九州縹緲録~宿命を継ぐ者~
 5.00

九州縹緲録~宿命を継ぐ者~

中国
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 2019年  
総製作費83億円!「琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~」
リウ・ハオラン主演で贈るスペクタクル英雄叙事詩
全 56 話 / 45 分
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詳細
エピソード
[第 1 話 ] 
草原の後継者
  46分
九州世界の草原、真顔(しんがん)部に青陽部(せいよう)が攻め込み、首領・龍格真煌倒される。龍格真煌の息子である阿蘇勒は、青陽部に連行される。道中、阿蘇勒は自分が本当は青陽部の王子であり、災いの星のもとに生まれたため養子に出されたという事実を知る。青陽大君である実父の呂嵩(りょ・すう)と対面した阿蘇勒は、養父の敵討ちとして剣を手に呂嵩に襲いかかる。
[第 2 話 ] 
白狼との対決
  44分
鉄顔(てつがん)と鉄葉(てつよう)という従者を得て、青陽での生活になじみ始めた阿蘇勒(アスラ)。そんな中、東大陸の下唐国は食糧援助と引き換えに、青陽の王子と下唐の郡主の縁談を進めていた。婿の選別を任された拓跋(たくばつ)将軍は、体が弱いという理由で姿を見せない阿蘇勒が気になる。ある日、草原での狩猟に出かけた阿蘇勒は夜中に白狼に襲われる。
[第 3 話 ] 
友との出会い
  45分
離(り)国の騎馬隊 雷騎(らいき)の襲撃後、阿蘇勒は地面に落ちた蘇瑪(スマ)の髪飾りを見つける。下唐国の都 南淮城に住む姫野(き・や)は没落した武家の庶子だったが、槍の腕前を見込まれて良家の子息の付き人をしていた。芝居小屋で玉佩(ぎょくはい)を奪われた主のために犯人を追いかける姫野。街中を飛び回った末に犯人を捕まえると、羽然(う・ぜん)という公主だった。
[第 4 話 ] 
極烈の槍
  46分
ある夜、姫野の元に謎の男がやってくる。姫野の槍に興味を示す彼こそが、天駆(てんく)武士団の鉄皇(てっこう)こと翼天瞻(よく・てんせん)だった。父との手合わせで鉄皇の技を見た姫野は、槍術を教えてほしいと頼み込む。姫野の才能を見抜いた鉄皇は、屠龍(とりゅう)の槍術を一度だけ見せてもよいと姫野に言う。
[第 5 話 ] 
忍び寄る危機
  44分
阿蘇勒に嫁ぎたくない羽然は、祖国再興のために嫁ぐよう宮(きゅう)国師にたしなめられ、むくれる。その頃、離国では世子・嬴真(えい・しん)が阿蘇勒の暗殺を国師・雷碧城(らい・へきじょう)に提案していた。国公・嬴無翳(えい・むえい)も雷碧城に信頼を寄せていたが、闇の勢力である辰月(しんげつ)に傾倒する息子が気にかかる。そんな中、阿蘇勒は中元節に街に出たいと言いだす。
[第 6 話 ] 
かたき討ち
  44分
街で翼天瞻と会っていた息衍(そく・えん)将軍は、中元節を見物に来た阿蘇勒と蘇(そ)尚宮を見つけて駆け寄る。阿蘇勒は2人が親しい仲だと気づくが、蘇尚宮はそしらぬふりをする。その直後、阿蘇勒は刺客に襲われる。阿蘇勒の外出は蘇瑪を殺した刺客をおびき出すためだった。偶然通りかかった羽然と姫野も加勢し、敢然と刺客に挑む阿蘇勒。
[第 7 話 ] 
演武大会の覇者
  45分
離国の使者がやって来る。15城をよこせという使者に百里景洪(ひゃくり・けいこう)は不快感を露わにする。そんな中、演武大会が始まる。姫野はこの場で名を上げようと果敢に挑むが、彼の実力に嫉妬した百里隠(ひゃくり・いん)や良家の子弟らから袋叩きにされてしまう。そんな姫野を守ろうとする阿蘇勒。だが身分の違いを思い知らされた姫野はむしろ激しい闘志を燃やす。
[第 8 話 ] 
勝利の代償
  45分
翼天瞻が姫野に槍術を教えたと気づいた息衍将軍は翼天瞻が南淮にやって来た目的に思い当たる。勝利を手にした姫野は街で百里隠と出くわす。姫野の活躍を妬む隠は勝負を仕掛けるが、羽然と阿蘇勒に止められる。意気投合した姫野、羽然、阿蘇勒は友情を誓う。
[第 9 話 ] 
離国の侵攻
  44分
下唐辺境に離国が侵攻する。百里景洪は宮羽衣(きゅう・うい)の意見を取り入れ、離国と和議を結ぶ決心をする。ところが大胤(だいいん)国の長公主・白凌波(はく・りょうは)は、嬴無翳の下唐侵攻を阻止せよと百里景洪に迫る。百里景洪は兵士調達のため、阿蘇勒を利用しようと考える。
[第 10 話 ] 
進軍開始
  45分
鬼市(きいち)にやって来た阿蘇勒たちは過去、現在、未来が見えるという三面海螺鏡(かいらきょう)をのぞく。鏡に映った蘇瑪たちに詫びる阿蘇勒。その近くで蘇瞬卿(そ・しゅんけい)が蒼雲古歯(そううんこし)剣を狙う離国の使者に襲われ、深手を負っていた。それに気づいた阿蘇勒は秘密裏に蘇瞬卿を連れ帰る。離国では嬴無翳が天啓(てんけい)へと進軍。
[第 11 話 ] 
精鋭を率いて
  45分
下唐国の先鋒隊を制した離国は大戦に向けて士気が上がっていた。息衍将軍は九王に青陽騎兵の精鋭、鉄浮屠(てつふと)の協力を要請する。九王は思案の末に鉄浮屠を阿蘇勒に託す。それを知った息衍将軍は阿蘇勒にみずから危険を冒すことのないようにと釘を刺す。大戦を明日に控えた夜半、息衍将軍は秘密裏に嬴無翳に会いに行く。
[第 12 話 ] 
戦場の駆け引き
  45分
嬴無翳の首を取りに行った姫野だったが、阿蘇勒ともども敵に囲まれてしまう。2人は嬴無翳に果敢に挑むものの、歯が立たない。その頃、離国では世子である嬴真が、国師の雷碧城に唆され、南淮を攻めようとしていた。この知らせを受けた百里景洪は拓跋将軍に離国の九原(きゅうげん)城攻略を命じる。
[第 13 話 ] 
激戦の傷痕
  45分
嬴真の死は両陣営に影を落とす。戦は死と隣り合わせだと実感する阿蘇勒。そんな阿蘇勒に若き日の友の話をする息衍。翌日、離国軍は帝都へ向けて進軍する。阿蘇勒は阻もうとしない息衍が理解できない。そこに姫野が戻って来る。遅くなったことを詫びる姫野だが阿蘇勒は再会を喜ぶ。天啓城に着いた嬴無翳は喪服姿で参内する。
[第 14 話 ] 
忍び寄る影
  45分
蘇瞬卿を訪ねた息衍は百里隠の負傷を詫びる。百里隠が悪用されないか気がかりな息衍。阿蘇勒と姫野は酒場で羽然と再会する。唱劇を演じた羽然は、からかう雷雲公子(らいうんこうし)を懲らしめて観衆から拍手を浴びる。稷(しょく)宮では戦死した兵士が弔われていた。百里隠は功を立てた姫野に苛立ちを隠せない。
[第 15 話 ] 
蒼雲古歯剣の行方
  45分
翼天瞻を呼び出した蘇瞬卿は百里隠の母だと名乗る。百里隠が幽長吉(ゆう・ちょうきつ)の息子だと明かした蘇瞬卿に、蒼雲古歯剣の行方を詰問する翼天瞻だが、息衍に阻止される。その昔、刺客だった蘇瞬卿に命を救われ、天駆武士の身分を隠して下唐の将軍となったいきさつを語る息衍。
[第 16 話 ] 
剣の覚醒
  45分
息衍は翼天瞻に蒼雲古歯剣の在処を告げ、翼天瞻は幽長吉の死の真相を明かす。百里隠は辰月から、天駆が幽長吉を殺したと聞かされる。翼天瞻は天駆再興のため剣を得ようとし、辰月は百里隠を利用して剣を得ようとしていた。夜半、百里隠は羽然を拉致して阿蘇勒と姫野を陵墓へおびき寄せる。
[第 17 話 ] 
選ばれし者
  46分
天駆武士団を招集した翼天瞻。そこに息衍とともに阿蘇勒と姫野がやって来る。剣に選ばれた阿蘇勒は新たな大宗主として紹介されるが、北陸人であることを理由に武士たちは納得しない。阿蘇勒もまた困惑していた。そんな阿蘇勒を励ます姫野。だが百里景洪はこの機に天駆を追い込もうとしていた。そんな中、阿蘇勒が辰月に連れ去られる。
[第 18 話 ] 
裏切りの応酬
  45分
天駆と辰月が生まれたいきさつを阿蘇勒に語る息衍。百里景洪から天駆一掃を任された拓跋将軍は姫野を利用するため、家族を人質に取る。拓跋将軍が赤牙(せきが)を率いていることを知って驚く百里景洪だが、黙って受け入れる。姫野は羽然と行動をともにするが、天駆や阿蘇勒を裏切り、家族まで巻き込んだことに打ちのめされる。
[第 19 話 ] 
友を救うために
  44分
拓跋将軍に追われる姫野と羽然。逃げられないと悟った姫野は思わず羽然に口づけをする。剣を奪えなかった拓跋将軍は、おとりとして姫野を連行する。百里景洪は阿蘇勒が姫野を助けに来ることを見越していた。罠と知りつつ姫野のもとに向かう阿蘇勒。だがその行動は多くの犠牲を生むことに。百里景洪は姫野解放の条件に阿蘇勒と羽然の婚姻を提示する。
[第 20 話 ] 
婚礼の儀
  45分
姫野を助けるために婚姻を受け入れた阿蘇勒と羽然。百里景洪は羽然に対する阿蘇勒の思いに気づいていた。だが阿蘇勒は羽然が姫野に思いを寄せているのを知っていた。2人はそれぞれの思いを胸に秘めたまま婚儀に臨む。同じ頃、姫野は牢からどこかに連れ出されていた。その夜、2人きりになると阿蘇勒は、ついに羽然への思いを告げる。
[第 21 話 ] 
天啓への道
  45分
阿蘇勒が天啓に発ったと知り、動揺する羽然。百里景洪は手駒の阿蘇勒を皇帝に奪われたことが我慢ならない。一方、翼天瞻はこれを天駆復活の好機と見て、大宗主である阿蘇勒を追う。羽然もまた、一人で阿蘇勒を追う決意をするが、国師・宮羽衣から同行を告げられる。その頃、姫野は辺境の過酷な作業現場に送られていた。
[第 22 話 ] 
辰月の誘惑
  45分
阿蘇勒と羽然の婚姻に衝撃を受けた姫野は逃亡を図ろうとして袋叩きにされてしまう。雷碧城に誘導されて望山別苑(ぼうざんべつえん)にやって来た阿蘇勒。余命わずかな阿蘇勒に、辰月を率いれば永遠に生きられるとそそのかす雷碧城。阿蘇勒は草原が襲撃された日に自身が招いた惨劇を思い出す。天啓城では皇帝と嬴無翳が阿蘇勒を待ち受けていた。
[第 23 話 ] 
心優しき皇帝
  45分
絶壁を飛び降り、辛くも逃亡に成功した姫野。天啓では嬴無翳に捕らわれた阿蘇勒を救うため、皇室の私庫から嬴無翳に軍費が授けられることに。阿蘇勒は貧しい子供たちを救う皇帝に好感を持つが、協力要請には戸惑いを隠せない。そんな阿蘇勒のもとに帝師と翼天瞻が訪れる。翼天瞻は皇帝の要請には天駆の冤罪を晴らすことを条件にすべきと述べる。
[第 24 話 ] 
天駆の悲願
  45分
嬴無翳は愛娘、嬴玉(えい・ぎょく)の嫁ぎ先を思案していた。婿候補たちを手玉に取って楽しむ嬴玉。阿蘇勒は天啓にやって来た羽然とともに小舟(しょうしゅう)公主の接待を受けていた。仲睦まじい2人を遠くから見つめる姫野。その姫野との再会で密かに心躍らせる嬴玉。辰月の使いが現れ、危機感を抱いた阿蘇勒は皇帝のもとへ。
[第 25 話 ] 
果たされた復讐
  45分
水牢で嬴玉に生い立ちを語る姫野。皇宮では私庫を開く手続きが始まり、重臣の孫之邈(そん・しばく)がその任に当たっていた。天駆せん滅のあおりを受けて捕らえられた姫野母子の辛酸を知った嬴玉は、仇である孫之邈の前に姫野を連れて行く。必死で命乞いをする孫之邈を容赦なく痛めつけ、復讐を果たそうとする姫野。そこに阿蘇勒が駆け付ける。
[第 26 話 ] 
疑惑の主
  45分
孫之邈が運んだ黄金が煉瓦にすり替わっていた件が気になる阿蘇勒。意見を求められた小舟公主は答えに窮してしまう。一方、姫野に会った羽然は、目つきが変わってしまっていたと阿蘇勒に訴える。自分の体に流れる悪魔の存在を思い起こす阿蘇勒。その夜、皇帝が襲われる。真っ先に疑われた嬴無翳に、雷碧城はその疑いに応えるよう進言する。
[第 27 話 ] 
勝利宣言
  44分
金吾衛(きんごえい)の統率権をかけた演武大会で、姫野と対決する阿蘇勒。泣きながら2人を見守る羽然。姫野の燃え上がる瞳に阿蘇勒は攻撃をためらってしまう。姫野を擁した嬴無翳が統率権を勝ち取るが、皇帝もまたその場で天駆の名誉回復を宣言する。驚く長公主に親政を告げる皇帝。羽然は姫野に一目会おうと軍営を訪ねて行くが、2人の間には深い溝ができていた。
[第 28 話 ] 
諸侯の反発
  45分
雷碧城の秘術により若さを取り戻した長公主。白舟月(はく・しゅうげつ)は反発する諸侯たちを説得するために雁返(がんへん)湖へ向かっていた。阿蘇勒もそれを助けるために旅立つ。下唐国の百里景洪は雁返湖へ兵を向かわせる。その夜、小舟公主から身の上話を聞かされた阿蘇勒は彼女の母が楚衛国の国主だと知る。そんな2人を赤牙が襲う。
[第 29 話 ] 
昔懐かしき友
  44分
辰月の襲撃で多くの天駆が命を落としたことに胸を痛める阿蘇勒。その夜、今度は阿蘇勒が小舟公主に婚姻のいきさつを語って聞かせる。天啓に戻った阿蘇勒は久しぶりに羽然、姫野と3人で酒を酌み交わす。昔の関係には戻れないと知りつつ杯を重ねる3人だった。皇宮に戻った阿蘇勒に、泥酔した皇帝は嬴無翳を殺せと命じる。
[第 30 話 ] 
皇帝の真意
  45分
すべてを見透かしたような雷碧城に苛立つ阿蘇勒。皇帝は嬴無翳暗殺を邪魔した阿蘇勒に怒りを露わにしていた。その頃、羽然は姫野と買い物を楽しんでいたが、嬴玉に挑発され、酒量を競うことに。酔いつぶれて姫野への思いをつぶやく羽然。一方、皇帝が私財を蓄えていると知った小舟公主は皇帝に詰め寄るが、言いくるめられてしまう。
[第 31 話 ] 
襲撃の波紋
  44分
何者かに襲われた阿蘇勒は姫野と羽然が見守る中、息を引き取る。阿蘇勒は天下の大義のために死んだとつぶやく羽然。皇帝の関与を疑う白舟月。皇帝は天子崩御の格式で阿蘇勒を葬り、その死を天下に知らしめる。その様子を見守る嬴無翳は自身に阿蘇勒暗殺の疑いが向くことに危機感を抱く。一方、翼天瞻は皇帝との密談の席にいた。
[第 32 話 ] 
策略の先に
  45分
阿蘇勒の葬列を見つめる姫野と羽然。そこにやって来た嬴無翳は人々の鋭い視線の中、故人に杯をささげる。こうして阿蘇勒は荼毘(だび)に付される。皇帝から敵意をむき出しにされた嬴無翳は雷碧城から託された玉印を見せて、皇帝に退位を迫る。棺に入れたはずの玉印にうろたえる皇帝。そんな中、雷碧城は阿蘇勒をよみがえらせ。
[第 33 話 ] 
よみがえった死者
  44分
暴れる阿蘇勒を笛で落ち着かせた白舟月。皇宮では長公主が臣下を招集し、皇帝に退位を迫っていた。阿蘇勒を廃寺にかくまった舟月は、皇帝が直接、阿蘇勒に手を下したことが許せない。だが皇帝は辰月の秘術によってよみがえった阿蘇勒に危機感を抱き、舟月に殺害を命じる。再び暴れだす阿蘇勒を抱きしめ、ともに死のうとする舟月。
[第 34 話 ] 
最後のあがき
  46分
嬴無翳の元を訪れた皇帝は退位を告げる。白舟月から阿蘇勒を託された羽然と姫野は何とか救い出そうと策を練っていた。その頃、5国の連合軍が帝都を目指しているとの知らせが届く。余裕を見せる嬴無翳を心配する嬴玉。そんな中、皇帝は百官を集めて宴を開く。だがそれは皇帝の最後のあがきだった。そして天啓城に火を放った皇帝は。
[第 35 話 ] 
惨劇の跡
  45分
血の海と化した天啓城。運命をともにしていた翼天瞻から見放された皇帝は白舟月のもとへ。逃げ出そうとする皇帝に剣を向ける舟月。そこに現れた阿蘇勒は迷うことなく皇帝に斬りかかる。皇帝の亡骸を前に、長公主と雷碧城は嬴無翳を反逆者と決めつける。
[第 36 話 ] 
戻り始めた記憶
  45分
阿蘇勒は記憶を取り戻しつつあった。その頃、嬴無翳は殤陽関(しょうようかん)に籠城していた。楚衛(そえい)国では国主である白舟月の母が娘の安否を気遣っていた。そんな国主のため、白毅(はく・き)はみずから出兵を申し出る。村の婚儀に立ち会った阿蘇勒の脳裏に昔の記憶がよみがえる。
[第 37 話 ] 
馬賊の襲来
  45分
自分の身に何が起きたのか知りたがる阿蘇勒。だが白舟月は口ごもる。ある日、村に馬賊がやって来る。普段は無理難題を押し付けないという彼らだが、今回は違っていた。しかも舟月が手下の1人に襲われてしまう。震える阿蘇勒。舟月を助けたのは皇帝の死士たちだった。その頃、殤陽関の手前で息衍は白毅と向き合っていた。
[第 38 話 ] 
権力への渇望
  45分
長公主の臣下、百里寧卿(ひゃくり・ねいけい)が連合軍の接待にやって来る。寧卿は嬴無翳を殺めた者にその権力を授けるという長公主の言葉を伝える。色めき立つ将軍たち。その頃、姫野は村長から羽然を馬賊に差し出したと告げられていた。羽然を追う姫野。だが、阿蘇勒が白舟月とともに嬴無翳に捕らわれてしまう。
[第 39 話 ] 
連合軍の思惑
  44分
連合軍を掌握しようとする白毅。各国の将軍たちは難色を示すが、息衍と百里寧卿が従うと、追従するほかなかった。羽然は翼天瞻から逃れようと必死だったが、自分が羽族の公主だと聞かされ驚く。いずれ双翼を持つと言われても、にわかには信じられない羽然だった。
[第 40 話 ] 
激戦の痕
  45分
兵士に檄を飛ばす嬴無翳。この時を待っていた白毅は嬴無翳討伐を息衍に委ねる。激しくぶつかり合う両陣営。だが息衍は嬴無翳を討たず、白毅は怒りをぶつける。その頃、羽然と翼天瞻は青(せい)州に向かっていた。双翼を出せる日が来るという翼天瞻の言葉を噛みしめる羽然。一夜明け、姫野は阿蘇勒と白舟月の救出に向かう。
[第 41 話 ] 
連合軍の選択
  44分
翼天瞻は羽然の父、羽皇(うこう)殺しの汚名を着せられた経緯を語る。その頃、傷兵営では傷兵たちが邪悪な毒虫にむしばまれ、赤牙と化していた。やむなく傷兵を焼き殺す白毅に、いたたまれない阿蘇勒。一夜明け、連合軍は赤牙に包囲されていた。その中に雷碧城の姿を見つけた阿蘇勒は不吉な予感に気を失う。そんな阿蘇勒を気遣う白舟月。
[第 42 話 ] 
死闘の末に
  46分
目を覚まさない阿蘇勒を前に、生きてまた会えることを願う姫野。自分が毒虫を操る赤牙大陣の陣主だと知った阿蘇勒は、一人で雷碧城のもとへ向かう。死闘を繰り広げる阿蘇勒に息衍も加勢する。雷鳴がとどろく中、阿蘇勒は雷碧城に突進していく。その頃、いち早く帝都入りしていた百里景洪は長公主にある提案を持ちかける。
[第 43 話 ] 
荒れ果てた祖国
  45分
国師の宮羽衣から青州の危機を告げられた百里景洪は援軍を送ると告げる。涙ぐむ宮羽衣。青州に着いた羽然と翼天瞻は荒れ果てた神殿跡に愕然とする。その頃、白舟月は母との再会を果たしていた。幼い日の思い出を語る2人。そんな中、目覚めた阿蘇勒は過去の記憶を取り戻していた。
[第 44 話 ] 
新たな旅立ち
  46分
百里景洪の指示で阿蘇勒を帝都に連れ帰ると言う百里寧卿。白舟月は阿蘇勒の代わりに人質として下唐に赴くことに。そうとは知らない阿蘇勒は必ず迎えに行くという言葉を舟月に残して、青州へと旅立つ。帝都では方伯(ほうはく)に就いた百里景洪が着々と足場を固める。
[第 45 話 ] 
祖国を救う者は
  45分
姫野が青州にやって来る。うれしくて飛びつく羽然。博敏克は宮羽衣に自分が羽皇を殺した反逆者だと告げる。博敏克は自分を殺すという舞姫、姫武神の登場を恐れ、翼天瞻は姫武神こそ青州を救うと待ちわびていた。2人とも羽然が姫武神だと信じていた。羽然の前にやって来た宮羽衣は博敏克と結婚すると告げ、羽然を驚かせる。
[第 46 話 ] 
権力争いの果て
  45分
姫武神を恐れる博敏克は羽然と同じ頃に生まれた少女を次々に殺していた。姫野は羽然が何であれ共に歩むと決心する。神殿で舞う羽然。だが変化はなかった。宮羽衣は羽然を青州から出そうとするが、羽然には青州でやるべきことがあった。姫野と翼天瞻のおかげで逃げ延びる羽然。だが翼天瞻は力尽き、宮羽衣は博敏克の命を狙う。
[第 47 話 ] 
後継者の決意
  45分
羽然の前にひざまずく人々。駆けつけた阿蘇勒は姫野と一緒に青州を去ろうと誘うが、羽然は姫武神として青州にとどまると言う。その背には青く輝く双翼があった。阿蘇勒は白舟月のいる南淮に向かう。その頃、青陽の北都(ほくと)城では大君が落馬し重傷を負っていた。回復するまで代理を務めるという比莫干に周囲は不快感を露わにする。
[第 48 話 ] 
生き残る道
  44分
下唐に戻った阿蘇勒は百里景洪から父の死を知らされる。景洪は青陽の世子として、兄が奪った王位を取り戻せと命じるが、阿蘇勒は応じない。次に景洪は白舟月に息子と結婚し皇帝の座に就けと強要。拒否する舟月に景洪は青陽王の死に言及し、利用価値のなくなった阿蘇勒を殺すと脅す。景洪の提案を受け入れるしかない舟月。
[第 49 話 ] 
混乱の地をあとに
  45分
百里景洪の要求に応じない阿蘇勒は処刑台に送られる。だが処刑直前、姫野が颯爽と駆けつける。孤立無援の姫野を歯牙にもかけない景洪だったが、さらに鉄浮屠と白舟月が現れるとにわかに慌てだす。混乱の中、形勢が不利であると判断した拓跋山月(たくばつ・さんげつ)は景洪に襲いかかり、自分が景洪に代わって計画を成し遂げると言いだす。
[第 50 話 ] 
草原への帰郷
  45分
青陽に戻った阿蘇勒。だが故郷は朔北(さくほく)への対応と王座をめぐって混乱していた。その上、死んだと思っていた蘇瑪が今は兄で大君の正室と知り、寂しさを隠せない。賢者、沙翰(シャーハン)から自分の体に流れる青銅の血について知らされた阿蘇勒は忌まわしい運命に身震いしつつも受け入れる。その頃、朔北の狼主(ろうしゅ)は雷碧城とともに青陽を狙っていた。
[第 51 話 ] 
絶え間ない争い
  45分
王座をめぐって内紛が続く青陽部。そこに現れた朔北狼主の息子、黄金(おうごん)王は強引に和議を迫る。その頃、帝都では姫野が、捕らわれていた息衍を助け出していた。姫野に天駆の未来をゆだねる息衍。使者として朔北にやって来た阿蘇勒は狼主からの無理難題になす術がない。そこに雷碧城が姿を見せる。戦いを決意する阿蘇勒。
[第 52 話 ] 
出陣の時
  45分
阿蘇勒は下唐で学んだ兵法で朔北に戦いを挑もうとしていた。青銅の血で狼主の息の根を止めるという阿蘇勒。そんな阿蘇勒の覚悟に叔父の九(きゅう)王も敬意を表する。出陣前夜、蘇瑪が訪ねて来る。阿蘇勒を案じる蘇瑪。翌朝、阿蘇勒の行く手に白狼団が立ち塞がる。狼主をめがけて一気に突き進む阿蘇勒。そこに立ちはだかる雷碧城。
[第 53 話 ] 
乱世を生きる
  44分
満身創痍の阿蘇勒。朔北は北都城に迫っていた。大君は蘇瑪を逃がそうとするが、城門の前で弟の旭達罕(シューダーハン)に見つかってしまう。大君の座を奪おうとする旭達罕。その頃、白毅と白舟月は帝都に来ていた。再会を果たした息衍と白毅は戦いに挑む覚悟を決める。姫野もまた先鋒となる覚悟を持っていた。
[第 54 話 ] 
祖父のもとへ
  45分
青陽はもはや風前の灯火だった。阿蘇勒は最後の手段として、暴血のせいで幽閉された祖父、欽達翰(チンダーハン)王を解放しに向かう。だが同行した沙翰(シャーハン)は雷碧城に襲われ、阿蘇勒は狼主に捕らえられてしまう。欽達翰王と同じ牢に繋がれた阿蘇勒。祖父を殺せと命じる狼主だが阿蘇勒は拒絶する。
[第 55 話 ] 
それぞれの運命
  45分
ついに雷碧城を討った阿蘇勒。だが狼主から青陽の密偵が蘇瑪だったと聞かされ、衝撃を隠せない。その蘇瑪は阿蘇勒を救うため、旭達罕に危険な取引を持ち掛けていた。だが劣等感に苛まれてきた旭達罕は受け入れない。天啓では、止める白毅を振り切り、白舟月が皇帝の座に就くことに。
[第 56 話 ] 
草原の主
  44分
宴の席で襲われた旭達罕は辰月の力を借りて生き延びる。だが辰月を討った阿蘇勒を前に、ついに倒れてしまう。朔北人に囲まれた北都城で、阿蘇勒は東大陸(とうたいりく)で出会った2人の友を思い出していた。そして遠く離れた地にいる白舟月を思い、涙を流す。人々を集めた阿蘇勒は死んだ英雄たちを称え、青陽のために戦いに挑む決意をする。
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