴に出席させようと画策する。
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[第 42 話 ] 亡き皇太子妃の言葉
42分
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皇太子は顧思林の帰京を祝う宴に出席するが、皇太子の手の傷に気づいた顧思林は、誰にやられたのかと問う。緊迫した空気が流れるが、皇太子は作文が不出来な己のせいだとその場を取り繕う。そんな中、宴はお開きとなり、酔った皇太子は皇帝に対して陸文昔を下賜してほしいと頼む。その頃、陸文昔は控鶴衛の手にかけられようとしていた。
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[第 43 話 ] 証しの品
43分
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陸文昔は盧世瑜に託された大切な物を洗衣所の女官たちに奪われ、もめ事を起こしてしまう。女官の陳蔻珠(ちんくじゅ)から、原因となった物は陸文昔とその想い人の証しの品だと聞かされ、皇太子は差し出すよう命じるが、陸文昔は必死に手の中に握りしめる。処罰しようとした皇太子を許昌平が制止し、ある賭けを持ちかけるが…。
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[第 44 話 ] 鷹を捕らえるために
42分
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斉王の前に現れた陸文昔は、陳蔻珠を排除するよう斉王に頼む。斉王は耳を貸さなかったが、陸文昔から皇太子妃の一件を持ち出され…。その頃、女官たちは必死に陸文昔を捜し回っていた。斉王の部屋の外で2人の会話を聞いていた趙王は、危険を冒し続ける陸文昔を心配するが、陸文昔は説得に応じず宮殿へ戻ることを選択する。
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[第 45 話 ] 姉との別れ
42分
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死を目前にした陳蔻珠は皇太子と面会し、15年間の思い出を振り返りながら、皇太子の髪を結う。そして家族が人質となったことを涙ながらに語るも、それが言い訳にすぎないことを理解していた。一方、街で李明安と会った顧逢恩は、楊盛が敵の首領を逃がしたことを話すが…。そんな中、陸文昔を見舞うため皇太子がやってくる。
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[第 46 話 ] 唯一の失策
42分
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陸文昔は親しくなった女官の沈夕香(しんせきこう)から刺繍を教えてもらい、皇太子を想いながら針を動かす。だが皇太子とは、なぜかなかなか会えなかった。陸文昔は王慎に皇太子が不在の理由を尋ねるが、そっけなくあしらわれる。そんな中、やっと皇太子が文昔の前に現れる。皇太子は文昔の赤い爪を見ながら、冷ややかな表情で問いを投げかける。
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[第 47 話 ] 新たな波紋
44分
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厳しい尋問を受けた陸文昔は、苦しい状況にもかかわらず自分ではなく沈夕香のことを心配する。皇太子が沈夕香の解放を約束すると、陸文昔は死を受け入れ、与えられた薬に手を伸ばす。一方、斉王は母から最近の皇帝の様子を聞き、納得がいかない。そんな折、皇宮には顧思林を弾劾する匿名の書状が届き、波紋が広がる。
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[第 48 話 ] 追放すべき者
41分
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庶民の身分に落とされたものの、またもや命を救われた陸文昔。皇太子から感謝するなら皇太子妃にと言われ、亡き皇太子妃の思いを知った陸文昔は涙が止まらない。そんな中、皇太子は許昌平に辞表を書くよう迫る。その夜、陸文昔は華やかな装いで皇太子の寝所へと向かう。異例の扱いに皇太子の周囲の者たちは懸念と反発を抱く。
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[第 49 話 ] 下賜品の石榴
42分
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皇太子の不在中、陸文昔は王慎に下賜品の石榴を無理やり食べさせられ、罪を着せられてしまう。一方、皇太子が東宮に戻ると、許昌平がわび状を持って待ち構えていた。聞く耳を持たず部屋に入った皇太子は、陸文昔がいないことに気づく。その頃、陸文昔は王慎から杖刑を受けていた。その状況を目にした皇太子は、自分が罰すると言い…。
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[第 50 話 ] 中秋節の宴
42分
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中秋節の日、皇宮では華やかな宴が催され、皇帝の親族が一堂に会する。だがそこに顧思林の姿はなく、不穏な空気が流れる。月が出るのを待ちながら、一同は即興の歌を披露する遊びを行うことに。そんな中、皇帝のお気に入りの側室・宋(そう)貴人が披露したのは、都で流行している奇妙な歌だった。その歌を聞いた皇帝は顔色を変え…。
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[第 51 話 ] 伯父のために
45分
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張陸正は息子の張紹筠が歌を広めた元凶だと斉王に責められ、言葉が出ない。弱みを握った斉王は、張陸正の次女を側室として嫁がせるよう迫る。杖刑を受け気絶していた皇太子が目覚め、安心する陸文昔。そんな陸文昔に対し、皇太子は万事計画どおりだと語る。ひどい傷を負いながらも、皇太子は皇帝への朝の挨拶に向かおうとする。
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[第 52 話 ] 裏切り
40分
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皇太子から張陸正への伝言を頼まれた陸文昔は、その内容に衝撃を受ける。張陸正の策で父と兄を失った陸文昔にとって、皇太子の告げた言葉は許し難いものだった。陸文昔は悔しさを押さえ込み張陸正の元へ向かう。一方、斉王の妃・李和綽は、斉王に都を離れたいと言い出す。そんな中、呼び戻された顧思林は皇帝に謝罪をする。
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[第 53 話 ] 真実
40分
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朝議で皇帝が陸英の件を議題に挙げる。皇太子と張陸正が説明を求められるが、実際の審議は先送りされ、何士釗(かししょう)ら御史台の面々が猛反発。すると追い込まれた張陸正が、陸英の件は皇太子の指示だったと証言する。張陸正が証拠として差し出した親書は確かに皇太子の筆跡で書かれていた。皇太子はそれを書いた者の正体を悟り…。
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[第 54 話 ] 守りたい人
41分
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顧思林は皇帝の元を訪れ、皇太子の行いについて謝罪する。そして、先の皇后に免じて寛大な処置を願い出る。だが皇帝は、朝議でこの件が明るみに出て、更に自筆の証拠まであるため、過ちを覆い隠すのは難しいと告げる。陸文昔の正体を知った皇太子は、全ての罰を受け入れる覚悟だったが、陸文昔も調べを受けることになり…。
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[第 55 話 ] 無意味な抵抗
43分
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陸英の件で幽閉されている皇太子は、何日も食事を取らず周囲を心配させる。見かねた趙王は、皇太子の様子を見に行くよう皇帝に進言。皇帝は皇太子に蜜柑を届けるよう命じる。夜半、ある人物が皇太子の元を訪れるが…。一方、李明安は顧逢恩を召喚するため軍営を訪れる。しかし顧逢恩は楊盛に飲食を断たれて衰弱していた。
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[第 56 話 ] 選択の後押し
40分
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重陽節の日、皇帝から尋問を受ける皇太子。なぜ陸英を殺したかと問われた皇太子は、逆になぜ今日を選んだのかと聞き返す。するとそこに顧思林が現れ、皇太子を祝うためにやってきたと言う。その言葉を聞き、今日が皇太子の誕生日だと気づいた皇帝は言葉を失う。顧思林の態度に激怒した斉王は怒鳴り込むが、皇帝に一蹴される。
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[第 57 話 ] 愛する者のため
42分
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仇敵・張陸正と牢の中で対面した陸文昔。陸文昔は張紹筠が窮地にあることを告げ、子供の命を守りたければ罪をかぶるようにと張陸正を脅す。全ては父と兄に罪を着せた張陸正への復讐の策だった。尋問の場に引き出された張陸正は、陸文昔の言葉に従って新たな証言をする。一方、追い詰められた斉王は証拠隠滅を図るが…。
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[第 58 話 ] 忠と孝
43分
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全てを知った皇帝は皇太子の元に向かい、父として謝罪する。そして皇太子の苦しみに理解を示し、忠と孝は両立できないと語る。父の言葉を聞き涙を流す皇太子。しかしその後、皇帝は皇太子に手枷を着けたまま顧思林の説得に向かうよう命じる。一方、長州には敵軍の襲来による危機が迫っていた。怯えた民衆が助けを求めた先は…。
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[第 59 話 ] 決着をつける時
46分
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長州では顧逢恩たちが敵の襲撃により窮地に追い込まれていた。一方、皇太子は長州の危機を救うため、顧思林に長州への出立を命じる。情を断ち切り苦渋の決断を下した皇太子は、その足で皇帝の元へ。斉王への公正な裁きを求められた皇帝は、それが自らの行いに対する報いだと嘆息する。やがて長州には援軍が到着する。
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[第 60 話 ] 想い人の名
46分
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皇太子は離京を翌日に控えた斉王と対峙する。皇宮への出入りを禁じられ、母に会いたいと必死に訴える斉王。そんな兄を前に、皇太子もまた実母との別れを思い返していた。その後、皇太子はついに想い人の元へと向かう。静かに雪が降る中、皇太子と陸文昔は思い出の場所でついに相対する。皇太子は陸文昔に本当の名を尋ねようとするが…。
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