大清塩商~清の塩商人~
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大清塩商~清の塩商人~

中国
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 2014年  
清の政治経済に甚大な影響を及ぼした塩商人が主役
豪華キャストの演技にも注目!
全 34 話 / 45 分
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エピソード
[第 1 話 ] 
第1話
  45分
塩政を司る役人・尹如海(イン・ルーハイ)の謎の死に対し、乾隆帝は揚州(ようしゅう)に元軍人・阿克占(アー・クージャン)を遣わし、兵餉の確保と塩務の調査を命ずる。揚州の塩商人を統括する3人の“総商”汪朝宗(ワン・チャオゾン)・馬徳昌(マー・ダーチャン)・鮑以安(バオ・イーアン)が警戒を強める中、総商のトップ“首総”をつとめる蕭裕年(シャオ・ユーニェン)の娘・蕭文淑(シャオ・ウェンシュウ)は、夫の汪朝宗との間に男児を授からないことがもどかしく、役者の婉児(ワンアル)を妾に娶るよう促すが、芸のみを売る妓女・姚夢夢(ヤオ・モンモン)に惚れこむ汪朝宗に拒まれる。
[第 2 話 ] 
第2話
  45分
塩政の調査を始めた阿克占(アー・クージャン)が銀の倉庫を調べると、多額の欠損が明るみに出る。塩運使の盧徳恭(ルー・ダーゴン)は全ての罪を、謎の死を遂げた尹如海(イン・ルーハイ)になすりつける。政府が統括する官塩に対し、闇市に出回る私塩の取り締まりも阿克占の任務であったが、揚州(ようしゅう)ではこの私塩をめぐって白龍幇(はくりゅうほう)の親分・鉄三拳(ティエサンチュエン)と天地会(てんちかい)の香主・英子(インズ)が争っていた。英子は姚夢夢(ヤオ・モンモン)の双子の妹。
[第 3 話 ] 
第3話
  45分
阿克占(アー・クージャン)の圧力に耐えきれなくなった塩運使・盧徳恭(ルー・ダーゴン)と総商・馬徳昌(マー・ダーチャン)は、これまでの対抗姿勢を改めて阿克占に迎合するようになる。阿克占は2人を怪しむが、より多くの情報を引き出すために泳がせる。一方、みやこ北京で大臣をつとめる和珅(ホー・シェン)は揚州に密偵を放ち、塩官と塩商の一挙手一投足まで監視する。
[第 4 話 ] 
第4話
  45分
汪朝宗(ワン・チャオゾン)の妻・蕭文淑(シャオ・ウェンシュウ)は占いで“夫が3ヶ月以内に婉児(ワンアル)を娶れば男児に恵まれ、娶らなければ投獄される”と伝えられるが、姚夢夢(ヤオ・モンモン)に惚れこむ汪朝宗は婉児に興味はなく、婉児は汪朝宗の甥・汪海鯤(ワン・ハイクン)と相思相愛になっていた。蕭文淑は次の一手として姚夢夢を自宅に招く。塩商たちは不都合があるとすぐに私塩のせいにしたため、かつての部下・穆興阿(ムー・シンア)と合流した阿克占(アー・クージャン)は、塩商の言い逃れを塞ぐために私塩の取り締まりに本腰を入れる。
[第 5 話 ] 
第5話
  45分
私塩の取り締まりは成功を収め、穆興阿(ムー・シンア)は活躍した蒋成(ジャン・チェン)と汪海鯤(ワン・ハイクン)を大いに評価し、蒋成は私塩取締隊を任される。私塩を争ってきた白龍幇(はくりゅうほう)の親分・鉄三拳(ティエサンチュエン)は失脚し、密かに私塩に関わっていた馬徳昌(マー・ダーチャン)家に流れ着くが、途中で生き別れた娘・婉児(ワンアル)の姿を目にする。私塩を口実にできなくなった塩商らに対し、阿克占(アー・クージャン)は5日以内に銀70万両を献上するよう求める。
[第 6 話 ] 
第6話
  45分
汪朝宗(ワン・チャオゾン)は借金をして、献上の不足分を埋めて阿克占(アー・クージャン)を満足させた。総商らは次の献上分に関して話し合い、馬徳昌(マー・ダーチャン)は塩を出し、鮑以安(バオ・イーアン)は塩の取引所を明け渡し、汪朝宗(ワン・チャオゾン)は行塩(外地へ塩を売りに行くこと)で稼ぐことになったが、取引所を明け渡すことになった鮑以安は汪朝宗に不満をいだく。汪朝宗の甥・汪海鯤(ワン・ハイクン)は、馬徳昌の製塩所に行って手伝うことになったが、そこでは禁じられているはずの私塩の取り引きが横行していた。
[第 7 話 ] 
第7話
  45分
阿克占(アー・クージャン)に献上された銀を、みやこ北京に届けるよう命じられた馬徳昌(マー・ダーチャン)は孝行者で、この任務で母親の期待にこたえられると意気揚々だった。しかし汪朝宗(ワン・チャオゾン)も行塩に出てしまうため、総商が出払った揚州(ようしゅう)で阿克占が、銀の欠損が明記された帳簿を入手してしまうのではと懸念した。そこで汪朝宗は姚夢夢(ヤオ・モンモン)に帳簿を預けることにした。
[第 8 話 ] 
第8話
  45分
総商3名が揚州(ようしゅう)から出発すると、阿克占(アー・クージャン)は尹如海(イン・ルーハイ)の死の調査に向けて準備を進めた。江西(こうせい)へ行塩に向かう途上、鮑以安(バオ・イーアン)は汪朝宗(ワン・チャオゾン)に先手を取られないよう警戒していた。こうした中、鮑以安に長年仕えた斎世璜(チー・シーホァン)が裏切り、鮑以安と私塩の結びつきを汪朝宗に訴え、汪朝宗の力を借りて鮑以安を窮地に追い込もうとしていた。
[第 9 話 ] 
第9話
  45分
父親の不在をいいことに、総商らの子供たちは足かせが外れたかのように自由奔放に振舞った。跡継ぎの男児を授からなかったことを隠すため、汪朝宗(ワン・チャオゾン)の娘・汪雨涵(ワン・ユーハン)は男装させられ、男勝りな性格だった。彼女は馬徳昌(マー・ダーチャン)の息子・馬大珩(マー・ダーハン)と共に金箔をまきちらし、街をわかせていたが、その際に2人とも誘拐されてしまう。阿克占(アー・クージャン)は帳簿の調査を妨げるための誘拐だと疑ったが、総商の子供たちを放っておくわけにもいかず、捜索を始める。
[第 10 話 ] 
第10話
  45分
阿克占(アー・クージャン)はみせしめとして、揚州(ようしゅう)で汚職役人を次々と処刑する。汪朝宗(ワン・チャオゾン)の義父であり、首総をつとめる蕭裕年(シャオ・ユーニェン)は調査が本格化したことを察知し、銀の欠損の真相が記された帳簿が阿克占に見つからないよう、偽帳簿の作成に着手する。この時、西南部の戦場では兵餉が尽き、定西将軍・阿桂(アー・グイ)は窮地に追い込まれていた。功を焦った鮑以安(バオ・イーアン)は一足先に、阿桂将軍に銀を届けに行く。
[第 11 話 ] 
第11話
  45分
鮑以安(バオ・イーアン)は誤って敵陣営に銀を届けてしまうが、汪朝宗(ワン・チャオゾン)が定西将軍・阿桂(アー・グイ)と共にかけつけ、阿桂は戦闘を繰り広げたのちに銀を手に入れる。窮地を救われた阿桂は、汪朝宗・鮑以安と兄弟の契りを結ぶ。西南方面の戦況が落ち着いたことに気をよくした乾隆帝は、みやこ北京で西洋の交響曲・グルメ・油絵を楽しんでいた。
[第 12 話 ] 
第12話
  45分
塩運使・盧徳恭(ルー・ダーゴン)は天地会を装い、総商の子供・汪雨涵(ワン・ユーハン)と馬大珩(マー・ダーハン)を誘拐していたが、突然2人を釈放する。汪・馬・鮑の総商3人を揚州から追い出していた期間中、阿克占(アー・クージャン)は銀の欠損が1000万両に達していることを突き止め、朝廷に報告後、尹如海(イン・ルーハイ)の地元である山東(サントン)に派遣される。阿克占の顧問をつとめる何思聖(ホー・スーシェン)は投獄されている尹の妻から、尹は潔白であり、みやこ北京にいる大臣・和珅(ホー・シェン)と宦官・張風(ジャン・フォン)が欠損に関わっていることを聞く。
[第 13 話 ] 
第13話
  45分
真相に近づいた阿克占(アー・クージャン)は汪朝宗(ワン・チャオゾン)に圧力をかけ、盧徳恭(ルー・ダーゴン)からも情報を聞き出そうと彼の家に向かうが、盧は自らの関与を認めようとしない。一方、痩西湖では橋を建設する準備が進んでおり、鄭冬心(ジェン・ドンシン)は汪朝宗に木材を買うための銀を用意するよう指示する。
[第 14 話 ] 
第14話
  45分
みやこ北京を訪れ乾隆帝に謁見した阿克占(アー・クージャン)は、半年以内に尹如海(イン・ルーハイ)の死と銀の欠損に関する真相を明らかにするよう命じられる。揚州(ようしゅう)に戻った阿克占は顧問・何思聖(ホー・スーシェン)の提案に従い、痩西湖に総商らを集め、汪朝宗(ワン・チャオゾン)を総商をたばねる“首総”に任命する。
[第 15 話 ] 
第15話
  45分
汪朝宗(ワン・チャオゾン)の妻・蕭文淑(シャオ・ウェンシュウ)は姚夢夢(ヤオ・モンモン)に再度縁談を持ちかけるが、姚夢夢(ヤオ・モンモン)は応じない。尹如海(イン・ルーハイ)の母親が、息子の冤罪を訴えるために自殺すると、尹の妻は揚州(ようしゅう)に来て夫の無実を訴える。阿克占(アー・クージャン)はこの騒ぎが拡大し、皇帝に真相が伝わることを期待した。宦官・張風(ジャン・フォン)が揚州を訪れると、汪朝宗は宦官がどんな意図で訪れたのか警戒しつつも、張が持参した五龍亭と十七孔橋の図をもとに、痩西湖の五亭橋を設計する。
[第 16 話 ] 
第16話
  45分
凱旋した定西将軍・阿桂(アー・グイ)を、乾隆帝は宮廷内でほめたたえ、大臣・和珅(ホー・シェン)は激しく嫉妬する。阿桂に“朝廷には充分銀があるのに、なぜ兵餉の手配を怠ったのか、なぜ塩商に献上を求めるのか”と問われた和珅は、“西南の戦が平定されれば、朝廷は銀の献上を求める理由がなくなる。あなたが勝利を収めたことで、清朝の財政が圧迫される”と答える。一方、揚州(ようしゅう)では痩西湖の五亭橋の建設資金が供給される。
[第 17 話 ] 
第17話
  45分
銀庫の欠損に関わった盧徳恭(ルー・ダーゴン)は、いずれは阿克占(アー・クージャン)の調査から逃れられなくなると考え、長年収集した高価な骨董書画を自らの作品と偽り、汪朝宗(ワン・チャオゾン)の甥・汪海鯤(ワン・ハイクン、盧の腹心の弟子でもある)に預けた。阿克占は皇帝に宦官・張風(ジャン・フォン)を捕らえるよう命令され、張風が汪朝宗宅に潜伏していると聞く。阿克占は部下・蒋成(ジャン・チェン)に汪宅を捜索させるが、蒋成は覆面を被った鉄三拳(ティエサンチュエン)に襲撃されて負傷。張風も見つからなかったが、襲撃は汪朝宗が企てたとでっちあげ、汪朝宗を投獄する。
[第 18 話 ] 
第18話
  45分
投獄された汪朝宗(ワン・チャオゾン)を救うため、汪朝宗の義父・蕭裕年(シャオ・ユーニェン)は作りかけの偽帳簿を完成させ、官界の関係者に働きかけた。阿克占(アー・クージャン)は蕭裕年から偽帳簿を受け取ると、この帳簿が核心的な内容を省いた偽物であることを知りながら、各方面の圧力から逃れるために汪朝宗を釈放する。一方、この帳簿に自分に都合が悪いことが書かれていると考えた総商・馬徳昌(マー・ダーチャン)は、汪家の塩務が自らに分配されたこともあり、汪の釈放を阻止すべく帳簿が偽物だと訴えたが、汪が釈放されたため返って孤立を招いてしまう。
[第 19 話 ] 
第19話
  45分
汪朝宗(ワン・チャオゾン)の釈放のため、疲労が重なった蕭裕年(シャオ・ユーニェン)は他界する。汪朝宗は義父の死の元凶となった本物の帳簿を阿克占(アー・クージャン)に差し出すが、大臣・和珅(ホー・シェン)ら官界の大物の不正が記載されていると察しがついた阿克占は、自らの手には負えないため受け取りを拒否する。怒った汪朝宗はその場で本物の帳簿を燃やしてしまう。戦局が安定したことで、皇帝が南巡することになり、阿克占は皇帝が揚州(ようしゅう)に到着する前に天地会をせん滅しようと考える。汪朝宗は兵餉と四川地方の疫病問題を解決した功績で、皇帝に布政使(ふせいし)に任命される。
[第 20 話 ] 
第20話
  45分
大雨と水害続きで製塩が大打撃を受ける中、製塩所の窮状を見かねて手伝いに来ていた汪朝宗(ワン・チャオゾン)の甥・汪海鯤(ワン・ハイクン)は労働者たちと共に塩税の減免を訴えたが、この騒動を扇動した罪で捕らえられてしまう。布政使(ふせいし)に昇格していた汪朝宗は甥を助けるために働きかけるが、皇帝南巡の土産に痩西湖の五亭橋を見せようと考えていた阿克占(アー・クージャン)は、甥が捕らえられた汪朝宗の弱みにつけこみ橋の建設を急がせる。
[第 21 話 ] 
第21話
  45分
阿克占(アー・クージャン)は汪海鯤(ワン・ハイクン)を釈放し、汪朝宗(ワン・チャオゾン)に恩を売り五亭橋の建設を急がせる一方、汪海鯤の脱獄を天地会が幇助したことにして、ついでに天地会せん滅の口実を得る。汪海鯤は汪朝宗に迷惑が及ばないよう絶縁を申し出る。天災によって塩の価格が高騰する中、さらなる値上げで暴利をむさぼる馬徳昌(マー・ダーチャン)に対し、汪朝宗は塩を買い占めて正常価格で売って対抗する。
[第 22 話 ] 
第22話
  45分
阿克占(アー・クージャン)が総商に対し、利益の比率によって銀を献上する新たな規定を作ると塩の価格は暴落、塩の価格をつり上げて暴利をむさぼっていた馬徳昌(マー・ダーチャン)は大打撃を受ける。汪海鯤(ワン・ハイクン)は叔父の汪朝宗(ワン・チャオゾン)と離縁した後、英子(インズ)の誘いで天地会に入る。英子は双子の姉・姚夢夢(ヤオ・モンモン)と瓜二つの容姿を利用し、南巡する皇帝を暗殺しようと考えるが、阿克占も天地会を警戒していた。
[第 23 話 ] 
第23話
  45分
五亭橋が完成すると、塩価格を釣り上げて暴利を貪った果てに、塩価格の暴落で没落した総商・馬徳昌(マー・ダーチャン)は汪朝宗(ワン・チャオゾン)に謝罪し、謝罪を受け入れた汪朝宗は私財を投じて馬を救う。阿克占(アー・クージャン)は南巡した皇帝を汪朝宗が所有する康山草堂に宿泊させたいと希望するが、汪朝宗は康山草堂の老朽化を理由に阿克占から修繕費をもらう。汪朝宗はこの修繕費と、塩価格の乱高下によって得た利益を各製塩所に分配し、塩業の窮地を救う。
[第 24 話 ] 
第24話
  45分
乾隆帝が南巡で揚州(ようしゅう)に到着し、大勢が出迎える中、乾隆帝は汪朝宗(ワン・チャオゾン)を呼び寄せ康山草堂へ向かう。塩政に疑念を抱く乾隆帝に対し、汪朝宗は汚職や銀の献上を含む一連の問題点を率直に伝える。五亭橋を眺めた乾隆帝は満足して汪朝宗をほめたたえる。こうした中、南巡によって庶民に多大な負担をかけた皇帝を暗殺すべく、天地会の英子(インズ)と汪海鯤(ワン・ハイクン)は揚州に紛れ込んでいた。
[第 25 話 ] 
第25話
  45分
汪海鯤(ワン・ハイクン)と想いを寄せ合う婉児(ワンアル)は、汪海鯤の命の危険を感じ取り彼の外出を阻止する。汪海鯤と合流する予定だった英子(インズ)は皇帝暗殺に失敗し囚われの身となる。天地会は香主・英子を救出するため、阿克占(アー・クージャン)が娶った紫雪(ズーシュエ)を捕らえるが、阿克占の顧問・何思聖(ホー・スーシェン)は紫雪の失踪を阿克占に知らせなかった。英子の双子の姉・姚夢夢(ヤオ・モンモン)は、皇帝の前で毒矢を仕込んだ琵琶を演奏することで暗殺をはかる。
[第 26 話 ] 
第26話
  45分
姚夢夢(ヤオ・モンモン)の皇帝暗殺は失敗し、姚夢夢を奏者として推薦した汪朝宗(ワン・チャオゾン)も窮地に陥る。ことの経緯を知った乾隆帝は、天地会の解散を条件に英子(インズ)を釈放し、罰として英子を汪朝宗に妾として娶らせることにした。乾隆帝はさらに汪家を訪問して汪雨涵(ワン・ユーハン)の男装を見抜き、汪の妻・蕭文淑(シャオ・ウェンシュウ)に“君主を欺いた罪には問わない、汪朝宗と英子の子作りを促してほしい”と伝える。
[第 27 話 ] 
第27話
  45分
皇帝の南巡に同行した大臣・和珅(ホー・シェン)は、銀庫の欠損の調査が長引けば自らの汚職の尻尾をつかまれることを懸念し、阿克占(アー・クージャン)の排除を企てる。みやこ北京へ戻る際、乾隆帝は改めて阿克占に、半年以内に尹如海(イン・ルーハイ)の死と銀庫の欠損について究明するよう求め、和珅には阿克占の調査に力を貸すよう求める。
[第 28 話 ] 
第28話
  45分
阿克占(アー・クージャン)が盧徳恭(ルー・ダーゴン)の汚職を暴き、彼を投獄すると、盧徳恭を師と仰ぐ汪海鯤(ワン・ハイクン)は、盧を救うために大臣・和珅(ホー・シェン)にかけあってほしいと権五爺(チュエンウーイエ)に銀を渡す。皇帝の南巡中、美女・雪如(シュエルー)を捧げて皇帝の歓心を買っていた馬徳昌(マー・ダーチャン)もまた、盧徳恭が担当していた塩運使の官位を自分が引き継げるよう、和珅(ホー・シェン)にかけあってほしいと権五爺に銀を渡す。
[第 29 話 ] 
第29話
  45分
汪海鯤(ワン・ハイクン)と馬徳昌(マー・ダーチャン)から銀を受け取っていた権五爺(チュエンウーイエ)は、結局何も成し得ることなく銀を持ち逃げする。絶望した盧徳恭(ルー・ダーゴン)は阿克占の顧問・何思聖(ホー・スーシェン)に汚職の経緯を全て打ち明け、乾隆帝の親族である高恒(ガオ・ハン)の関わりを指摘する。高恒の関わりは奏上され、乾隆帝は調査を命じる。
[第 30 話 ] 
第30話
  45分
調査の期限が迫る中、阿克占(アー・クージャン)は汚職によって発生した銀庫の欠損を塩商に埋めさせる決定を下すが、汪朝宗(ワン・チャオゾン)は断固反対し、塩運使の官位を引き継いだ馬徳昌(マー・ダーチャン)も汪朝宗に協力する。一方朝廷では、汚職が明らかになった役人に、罪の重さに応じた罰金を課す“議罪銀”で欠損を埋めるよう和珅(ホー・シェン)が提案し、皇帝に採用される。
[第 31 話 ] 
第31話
  45分
深刻な水害に襲われる揚州(ようしゅう)を救うため、汪朝宗(ワン・チャオゾン)は銀庫の欠損を補うために上納された公金に手を付けて救助にあたる。和珅(ホー・シェン)が揚州(ようしゅう)に放った密偵が顧問・何思聖(ホー・スーシェン)だったと判明すると阿克占(アー・クージャン)は激怒する。しかし何思聖は、阿克占の不利を招くようなことは1つもしていないと誓う。
[第 32 話 ] 
第32話
  45分
水害支援のために、天地会と共に堤防工事を手伝っていた汪海鯤(ワン・ハイクン)は、阿克占(アー・クージャン)の部下・蒋成(ジャン・チェン)に見つかり逃亡するが、堤防の決壊を防ぐために逃亡をあきらめ、弓に射抜かれて死亡する。一方みやこ北京では、調査がこれ以上進めば自らの汚職も暴かれてしまうと恐れた大臣・和珅(ホー・シェン)が、阿克占(アー・クージャン)が功を焦るあまり堤防の修繕費を欠損の補填に充てたことで洪水が発生したと訴え、阿克占は流罪に処される。
[第 33 話 ] 
第33話
  45分
汪朝宗(ワン・チャオゾン)は汚職の証拠となる本物の帳簿を燃やしたが、執事・管夏(グアン・シャー)に内容を全て記憶させていた。汪朝宗は流刑に処された阿克占(アー・クージャン)に管夏を同行させ、打倒・和珅(ホー・シェン)に向け“活きた帳簿”という切り札を残す。一方和珅は、洪水支援のために公金に手を付けた汪朝宗が阿克占と結託していたと皇帝に訴え、汪朝宗を拘束して北京で尋問するよう進言していた。
[第 34 話 ] 
第34話
  45分
北京を訪れた汪朝宗(ワン・チャオゾン)は公金に手を付けた真意を説明し、乾隆帝の理解を得る。汪朝宗が“活きた帳簿”について伝えると、大臣・和珅(ホー・シェン)が汚職に関わっていると察しがついていた乾隆帝は金額を聞くが、帳簿に和珅の名はないと汪朝宗は伝える。和珅は間接的に関わっており、官僚の弱みを握るために帳簿を欲していたのだと乾隆帝は察する。後に“活きた帳簿”を元に次々と汚職役人が摘発される。和珅は乾隆帝の没後に弾劾され、20余りの罪で処刑されるが、没収された財産は2億3千万両に上った。やがて塩政は改革され、揚州(ようしゅう)の塩商は歴史と化した。
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