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[第 1 話 ] 密告者
44分
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神都(しんと)最大の交易地、南市。美食家として名高い百里弘毅(ひゃくりこうき)は、大勢が見守る中で料理を品評していた。そこへ林仲(りんちゅう)という男が現れ、自分が“密告者”であることを告げる。その頃、武思月(ぶしげつ)が率いる内衛は、お忍びで南市にやってきた貴人を護衛していた。しかし賊の襲撃で街は大混乱に。騒動のあと、検視人の高秉燭(こうへいしょく)は死体を大理寺に運ぶよう命じられる。
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[第 2 話 ] 再び現る凶器
45分
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事件の証人を殺したと名乗り出て拘束された高秉燭。武思月は皇帝から令牌を授かり、秘密に包まれた情報機関“聯昉(れんほう)”と接触、高秉燭が“不良井(ふりょうせい)”と呼ばれる特殊な一帯の出身だと知る。その頃、百里弘毅は柳(りゅう)家の娘との婚礼を念押しされ、父親と口論になってしまう。一方、大理寺には高秉燭の身柄を内衛に移すよう勅命が下ったが、その護送中に襲撃を受け…。
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[第 3 話 ] 華燭(かしょく)の宴
44分
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お尋ね者となった高秉燭を追って不良井に乗り込んだ武思月たち。高秉燭は不良井を巻き込むなと武思月に忠告し、再度神都の街へと消える。だが聯昉の情報網により高秉燭の足取りは追跡されていた。追われる身の高秉燭はその頃、積善博坊(せきぜんばくぼう)の女将・窈娘(ようじょう)を頼り、百里弘毅と柳然(りゅうぜん)の婚礼に潜入しようとしていた。
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[第 4 話 ] 永遠の罪人(つみびと)
43分
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逃亡中の高秉燭は、船着き場で特徴的な手戟(しゅげき)を持った刺客に襲われる。高秉燭は5年前、同じ手戟を持った人物に兄弟分たちを殺されており、それ以来自責の念にかられていた。兄弟分の家族に報告と謝罪をするべく不良井に戻った高秉燭だったが、ある疑念が生まれる。一方、百里弘毅は父の遺体に不審な点があることに気づき、調べ始める。
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[第 5 話 ] 銅を追って
42分
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百里弘毅は父の死の真相を調べるため、深夜に屋敷を訪れた高秉燭と接触。検視を許し、父を殺した猛毒の名を聞き出す。同じ頃、内衛府では武思月が捜査から手を引くよう兄・武攸決(ぶゆうけつ)に命じられていた。失意に暮れる武思月の前に現れた高秉燭は、一連の事案が“春秋道(しゅんじゅうどう)”と呼ばれる組織の陰謀であると告げ、調査への協力を求める。
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[第 6 話 ] 問われる良心
40分
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武思月と高秉燭が銅の運搬を見張っていると、作業をしていた人々が殺されそうになる。助けようとする武思月と、自分の目的のために見殺しにしようとする高秉燭。一方、朝廷では、百里弘毅の父・百里延(ひゃくりえん)が銅を巡る不正に関わっていると疑われる。百里(ひゃくり)家には家長の座や富を目当てに一族が押しかけるが、百里弘毅はそれに目もくれず、父の死の真相解明に奔走する。
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[第 7 話 ] 亡魂への誓い
40分
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銅の不正に関与した大番頭・張四郎(ちょうしろう)の私宅を突き止めた百里弘毅。そこには先回りされたかのように2人の死体が。別経路から突き止めた高秉燭も現れ、2人は銅にまつわる告発状を見つける。その頃、聯昉では間者のあぶり出しが始まり、ある者の名が浮上していた。一方の武思月は高秉燭の過去を調べるため不良井の戸籍庫管理人・丑(ちゅう)じいの元を訪ねる。
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[第 8 話 ] 伏魔殿へ
39分
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銅のすり替えの黒幕が柳然の叔父・柳襄(りゅうじょう)だと知った百里弘毅は、柳然の里帰りを名目に屋敷を訪れる。柳然は喜ぶが、叔父と夫の間に流れる張り詰めた空気に違和感を抱くのだった。その頃、高秉燭も柳襄の不正の証拠を得るべく武思月から屋敷の見取り図を得ていた。百里弘毅が柳襄の屋敷に乗り込んだことを知った高秉燭は、百里弘毅の命が危ないと武思月に告げ…。
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[第 9 話 ] 耳目の長(おさ)
41分
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高秉燭は百里弘毅と武思月の協力を得て、柳襄の屋敷から帳簿を盗み出す。しかし暗号で書かれているため解読できない。その頃、情報機関・聯昉を率いる公子楚(こうしそ)は、間者のあぶり出しに高秉燭を使おうと考え始めていた。高秉燭らは暗号解読に聯昉の力を借りようと聯昉の連絡場所の1つに向かうが、橋渡し役の執事である韓冬青(かんとうせい)が殺害され…。
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[第 10 話 ] まやかしの村
40分
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柳襄と内衛の不和は名門貴族の知るところとなり、皇帝をも巻き込む騒ぎに発展する。一方、聯昉の情報で木炭の流通異常を調べる高秉燭は、皇帝の孫娘である永川郡主(えいせんぐんしゅ)の屋敷が大量に購入したという情報を探り当てる。それを聞いた百里弘毅は柳然と共に郡主を訪ねるが、郡主は臨川(りんせん)の荘園を柳襄に売ったこと、木炭を買ったのも恐らく柳襄であることを告げる。
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[第 11 話 ] 途絶えた線
39分
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単独で柳襄に会いに行った高秉燭。仲間を殺した春秋道の刺客について聞き出すことが目的だったが、柳襄は謎の言葉を残して自害してしまう。突然の叔父の死を受け入れられず、悲しみに打ちひしがれる柳然。百里弘毅と武思月は勝手な行動を取った高秉燭を責める。柳襄から何の情報も得られなかった高秉燭は、やるせない思いで仲間たちの墓を訪れる。
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[第 12 話 ] 汚(けが)された故郷
38分
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不良井で武器の密造所を発見した百里弘毅と高秉燭は、官府に通報すべきかどうかを巡って口論となり、不良使の王登成(おうとうせい)を訪ねる。話を聞いた王登成は通報に猛反対し、高秉燭に自力での解決を提案するのだった。その頃、内衛では柳襄の護衛・鳶飛(えんひ)の行方を捜していた。武思月は訪ねてきた柳然から鳶飛の家の話を聞き、部下を連れて踏み込むが…。
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[第 13 話 ] 兄弟の仮面
40分
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兵部尚書・宋凉(そうりょう)の謀反を暴いた高秉燭。しかし内衛に捕らえられ、不良井を救いたければ宋凉と結託した罪を認めるよう武攸決に脅される。この事案の調査を皇帝から任されたのは晋(しん)王・武慎行(ぶしんこう)だった。武慎行は従弟である武攸決に、宋凉の身柄を大理寺に移すよう指示する。一方、武思月は高秉燭を助けるため百里弘毅の協力を得て、消えた王登成の行方を追う。
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[第 14 話 ] 命の選択
41分
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百里弘毅は身代わりの囚人を用意して高秉燭を牢から逃がし、武思月の救助に向かわせる。高秉燭が向かったのは、かつて王登成に出会った古びた廟。そこでは高秉燭の母親と武思月が王登成の人質となっていた。王登成は高秉燭に、武思月を殺して一緒に春秋道へ入ろうと誘う。一方、離縁の話も出ていた柳然は、何とか夫の百里弘毅と話し合おうとするが相手にされない。
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[第 15 話 ] 密牢(みつろう)の囚人
39分
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時の太子・李頓(りとん)に招かれ、協力を求められた武思月。5年前の襲撃事件の際に宋凉が春秋道を滅ぼし、頭目の逍遥子(しょうようし)を捕らえたと聞き、武思月はある疑問を抱く。逍遥子が今も内衛の密牢に捕らわれていると知って、会いに行くが…。その頃、百里弘毅はわずかな手がかりから家出した柳然の居場所を割り出していた。
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[第 16 話 ] 新たな身分
39分
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高秉燭が聯昉の一員となったことを知り、悲しむ武思月。聯昉に入った者は各種の情や欲を断ち切らねばならず、妻帯もできないからだ。一方、聯昉を統べる東川(とうせん)王・李譯忱(りえきしん)は、高秉燭の忠誠心を試すと同時に聯昉内部の間者が誰なのか探ろうとしていた。任務を与えられた高秉燭は牢にいた王登成を連れ出すが、思わぬ事態が起き…。
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[第 17 話 ] 父娘(おやこ)の足跡
39分
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銅の採掘場がある奩(れん)山を訪れた百里弘毅と柳然。そこで密告者・林仲父娘が友人の急死後に失踪したと聞き、手がかりを求めて林宅に向かう。その頃、神都では春秋道の連絡を担う僧・若庵(じゃくあん)を捕らえるべく、武思月らが捜索を行っていた。追い込まれた若庵は、舞姫の宇文佩佩(うぶんはいはい)を人質に取り逃走を図る。武思月は人質の命を優先するが…。
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[第 18 話 ] 万象殿(ばんしょうでん)の暗流
39分
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神都に戻った高秉燭は、若庵がどうやって聯昉内の情報を得ていたかを見抜く。聯昉の中核である万象殿に間者が潜んでいると踏み、周囲の反発を受けつつも調査を進めていく高秉燭。その頃、百里弘毅も奩山から戻り、密告者が残した手がかりから春秋道の陰謀に迫っていた。百里弘毅は柳然の身に危害が及ばないよう接触を避け、密かに武思月と作戦を練る。しかしその動きを敵も察知していた。
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[第 19 話 ] 垂らした餌
39分
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囮(おとり)となる覚悟を決めた百里弘毅は、警備の敷かれた店で工部の者と会うことに。しかしそこに柳然が現れる。柳然を危険にさらしたくない百里弘毅は急いで店を出るが、手戟の刺客・十六夜(いざよい)に襲われてしまう。一方、高秉燭は聯昉内で間者の疑いがある者を30人余りに絞り込んでいた。その中には聯昉の長の腹心もおり…。
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[第 20 話 ] 2つの涙
39分
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間者が漏らした情報が明らかになり、高秉燭は韓冬青が殺された日の内容に注目する。そして、その情報の送り先と武思月からの知らせにより、追い続けてきた手戟の刺客・十六夜の正体を悟る。無言で対決に向かう高秉燭だったが…。一方、自ら仕向けて内衛の牢に入った百里弘毅は、李済(りせい)という青年の話から、父を殺した毒が再び使われたことに気づく。
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[第 21 話 ] 生きる意味
40分
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長年追い続けた仇敵・十六夜との対峙が意外な結末を迎え、やり場のない思いに沈む高秉燭。駆けつけた武思月は高秉燭の住みかである棺材舗へ行き、2人で酒を酌み交わす。その頃、内衛府から解放された百里弘毅は柳然に出迎えられるが、屋敷へ戻る途中で馬車を降り、とある宿へと向かう。その宿には不審な死を遂げた胡人(こじん)の骸が置かれていた。
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[第 22 話 ] 西域(さいいき)からの帰り人
39分
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聯昉で春秋道の調査を続ける決意をした高秉燭。一方、春秋道の本拠地では、掌春使(しょうしゅんし)と掌秋使(しょうしゅうし)と呼ばれる2人が意見を交わしていた。掌秋使は十六夜を慕っていた宮嫣(きゅうえん)に、十六夜の後任となるよう命じる。他方、胡人の件を調べていた百里弘毅は、街で懐かしい人物に出会う。西域から戻ってきたその人物は、柳然の弟・柳灃(りゅうほう)だった。
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[第 23 話 ] 消えた胡人
39分
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百里弘毅は柳灃の記憶を頼りに消えた胡人・康金(こうきん)の似顔絵を描き、武思月に託す。もう1人の胡人・康瞻彼(こうせんひ)の死に関わったとおぼしき妓女を見た者が全員怪死したことから、武思月は春秋道の関与を確信。康金の捜索を高秉燭に頼み、七夕の灯籠に彩られた街で久々に2人は顔を合わせる。一方、柳灃はかつて柳家にいた侍女・春禾(しゅんか)を忘れられず…。
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[第 24 話 ] 謎めく丹薬
40分
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ようやく康金を見つけた武思月。しかし内衛の仲間・李北七(りほくしち)に見張りを任せたにもかかわらず、康金は原因不明の死を遂げてしまう。一方、高秉燭たちは掌春使と呼ばれる春秋道の中心人物が、謎の丹薬を研究していることを知る。百里弘毅は康金の衣服に付いていた白い粉を調べ、実験の結果、それが何なのかを突き止める。
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[第 25 話 ] 東宮の闇
41分
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北帝玄珠(ほくていげんしゅ)の手がかりを求めて道教寺院を訪れた高秉燭と武思月。酒売りの白浪(はくろう)が周囲の注意を引きつけている隙に、武思月は不審な道士・天通道人(てんつうどうじん)の部屋から巻物を見つける。警告を示す鐘の音が響き、慌てた様子で黒衣の人物を外へ連れ出す天通道人。武思月は錬丹室で見覚えのある物に気づき、黒衣の人物がある貴人ではないかと疑念を抱くが…。
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[第 26 話 ] 錬丹の秘密
40分
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姿をくらました東宮の舎人・戴舟(たいしゅう)を捜そうとする武思月。しかしその身を案じた高秉燭は、武思月に代わり白浪と共に賭坊へ向かう。一方の百里弘毅は、薬材の調合が記された巻物を義父の柳適(りゅうてき)に見せる。不可解な調合であることを知った百里弘毅は、巻物の記載どおりに幾度も錬丹の実験を行ってみるが、一向に丹薬は作り出せず…。
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[第 27 話 ] さらわれた麗人
40分
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百里弘毅のため錬丹の材料を買いに出かけた柳然は、よい薬舗に案内するという天通道人の言葉を信じ、誘拐されてしまう。それを知った百里弘毅は単身、救出に向かうが…。一方、高秉燭と武思月は、戴舟から天通道人との密会場所の情報を得る。その場所に乗り込む2人だったが、天通道人は既に立ち去っていた。高秉燭と武思月は残された者たちからその行方を聞き出す。
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[第 28 話 ] 未曽有の神器
38分
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北山別院に辿り着いた高秉燭と武思月は、百里弘毅夫妻の居場所を突き止めるべく、ある作戦を実行する。高秉燭たちが近くにいることを悟った百里弘毅は一計を講じ、見事突入の機会を作り出すも、天通道人は洞窟に逃げ込んでしまい…。一方、皇帝から視察を命じられた武慎行は、武攸決たちと共に神都一の穀倉・含嘉倉(がんかそう)を訪れていた。
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[第 29 話 ] 洞窟の2人
39分
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洞窟に閉じ込められた高秉燭と武思月。高秉燭は、眠ればケガと寒さのため死んでしまうのではと心配し、武思月に話しかけ続ける。しかし武思月は次第に弱っていき…。その頃、武攸決は内衛を引き連れて北山に向かい、妹を救うべく洞窟の岩を取り除く作業を指揮していた。一方、春秋道の拠点では、天通道人が完成に近づいた兵器・伏火雷霆(ふくからいてい)の威力を披露。その威力は山をも崩すほどで…。
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[第 30 話 ] 偽りの墓
40分
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伏火雷霆の威力を痛感した高秉燭は、間もなく行われる燃灯(ねんとう)大典が春秋道の狙いだと予測。皇帝に中止を求めるよう公子楚に訴えるが、難色を示される。そこで高秉燭は春秋道の動きを予測すべく、春秋道の頭目・逍遥子を訪ねて内衛の牢に向かう。その頃、百里弘毅はある疑念を確かめるため、侍衛の申非(しんひ)らと共に兄・百里寛仁(ひゃくりかんじん)の墓を掘り返していた。
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[第 31 話 ] 不協和音
39分
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高秉燭は逍遥子が口ずさんでいた歌と白浪の地図を基に、春秋道の根城の場所を予測して1人で乗り込もうとする。そんな高秉燭を心配した白浪も同行を決意。一方、公子楚は、高秉燭への増援を皇帝に頼もうと宮殿に向かう。その頃、内衛府では姿の見えない李北七に疑いを向ける者たちと、李北七を信じようとする武思月との関係がぎくしゃくし始めていた。
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[第 32 話 ] 大典前夜
41分
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伏火雷霆の位置の割り出しを武攸決に頼まれた百里弘毅。補佐に任命された内衛の李純(りじゅん)たちから反発を受けるが、見事に彼らを説き伏せ調査を進める。その頃、高秉燭と白浪は、密林で助けた少女・青夜(せいや)が春秋道の根城を知っていると踏み、家に泊まることに。一方、武思月は公子楚の護衛・安白檀(あんびゃくだん)から李北七が最後に現れたのが車貸しであることを聞かされていた。
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[第 33 話 ] 隠された標的
40分
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李北七を捜しに行った武思月は、逆に捕らえられてしまう。その頃、百里弘毅は皇帝が燃灯大典を行う天堂が、修築前後で位置が変わっていたことに気づく。そんな時、高秉燭が青夜を連れて百里家の屋敷を訪れる。高秉燭は春秋道の根城で手に入れた謎の文書から、白浪の先祖の話を思い出す。これにより伏火雷霆の場所をつかめたように思えたのだが…。
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[第 34 話 ] 明火の爪痕
42分
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爆発はすさまじい被害をもたらし、神都を大きく揺るがす。激怒した皇帝は武攸決に調査を指示。そんな中、大理寺卿の高昇(こうしょう)は高秉燭が疑わしいと武攸決の従兄・武慎行に耳打ちする。その頃、高秉燭は武思月が爆発現場にいたことを知り、声を枯らして彼女を捜し回っていた。一方、友を失った悲しみに茫然とする百里弘毅の元に、ある人物がやってくるが…。
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[第 35 話 ] 人心の妙
40分
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皇帝は武攸決に、聯昉の長である公子楚の役割を継ぐよう命じる。神都最大の食糧庫である含嘉倉が爆破され、街では食糧の強奪や暴動が起き始めていた。爆破事件に関する朝廷の協議に呼ばれなかった李譯忱は宮殿に向かうが…。一方、含嘉倉の火災現場を調べていた武思月は、燃えかすの中に、存在するはずのない古い籾があることに気づく。
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[第 36 話 ] 燃え盛る炎
41分
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春秋道の煽動で暴動が起きる中、飢饉の原因は太子が食糧を大量に買い込んだことだとの噂が広まり、民の朝廷への不満は頂点に達していた。太子に激怒した皇帝は厳しい処分を言い渡すが、高秉燭と武思月は春秋道の陰謀だと気づく。その時、不良井で騒ぎが起き一触即発の状態だとの知らせが舞い込む。高秉燭は住人たちを説得しようと不良井に向かうが…。
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[第 37 話 ] 野望の継承
41分
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百里弘毅の兄・百里寛仁がかつて流罪を言い渡された際、友だった武攸決は皇帝を欺き百里寛仁を助けていた。含嘉倉の件でそれが明るみに出たものの、春秋道の頭目を捕らえた功績により、武攸決は厳罰を免れる。不良井にも食糧が届けられ、高秉燭は不良井の人々に感謝される。そんな中、投獄された兄の元を訪れた百里弘毅に百里寛仁が語ったのは…。
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[第 38 話 ] 刻まれた遺恨
44分
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百里寛仁の処罰後、武攸決は乱を鎮めた功を認められて龍山(りゅうざん)王に加封され、皇帝から期待をかけられる。一方、宇文佩佩が内衛に誅殺されたとの告示を見た柳灃は武攸決を詰問するが、はねつけられて憎悪をたぎらせる。武攸決から開倉の式典での警護を任せられた高秉燭は、武思月を不良井に呼び出し、ある懸念を示す。
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[第 39 話 ] それぞれの道
44分
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開倉の儀の当日、皇帝は神都の人々が集う南市に登場する。春秋道の道徒である宮嫣を内衛に引き入れた武攸決は、持ち場から離れ、念願だったその瞬間を見守っていた。そこへ高秉燭が登場。高秉燭は武攸決が聯昉の長となった時から起きた一連の出来事を見逃さず、百里弘毅と連携して陰謀を食い止めようとしていた。そして対峙する高秉燭と武攸決の前に現れたのは…。
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