山のムスメ もっとも美しい青春
 

山のムスメ もっとも美しい青春

中国
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 2022年  
【みるアジア独占!】
豆瓣で9.2点の高得点!
実話に基づく大都会から故郷へ戻り、貧困削減の戦いに挑んだ女性の物語
全 40 話 / 45 分
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エピソード
[第 1 話 ] 
第1話
  45分
貧困扶助の途上で土石流に巻き込まれて犠牲になった若き女性幹部ホアン・ウェンシウは幼少の頃、教育を重視する父親と共に山奥から県城に移住し、小学校へ通うことになった。隣の席に座っていたミンジエ(男)は墓に出没するウェンシウをお化け扱いしていじめたが、ウェンシウのお陰で成績が良くなる。そのお墓には、幼くして両親を失った同級生のシンイーがお参りに来ていた。3人は共に成長するも、ミンジエは成績優秀で大学へ進学、シンイーは若くして嫁ぐことになり、ウェンシウは大学に落ちて浪人することになる。
[第 2 話 ] 
第2話
  45分
浪人の末、大学に入学したホアン・ウェンシウは中国共産党に入党し、勉学と人柄の双方が評価されて貧困学生扶助対象となり、大学以降の学費が全て免除され、北京で大学院生となった。幼馴染のシンイーとミンジエも北京に住んでおり、シンイーは将来有望な歌手バン・チャオを仕事で養うまで成長を遂げており、ミンジエも大学院生となっていた。ミンジエの助けで北京の大企業に内定をもらったウェンシウだったが、彼女は北京に留まるべきか、進路に迷っていた。そんな中、彼女は故郷広西への貧困支援に興味を持つ。
[第 3 話 ] 
第3話
  45分
大学院を卒業したウェンシウに想いを寄せるミンジエをはじめ、ウェンシウの友人たちはこぞって北京に留まるよう説得するが、彼女の決意は固く、北京観光に来ていた父親と一緒に地元広西に戻る。ウェンシウは現地の宣伝部に務めたが物足りなさを感じており、バイニー村の支部書記がとても頑固で、新しいことを一切受け入れないため、村の第一書記のポストが空いていることを耳にし、志願する。
[第 4 話 ] 
第4話
  45分
バイニー村の第一書記に就任したウェンシウは、意識改革の手始めに役場付近の清掃から始める。バイニー村のノン支部書記は、表向きではウェンシウを歓迎しながらも清掃には嫌々参加し、室内での喫煙を禁じられると会議中にも関わらず外に吸いに行ってしまう。しかしある交通事故で、ウェンシウが体を張って逆上した遺族を制止し負傷してから、ノン支部書記は彼女に協力的になるが、それでも村の観光事業計画だけには断固反対した。
[第 5 話 ] 
第5話
  45分
バイニー村第一書記のホアン・ウェンシウは、ノン支部書記らと共に貧困支援対象の世帯を回るが、定期的に訪問して状況を確認しているだけで、支援の成果はあがっていなかった。交通事故で家族を亡くした遺族の賠償金分配問題や、名産品の砂糖ミカンとビワのどちらを植えるかの対立問題なども徐々に浮上してくる。こうした中、ノン支部書記は村の観光事業計画に断固反対する意思を再度強調する。
[第 6 話 ] 
第6話
  45分
ノン支部書記が観光事業に反対する原因は、巨額の融資を得るために、村民の最後の財産である広大な杉林を抵当に入れることだった。また、観光事業を興すためには村の名産品も必要だと、前支部書記を務めていたノンの三おじから話を聞いたウェンシウは、農業系の大学院を卒業した幼馴染のミンジエに砂糖ミカンについて話を聞いていた。こうした中、村のモン・チャンロン副主任はビワの栽培をウェンシウに勧める。
[第 7 話 ] 
第7話
  45分
第一書記ホアン・ウェンシウは貧困支援対象者のホアン・ユエンジュンの部屋を片付け、布団や服の洗濯までした。感激したホアン・ユエンジュンは心を入れ替え、ウェンシウ一行を自宅の宴席に招くことにしたが、料理代金はウェンシウが払い、ノン支部書記が自家製のお酒を持ってくることになった。この宴席で、ビワ栽培の件でウェンシウの支持を得られないモン・チャンロン副主任は、強大な権力を持つ親族をちらつかせて彼女に圧力をかける。
[第 8 話 ] 
第8話
  45分
宴席で第一書記のホアン・ウェンシウに酒を沢山飲ませるよう妻フーアイに指示されていたモン・チャンロン副主任は、彼女に強いお酒を3杯飲ませる。宴席の後、生活保護を受け取れずに悶々としていたゴン・フーヤンに、フーアイは第一書記に直訴するよう吹っかける。ウェンシウはそれほど酔っていなかったが、生活保護の支払いを快諾しなかったため、ゴン・フーヤンは鎮にウェンシウを訴える。さらにモン・チャンロン副主任も、ビワ生産を承諾しないことを理由にウェンシウを鎮に訴える。それでもウェンシウを信頼するユー鎮長は、姪ら2人の女性を彼女の助手につける。
[第 9 話 ] 
第9話
  45分
砂糖ミカン栽培のためにビワ栽培に対抗してきたバン・ファユエンが全く話を聞いてくれないため、ウェンシウは話し合いに応じるよう彼の親戚に働きかけた。生活保護以外の解決策をウェンシウがゴン・フーヤンに提案すると、ゴンは村役場を県に訴えた。ウェンシウはゴンの担当者であるヤンとリーを迎えに行き、その過程で副県長の父親を持つヤンの人脈の強さと、長年難病に悩まされる妻を持つリーの苦境を理解する。
[第 10 話 ] 
第10話
  45分
ゴン・フーヤンの訴えの問題解決を県のマー主任から命じられたウェンシウは、ゴンの妻子が帰宅した際に自宅を訪問。ゴンの長男の話から、父親が騒ぐ真の目的は生活保護のためではなく、村のタバコ栽培独占に反対するためだったと理解する。タバコの栽培技術を独占しているのはルオ婦女主任の夫ウェイ・ピンリー。一方、砂糖ミカンに対抗するビワ栽培を主導するのはモン・チャンロン副主任、さらにその恩恵に預かるノン支部書記…。村の幹部を絡めた利権構造が徐々に明るみに出る。
[第 11 話 ] 
第11話
  45分
ゴン・フーヤンの長男が外地でタバコ栽培を学ぶために家出するが、ウェンシウは人脈を駆使して長男を見つける。感銘を受けたルオ婦女主任はタバコの栽培技術を独占する夫のウェイ・ピンリーに技術共有を懇願する。一方、ビワ栽培を主導するモン・チャンロン副主任の親族でもある県のマー主任から、ウェンシウは砂糖ミカンの木を切るよう圧力をかけられるが、可能性を捨てきれず専門家を招く。専門家の到着に先駆けて、モン副主任たちは一足先に砂糖ミカンの木の伐採に向かっていたが、地元民以上に村民に尽くすウェンシウに心を打たれたノン支部書記が、モン副主任の前に立ちはだかる。
[第 12 話 ] 
第12話
  45分
技術指導があれば砂糖ミカンの大量収穫が見込めると専門家が判断したため、バン・ファユエンは砂糖ミカン栽培の継続を決心する。ビワ栽培拡大の話を反故にされた副主任のモン・チャンロンは、第一書記のホアン・ウェンシウと支部書記のノン・ジャンシャンと仲たがいするも、無償で技術指導をしてくれた専門家チームにウェンシウが謝礼として渡した豚肉を賄賂扱いして訴えると言う妻フーアイの提案は制止する。一方、ウェンシウを警戒するようフーアイに唆(そそのか)されたノン支部書記の妻は、電動バイクにウェンシウと2人乗りして職場に向かう夫の姿を見て表情をゆがめる。
[第 13 話 ] 
第13話
  45分
交通事故で夫と弟を亡くしたチーダイは、舅の五おじに賠償金の取り分について切り出せずにいたが、ウェンシウの仲介もあって合理的な額を手にする。取り分が減った五おじはモン家の墓の修繕費を出さないことにしたため、またもモン・チャンロンの利益が損なわれる。貧困脱却チームのリーダーに立候補したラン・シュアンインは、まずは自らが貧困から抜け出すために搾油を始め、彼女に思いを寄せていたホアン・ユエンジュンが手伝うことになる。タバコ栽培技術を独占していたウェイ・ピンリーは、ゴン・フーヤンのタバコ栽培支援を決心する。
[第 14 話 ] 
第14話
  45分
ウェイ・ピンリーがゴン・フーヤン以外の世帯のタバコ栽培を支援しないため、ウェンシウはタバコ会社のミン副経理を村に招待し、彼に貧困扶助を助けてもらうことにする。ミンはウェイに無償で技術を供与した恩人であり、ウェイも恩人に倣って支援を行うと承諾する。一方、ミンと共に村を訪問したチエン(ウェンシウの前任者、無茶な観光計画で第一書記の座を追われる)は、想いを寄せるラン・シュアンインとの距離を縮めようとするが、同じくシュアンインに想いを寄せるホアン・ユエンジュンに阻止される。
[第 15 話 ] 
第15話
  45分
他の村で13歳の娘ジョウ・チーホアが車でさらわれたと、同じ第一書記の仲間チュンフーから電話を受けたウェンシウは、ノン支部書記らと協力してさらわれたチーホアを救出する。タバコ栽培の協同組合が成立し、1割の配当で技術供与を始めたウェイ・ピンリーに対し、5割の配当でビワ栽培を主導するモン・チャンロンは危機感を覚える。村駐在幹部のヤンの提案で貧困脱却地図が作成され、貧困世帯には青旗を刺し、貧困を脱却すれば赤旗に刺し替えるシステムが確立する。村の戸籍がないウェイ・ピンユー宅を訪ねたウェンシウは、脚を骨折した彼に村への戸籍登録を勧め、村に医療保険の導入を促す。
[第 16 話 ] 
第16話
  45分
ユー鎮長がウェンシウにつけた助手モー・ユーは、ウェイ・ピンユー一家の戸籍登録と医療保険加入が完了したと報告したのち、ウェンシウに入党の意思を伝える。自家製の酒を日々飲んでばかりの六おじと会話するため、彼と一緒に酒を飲んで奮起を促していたウェンシウは、父親が肝臓がんであると姉から電話で知らせを受ける。ウェンシウは車で実家に戻ろうとするが、飲酒後だったためノン支部書記が運転を代行する。こうした中、想いを寄せるラン・シュアンインに一度は拒まれたものの、彼女に新型の搾油機を届けにチエンが村にやってくる。ウェンシウはチエンを阻止するために村へ戻る。
[第 17 話 ] 
第17話
  45分
チエンが贈った搾油機の受け取りをラン・シュアンインは拒否するが、ホアン・ウェンシウ第一書記とノン・ジャンシャン支部書記が駆け付けると、シュアンインが村から少額融資を受けて、購入の形式で買い取ることになった。その後チエンら一行の接待をノンが引き受け、ウェンシウは1人で肝臓がんになった父親の入院先へ向かう。父親の手術は成功するも、監督班による抜き打ち検査や、医療保険と年金の担当者である村駐在幹部リー・シーチャオの妻の容体悪化など、手術中も村から連絡が絶えなかった。
[第 18 話 ] 
第18話
  45分
ウェンシウが父親の看病で不在の間も、村では幹部が一丸となって村民の医療保険と年金加入を推進し、ウェンシウが戻ってくる頃には目標を達成していた。ウェンシウは幹部の中で浮いた存在になっていたモン・チャンロンの自宅を訪ね、彼の悲惨な過去を理解し、貧困脱却の協力を取り付ける。ラン・シュアンインは新型搾油機の稼働を始めたが、油の原料となる椿(ツバキ)の種の供給量が足りないため、村が村外から原料を買い付け、その代わりに村に10%の権利株を配当することに決まった。
[第 19 話 ] 
第19話
  45分
自家製のお酒を毎日昼から飲んだくれて落ちぶれた六おじに国旗掲揚を担当させることで、ウェンシウは彼を立ち直らせた。同時に高い酒造技術を持つノン支部書記の妻に、六おじが造っていたお酒を引き継いでもらい、さらに村民への造酒の技術指導を依頼する。ウェンシウは販路を確保すべく、展示会で村の椿油とお酒のアピールに成功する。何十年も前に、自らの子を身ごもっていた妻を亡くしたツェン老人は、悲しみのあまり危険な山奥で妻の墓守をし、村の貧困脱却事業を妨げていたが、ウェンシウは墓ごと麓に引っ越すよう提案する。
[第 20 話 ] 
第20話
  45分
ツェン・リーリンの養豚を成功させるべく、村駐在幹部のヤンは近隣の村に養豚の研修に行くことになった。ホアン・ユエンジュンの貧困脱却を実現すべく、ウェンシウは彼に養蜂を勧めたが、ユエンジュンが蜂に刺されて挫折してしまう。ノン支部書記は賄賂と批判される覚悟で、ビワ栽培でモン・チャンロン副主任に配当を渡していなかったことを打ち明けようと決心する。バイニー村の元第一書記のチエンは、ラン・シュアンインに搾油機の部品を届けに来たと嘘をつき、偶然を装ってシュアンインの長女ジンフォンに会い、誕生日プレゼントにスマホを贈る。
[第 21 話 ] 
第21話
  45分
ラン・シュアンインの長女ジンフォンは、チエンからスマホをもらった事実を隠し、母親にアプローチするチエンを応援する。同じくシュアンインに好意を抱くホアン・ユエンジュンは養蜂に挫折するも、シュアンインは党班長として彼の貧困脱却を支援すべく、彼女の搾油事業でユエンジュンを雇うことにした。祖父の介護のために村に戻っていた歌手バン・シャオバンは、村に教師として引き留められるも同意しない。養豚研修で村から離れていたヤンは恋人と別れそうになるが、ウェンシウの仲介もあって和解する。研修で成長を遂げたヤンは、村を跨いだ協同組合構想の発案に加わる。
[第 22 話 ] 
第22話
  45分
養豚の研修を終えたヤンは村に戻り、村で費用を立て替えてツェン・リーリンには子豚を、河辺の2世帯には子鴨を届け、さらに養殖の協同組合に加入させて貧困脱却を目指すが、リーリンに届けた子豚の容体が徐々に悪化してしまう。連休で実家に帰っていたウェンシウは急ぎ村に戻り、村の幹部が一丸となって原因を調べると、豚小屋に使われていたセメントの硫黄含有量が問題だったことを突き止める。「獣医でもあるまいし」とあきらめて傍観していたモン・チャンロンも積極的に豚小屋の建て直しを手伝うが、彼の妻フーアイはウェンシウへの敵意を隠さない。
[第 23 話 ] 
第23話
  45分
砂糖ミカンが想定よりも大量の収穫を見込めそうになる中、販路の確保が課題となる。そこで村の幹部たちはそれぞれのネットワークを駆使し、歌手のバン・シャオバンはライブコマースで販路の拡大に成功。さらにミカン事業を仕切るバン・ファユエンは協同組合の結成を目指し、モン・チャンロンが担うビワ事業からミカンに乗り換えようとする農民が出てくる。それでもチャンロンは、ツェン・リーリンの豚小屋立て直しのために名を伏せて無償でセメントを贈り、ミカン運送用の道路整備にボランティアで参加する。ファユエンも養蜂を始める六おじに寄付を行うなど、村全体で支援の輪が広がっていく。
[第 24 話 ] 
第24話
  45分
ミカンの収穫を迎えるにあたり、ウェイ・ピンユー夫妻は宅配便拠点を設け、豊作の喜びに浸る。シュアンインの長女ジンフォンがチエンからスマホをプレゼントされていたことが明るみに出ると、ウェンシウはチエンに、母親の同意なしにジンフォンと接触しないよう約束させる。チャンロンの妻フーアイは、リーリンに貧困世帯待遇で子豚を買わせて、うまい汁を吸おうという企みをチーダイに伝えたが、ウェンシウはこの企みと真っ向から対峙せず、むしろ養豚業による貧困脱却の機会ととらえて協同組合を結成する発想に至り、チーダイの義父であるモン家の五おじに投資を持ちかけるが拒まれてしまう。
[第 25 話 ] 
第25話
  45分
山岳部の危険地帯で、孫と2人で暮らしながら妻の墓守をするツェン老人は、墓を麓に移して自らも安全な場所に引っ越すプランをウェンシウに提案され、後日回答することにしていた。しかし、その回答日前に大雨に襲われ、村の幹部が一丸となってツェン老人と孫を救い出した直後に家は倒壊、その過程でウェンシウと助手のモー・ユーが負傷してしまう。翌日、発熱で寝込んでいたモン・チャンロンはその事実を知るや否や現場に駆けつけ、仕事に一時期消極的になっていたことをウェンシウ詫び、同時にビワ事業で自分が受け取る配当を下げられない真の理由をウェンシウに打ち明ける。
[第 26 話 ] 
第26話
  45分
父親の手術を見守るため、ウェンシウが休暇を取って実家に帰っている最中、村の駐在幹部リーの妻が他界する。こうした中、貧困脱却支援のアヒルのヒナが村に届くが、モン・チャンロンの妻フーアイは養殖協同組合の設立を阻止すべく、ヒナに与えるヤカンの水に殺虫剤を混ぜようとするが、直前で思いとどまる。チャンロンはフーアイを疑い、ヒナの元に駆けつけヤカンの水を飲んで毒味し、問題ないことを確認する。養鴨に詳しいリーは妻の葬儀から戻ると、ヒナの餌に青菜の手配を頼む。チャンロンは好意で自家の畑から青菜を採ってくるようヤンに頼むが、フーアイがその直前に畑に農薬をまいていた…。農薬ごと食した一部のヒナが死ぬと、悪意のないフーアイ・チャンロン・ヤンに疑いの目が向けられる。
[第 27 話 ] 
第27話
  45分
ヒナの死で疑われたモン・チャンロンの妻フーアイは、通報して無実を証明する。この騒ぎで村を訪れた県のマー主任は、ウェンシウが功を焦って無理やり協同組合の拡大を推進していると批判する。この批判は、組合が広がればビワ栽培でモン・チャンロンの配当が減り、配当の一部を受け取っているマー主任の利益を損なうからだとウェンシウは疑い、ユー鎮長に調査を依頼する。チャンロンはマー主任の甥であり、妻フーアイの従兄でもあるマー・ワンリーに配当金をあきらめるよう相談するが、ビワ推進政策の権力を握るマー・ワンリーは配当ではなく農民の利益を減らすべきだと反論する。
[第 28 話 ] 
第28話
  45分
ヒナの騒動で自信を無くした村民を励ますため、駐在幹部のリーは村民宅に住み込みで養鴨に取り組む。砂糖みかん事業は大成功を収め、主導者のバン・ファユエンは利益の中から協同組合への加入金と村への寄付金を拠出し、余った分を自分と農家に分ける。分配率こそ低いものの、貧困脱却を果たすには十分すぎる額で、刺激を受けたチーダイは再度義父の五おじに養豚組合への投資を提案、五おじも前向きになる。チエンにもらったスマホについて、ジンフォンは母親のラン・シュアンインに問い詰められ、妹のインフォンからは裸でチエンとビデオ通話をしていたと告げ口され、潔白を証明するため河に飛び込む。
[第 29 話 ] 
第29話
  45分
ジンフォンが裸でチエンとビデオ通話をしていた誤解は晴れるが、チエンの標的が母親のラン・シュアンインではなく長女のジンフォンであったことが発覚する。母親に苦労をさせたくないジンフォンも貧困脱却の近道として裕福なチエンとの結婚に前向きだが、シュアンインは必死で阻止する。ビワ事業の配当の一部を受け取っているマー・ワンリーは、従妹フーアイの夫チャンロンに対し、組合を拡大して配当率を下げるよう圧力をかけるウェンシウのやり方は政策違反だと主張し、ウェンシウを陥れて、他の村で配当率を下げずにビワ事業を拡大するよう献策する。
[第 30 話 ] 
第30話
  45分
ジンフォンが裸でチエンとビデオ通話をしていた誤解は晴れるが、チエンの標的が母親のラン・シュアンインではなく長女のジンフォンであったことが発覚する。母親に苦労をさせたくないジンフォンも貧困脱却の近道として裕福なチエンとの結婚に前向きだが、シュアンインは必死で阻止する。ビワ事業の配当の一部を受け取っているマー・ワンリーは、従妹フーアイの夫チャンロンに対し、組合を拡大して配当率を下げるよう圧力をかけるウェンシウのやり方は政策違反だと主張し、ウェンシウを陥れて、他の村で配当率を下げずにビワ事業を拡大するよう献策する。
[第 31 話 ] 
第31話
  45分
“失恋”を経験したジンフォンはチエンに圧力をかけたウェンシウを責めるが、チエンの想いは愛ではなく下心だと諭される。帰省中のウェンシウに親しげに電話をかけた村駐在幹部のヤンに、ウェンシウの母親は好印象を抱き彼との結婚を促すも、ウェンシウはヤンに全く興味を示さない。北京で負傷して入院したウェンシウの幼馴染ホアン・シンイーを、歌手を目指す過程で彼女と別れたバン・チャオが見舞いに行き、抱きしめる。2019年の元旦を迎えた村では、貧困脱却の段階的成果を祝い児童歌謡コンテストが開催される。
[第 32 話 ] 
第32話
  45分
北京で苦労を重ねたホアン・シンイーは、バン・チャオと共に帰省する途中、ウェンシウが第一書記をつとめるバイニー村に寄る。村の新年会の歌謡コンテストで、バン・チャオは歌手のバン・シャオバンと知り合い、親交を築く。コンテストに出演したラン・シュアンイン一家を、ホアン・ユエンジュンは客席から歌声で支え、ラン家との距離を縮める。ウェンシウの母校の大学院から実習生と教師がバイニー村に貧困支援就業体験にやって来ると、ウェンシウは村の子供たちの見識を広げようと、早速実習生たちと交流の場を設ける。
[第 33 話 ] 
第33話
  45分
多くの貧困世帯が実習生たちを喜んで受け入れたが、ラン・シュアンインの長女ジンフォンは“失恋”の後遺症もあり、実習生たちを歓迎しない。ウェンシウから“特別任務”を預かった2人の実習生はジンフォンに働きかけ、徐々に彼女の心の壁を取り除いていく。出産直前まで最前線で働いていたユー鎮長が無事に出産し、産後のお見舞いに行ったウェンシウはユー鎮長の義母から、バイニー村のビワ販売に携わる親戚ハン・ビンを紹介される。北京に残ったウェンシウの幼馴染ウェイ・ミンジエはルオ・メイフェンとの結婚を控え、引っ越し先を見学する。
[第 34 話 ] 
第34話
  45分
養豚協同組合への投資を五おじに何度も説得したものの、フーアイに失敗のリスクを指摘されたことでは五おじは最後まで拒み続け、ウェンシウは仕方なく広西の農業信用組合から不足分を融資してもらう。しかしいざ養豚事業が軌道に乗ると、五おじは後悔して投資を希望するが、既に全額調達済みだったため、ウェンシウは五おじに他の事業への投資を勧める。ノン支部書記はビワ栽培におけるモン副主任との癒着をウェンシウに打ち明け、どう処理すべきか相談する。村人たちと完全に打ち解けた実習生たちは、研修日程を終えて北京に戻る。実習生たちと触れ合ったジンフォンは“失恋”から立ち直っていた。
[第 35 話 ] 
第35話
  45分
フーアイはタバコ生産を統括するウェイ・ピンリーに、第一書記を務めるホアン・ウェンシウに取り分の引き上げ交渉をするようけしかけるが、共産党員を目指し始めていたウェイ・ピンリーにフーアイの言葉は響かなかった。ビワの収穫を間近に、輸送路を妨げるホァン・ユエンジュンの親の墓を移動すべく、ウェンシウはユエンジュンに交渉するが、墓の移動に応じないユエンジュンの身勝手さに見かねてラン・シュアンインは彼を解雇する。ノン支部書記の妻は造酒の協同組合立ち上げに同意し、融資を受けて、モン・チャンロンにずっと未払いだったビワの配当を返す決断を下す。
[第 36 話 ] 
第36話
  45分
季節外れの台風がビワの収穫季に直撃し、ホアン・ユエンジュンの親の墓があるため舗装できなかった輸送路の状況が連日の大雨によりさらに悪化。運搬トラックが通れなくなり、400万元分もの被害が見込まれる事態となる。ビワを統括するモン・チャンロンは窮地に陥るが、ウェンシウは1000名もの村民を動員し、近隣の村の党員・幹部の協力も得て、50万キロものビワを山奥から人力でトラックが到着可能なエリアまで運び出す。ビワの被害は最小限に抑えられ、フーアイはウェンシウに感激するが、ホアン・シュージン主任が過労で心臓発作を起こし、墓の移動を拒み続けたユエンジュンは罪悪感で頭を抱える。
[第 37 話 ] 
第37話
  45分
モン・チャンロンはビワの配当を減らすよう、妻フーアイの従兄マー・ワンリーに懇願するが拒まれる。マー・ワンリーはさらに、おじのマー主任と共に村を訪れ、ビワ栽培の作付面積が広がらないのは第一書記をつとめるウェンシウの責任だと批判する。翌日、ビワの普及会議を主催したマー主任とマー・ワンリーはウェンシウを問い詰めるが、高額な配当によってビワの普及が滞っていたのは周辺の村も同じだとウェンシウは説明する。さらにノン支部書記が、マー・ワンリーが配当の中からリベートを受け取っていたと直訴する。
[第 38 話 ] 
第38話
  45分
妻フーアイの従兄マー・ワンリーがビワの配当からリベートを受け取っていたことをモン・チャンロンが証言し、マー・ワンリーは拘束され、おじのマー主任も謝罪する。モン・チャンロンはフーアイの親族を訴えたことに後ろめたさを感じていたが、フーアイは夫に理解を示す。ホアン・ユエンジュンは遂にビワの輸送路を妨げていた墓の移動に同意し、ラン・シュアンインの搾油所で再び働き始める。墓が移動したことで輸送路の拡張申請が可能になり、拡張されればトラックも通れるようになる。様々な障害が取り除かれたことで、ビワ栽培の協同組合設立が推進される。
[第 39 話 ] 
第39話
  45分
村の歌手バン・シャオバンが歌手コンテストで優勝し、北京での初コンサート開催が決定する。台風が接近し、水路の決壊やビワの輸送路拡張工事申請などの問題を抱えながらも、肝臓がんの手術後に退院した父親を見舞うため、ウェンシウは車で帰省する。つかの間の団らんの後、村に戻るウェンシウは大雨の中、村民から来た電話に対応するため山道で足止めされる。電話中も雨は雷を伴い、どんどん激しさを増し…。
[第 40 話 ] 
第40話
  45分
大雨の中、車で山道を進んで実家から村へ戻っていたウェンシウは、土石流に巻き込まれて命を落とす。家族・友人・幹部・村民が悲しみに暮れる中、歌手となったバン・チャオは北京でコンサートを開催。ゲストとして参加したバン・シャオバンはその舞台で涙をこらえながらウェンシウを歌で追悼する。バイニー村の第一書記は、これまでウェンシウと助け合ってきたハン・リーミンが受け継ぎ、村の幹部や村民と一丸となってウェンシウの遺志を次々と達成していき、貧困脱却地図の青旗(貧困世帯)が全て赤旗(貧困脱却世帯)に置き換わる。
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