みるアジアの新しいバージョンが利用可能です。
最新版にアップデートしてご利用ください。
|
|
[第 1 話 ] 母との別れ
46分
|
前漢初期の長安。高祖の正室 呂雉(りょ・ち)にとっては側室 薄姫(はくき)の存在が疎ましい。呂雉は息子 劉盈(りゅう・えい)(後の恵帝)の世継ぎとしての地位を安泰とするため、薄姫・劉恒(りゅう・こう)(後の文帝)母子の暗殺を企てる。これに気づいた薄姫は呂雉の魔の手を逃れるために、劉恒とともに宮廷を離れ封地代国に隠居する。
|
|
|
[第 2 話 ] 再び宮廷へ
46分
|
数年後。雲汐は、伯父 田大業(でん・たいぎょう)の家で伯母にこき使われながらも気丈で優しい女性に成長。縁談もまとまるが、婚約者は結婚式の直前に殺されてしまう。疫病神扱いされた雲汐は、これまでの生活との決別を決意。呂雉の息子 劉盈の皇帝即位のお祝いに送られる宮女として、宮廷に向かう船に乗り、生き別れた妹 聶慎児(じょう・しんに)と再会する。
|
|
|
[第 3 話 ] 寵姫李美人
46分
|
呂雉は偶然出会った雲汐の聡明さに目をつけ、役に立つのではと考える。張嫣が雲汐を慕っていることを利用し、張嫣の世話係を申しつけた呂雉。陛下の寵姫になることしか頭にない慎児は、そんな雲汐に激しく嫉妬する。一方、劉盈と張嫣の間に一日も早く世継ぎが生まれることを切望する呂雉は、劉盈が寵愛する側室 李美人(りびじん)を疎ましく思う。折しも李美人が懐妊するが、彼女に間者の疑惑を抱いた呂雉はある決断をする。
|
|
[第 4 話 ] 母として、統治者として…
46分
|
|
皇帝 劉盈は、李美人が間者の疑惑をかけられ暗殺されたことに深く傷つき、母 呂雉に皇帝の地位より愛する人と平穏に暮らす幸せが欲しいと訴えるが、皇位を与えるために自分がどれだけ尽くしてきたか分からない息子に憤慨する呂雉にその心は通じない。劉盈は側室との虚しい遊びに興じることでそんな母に反抗しようとする。そんな折、側室の周采女が懐妊。憤り処分しようとする呂雉に雲汐は咄嗟にある提案をする。
|
|
[第 5 話 ] 王の苦悩
46分
|
|
懐妊を装う皇后 張嫣に花火遊びをさせたことで雲汐は呂雉から激しく叱責される。事実を知る宮女らは処分され、雲汐は慎児も殺されたと思い自責の念に駆られる。周采女は息子 劉恭(りゅう・きょう)を出産。病に倒れ生気を失った劉盈に代わり政事を摂る呂雉は劉恭を皇太子に冊立し、自らは太皇太后となる。一方、宮廷での生活に絶望する劉盈にとって、雲汐が唯一の心の安らぎになっていた。代国では劉恒が皇太子に冊立される。
|
|
[第 6 話 ] さよなら杜雲汐
46分
|
|
代国視察から戻った呂雉の甥 呂禄(りょ・ろく)は、劉恒の放蕩ぶりに代国は恐れるに足らないと報告するが、呂雉は即断は禁物とたしなめる。使者として長安にやってきた代国の将軍 周亜夫(しゅう・あふ)は、呂禄の新妻 素問(そもん)と接触。疑われた素問は身の潔白を晴らすためと自害する。周亜夫は彼女の遺体から漢の兵符を得て、漢軍を撹乱することに成功する。一方、宮廷では、劉盈と雲汐の密会が露見する。
|
|
[第 7 話 ] 代国へ
46分
|
|
呂雉の密令により竇漪房(とう・いぼう)と名を変えた雲汐は、呂雉が代王 劉恒に送る宮女の1人として代国に入る。彼女の任務は侍女の莫雪鳶(ばく・せつえん)と共に、間者として代国の情報を送ると共に代王の心を惑わし代国の政事を混乱させること。宮女の中には、代国が長安に送っていた間者であり、周亜夫の妹の周子冉(しゅう・しぜん)の姿もあった。
|
|
[第 8 話 ] 歌声の主
46分
|
|
漪房は代王 劉恒の心を掴むことに成功する。同じ頃、雪鳶もまた、徐々に心を許していく代国将軍の周亜夫への想いに気持ちが揺れ始める。一方、薄姫は川から怪しい木の葉を発見。間者の存在を疑う劉恒らは罠を掛けることを計画する。そんな中、夜ごと聞こえる歌声を探っていた雪鳶は、声の主が青寧であることをつきとめ、漪房と雪鳶は中秋節に密かに青寧と会うことを画策。そこには鎖に繋がれた青寧がいた。
|
|
[第 9 話 ] 代王 劉恒の誓い
46分
|
|
間者としての立場と劉恒への愛の間で苦しんだ青寧は、漪房を陥れようとした宮女 錦瑟(きん・しつ)を道連れに命を落とす。この事件をきっかけに人を信じることに激しく失望した劉恒は、漪房ただ1人だけを信じて生きていくことを誓う。一方、長安では生死の淵を彷徨う劉盈が慎児の持ち込んだ薬により奇跡的に回復。宮外に出たいと懇願する劉盈は、慎児にある交換条件を出す。 同じ頃、代国では漪房が窮地に立たされていた。
|
|
[第 10 話 ] 二人の男の決意
46分
|
|
劉盈の心の病を心配した呂雉は、慎児の提案を受け外出を許可する。代国では劉恒と周子冉の婚儀が厳かに行われる。傷つきながらも冷静を装う漪房に、初夜を抜け出してきた劉恒は結婚を申し込む。女としての幸せを隠せない漪房に雪鳶が間者としての立場を忘れるなと釘を刺す。一方、慎児と共に宮廷を抜け出した劉盈は、二度と戻らないと決意する。しかし、今にも船に乗り込まんとする劉盈の前に呂雉が現れる。
|
|
[第 11 話 ] 慎児の策謀
46分
|
|
竇漪房を愛するだけでなく、その聡明さにも一目置く代王 劉恒は、朝議の場にも漪房を同伴し大臣らの不評を買う。存在感を増す漪房は薄姫にとっても目障りな存在であった。漪房を忌み嫌う側室 墨玉は何としても王妃 周子冉に王子を産ませようと策を弄す。その頃、長安では太皇太后 呂雉が、劉盈の逃亡を知る聶慎児を劉盈の夫人に冊し殉死させようとしていた。呂雉の思惑に勘付いた慎児は呂雉の甥 呂禄を懐柔しようとする。
|
|
[第 12 話 ] 懐妊
46分
|
|
劉恒は匈奴との国境への視察に漪房を伴う。視察に同行した周亜夫と莫雪鳶は、共に相手への愛情と疑心の間で揺れ、牽制し合っていた。そんな中、馬取引の交換条件として馬商人に嫁ぐことになった雪鳶。漪房は劉恒との愛のためにこれ推し進めようとするが、間一髪のところで周亜夫が雪鳶を助け出す。一方、視察に同行したことで漪房はますます薄姫の反感を買う。拝謁さえ許されない漪房は劉恒の前で倒れてしまう。
|
|
[第 13 話 ] 参謀の秘密
46分
|
|
呂禄は妻となった慎児の言うがまま策を弄して兵士を懐柔し、従兄を蹴落として大尉の地位を得るが、満足できない慎児はさらに呂禄を煽る。一方、女医官と偽って宮廷に入った漪房の伯母 瀋碧君は墨玉の口車に乗り、懐妊中の王妃に危険な催生法を施す。王妃は王子 劉尊を出産するが身体に大きな傷を負う。同じ頃、漪房の提案を受けて陵墓建造を強引に進める劉恒に対し大臣達は激怒し、漪房を死罪に処すよう要求をする。
|
|
[第 14 話 ] 疑心暗鬼
46分
|
|
薄姫が宮殿を去り王妃も体調が思わしくないため、漪房が後宮の長となった。出産後体調を崩した王妃は、劉恒と漪房に息子 劉尊を託してこの世を去る。薄姫は漪房の聡明さを認め、代国への忠誠を条件に漪房を王妃とし自らも宮殿に戻ることを決める。長安の呂雉から陵墓の地図情報を催促された漪房と雪鳶は偽の地図を送ることを決意。しかし、この一件で2人に強い疑念を抱いた周亜夫は漪房に警告する。
|
|
[第 15 話 ] 王妃 竇漪房
46分
|
|
幼少の皇帝 劉恭に命じられ、呂禄は劉恭を自宅に連れ帰る。慎児は劉恭を利用して出世することを目論み、お菓子などで皇帝を手なずける。数年後の紀元前183年。代国では王妃となった漪房が仕事のない宮女に暇を出すなど後宮の長としての手腕を奮っていたが、漪房の影響力が増すことを好ましく思わない薄姫は牽制する目的で側室 紫蘇を迎える。同じ頃、趙国では趙王 劉友に逆上した妻 呂馨が激しく叱責していた。
|
|
[第 16 話 ] 英断
46分
|
|
劉友が自害した一件により、呂一族と劉一族の反目はいっそう激しくなり一触即発であった。これを収拾するために開かれた両一族の和解の席で、高祖の孫にあたる万戸侯 劉章は軍法を盾に呂馨を殺害。呂雉は劉章の才覚を認め、呂禄に劉章と手を結ぶように命じる。同じ頃代国では、紫蘇へ一向に心を開かない劉恒に薄姫はますます苛立ち紫蘇を叱責する。しかし、紫蘇は漪房へ申し訳ない思いで心を痛めていた。
|
|
[第 17 話 ] 皇帝 劉恭の怒り
46分
|
|
長安では、呂禄と慎児の思惑通り事が運び、劉章と呂禄の妹 呂魚の婚儀が行われる。劉章は呂魚にも騙されたと誤解し、呂魚に対して心を閉ざしてしまう。一方、皇帝 劉恭が呂禄の家へ頻繁に通っていることを知った呂雉は、呂家で死んだはずの慎児の姿を発見し激怒する。投獄された慎児は呂雉に打ち勝つよう劉恭を煽り、さらには、劉恭の生母が呂雉によって殺された事実を暴露し、逆上した劉恭は呂雉を失脚させようとする。
|
|
[第 18 話 ] 呂雉の反撃
46分
|
|
漪房は劉章からの出兵依頼を穏便に断る口実を作るために自害を決意する。ところが、今にも毒薬を飲まんとする漪房の元に世子 劉尊死去の知らせが届く。漪房への恩返しのためにと漪房の息子 劉啓を世子にしようとした紫蘇の仕業であった。一方、長安では、呂禄と慎児により窮地に追い込まれた呂雉が密かに劉章へ助けを求める。何も知らない呂禄らは従兄の幼子を皇位につけ実権を握ろうとする。
|
|
[第 19 話 ] 仮面の男
46分
|
|
呂雉はかつて自らが残酷に死に追いやった威姫の亡霊に悩まされ、病の床に臥す。これを聞いた漪房は渋る劉恒を説得し、雪鳶、周亜夫と共に長安へ向かう。戦況を探りながら、同時に人質となっている慎児を返してもらいたい漪房であるが、劉恒の味方となった漪房に呂雉は断じて応じなかった。長安で急襲を受けた漪房を雪鳶が身を呈して逃がす。ひとり捕えられ諦めの面持ちの雪鳶の前に仮面の男が現れる。
|
|
[第 20 話 ] 長安制圧
42分
|
|
呂雉が崩御する。呂雉から慎児を始末するように命じられていた侍女 莫離であったが、漪房との約束を守り慎児を助けかくまう。呂一族は呂雉の死亡を隠し収拾しようとするが、攻め入ってきた劉章軍に宮殿を制圧される。宮殿が混乱する中、自害しようとした前皇太后 張嫣は周亜夫に助けられ一命を取り留める。久しぶりに長安の宮殿に戻った薄姫と劉恒であったが、情勢は劉章を皇帝としてたてる方向で動いていた。
|
|
[第 21 話 ] 劉恒即位
43分
|
|
再会を喜ぶ劉章と呂魚であったが、兵士たちは呂家の血を引く彼女の始末を迫る。竇漪房の機転で一命を取り留めた呂魚を連れ劉章は皇位を諦め斉国に退く。紀元前180年、ついに劉恒(文帝)が即位する。漪房は廃后となった張嫣を密かに宮外に逃がそうとするが、張嫣は周亜夫への恋心から宮殿に留まり北苑に異居する。一方、呂禄との貧しい逃亡生活に嫌気がさした聶慎児はある日、杜雲汐(漪房)が皇后になったことを知る。
|
|
[第 22 話 ] 敵となった妹
42分
|
|
皇后にまで上り詰め、劉恒からも愛される漪房に理不尽な嫉妬心を募らせる慎児は、何とかして劉恒に取り入り皇后と同じ立場を得ようと、皇太后の侍女 佩心を味方につけ策を弄する。そして慎児は北苑の林昭儀に睡眠薬を都合させ、口封じのために突き落として殺害し、張嫣がこれを目撃する。慎児は睡眠薬を使って劉恒を誘惑しようとするが、乗り込んできた漪房に激しく叱責される。慎児は張嫣に邪魔をされたことが許せない。
|
|
[第 23 話 ] すれ違い
42分
|
|
漪房がわが身を呈して張嫣を庇ったのを見て、劉恒は2人の関係を問い詰める。本当のことを言おうとしない妻に失望した劉恒は、苛立ちから慎児と一夜を共にする。懐妊した慎児に身分を与えるよう懇願する漪房の姿に自分への愛を信じられない劉恒は、わざと漪房を遠ざけ当てつけるように慎児を寵愛する。慎児は漪房を完全に失墜させようと漪房の弟探しを進言。町に身を潜め漪房を見守ってきた劉盈はある決心をする。
|
|
[第 24 話 ] 揺るがない愛
43分
|
|
慎児が王子 劉武を出産する。漪房と子ども達の立場がますます悪くなることを心配する劉盈(竇長君)だったが、漪房は逆に劉盈を案じ宮殿を去るように告げる。劉盈に領土をめぐる匈奴との裏取引をとがめられた宰相 陳平は都を去ろうとした劉盈を拘束する。罪を問われた陳平は劉恒の前で長君の正体を暴き、漪房と慎児を追い落とそうとする。一方、漪房と劉恒が仲直りをしたことで寵愛を失った慎児は周亜夫に接近する。
|
|
[第 25 話 ] 運命の出会い
42分
|
|
漪房の息子 劉啓は、慎児の息子 劉武を池に突き落としたと疑われ宮殿を抜け出す。世間知らずの劉啓が町人に騙されそうになったところを、少女 王娡に助けられる。王娡の父は瀋碧君にたぶらかされ娘を冥婚に差し出し大金を得ようと王娡を埋葬しようとするが、母 莫離に助けられる。王娡を助けようと夫を殺してしまった莫離は処刑される寸前に王娡に生母の存在を明かす。
|
|
[第 26 話 ] 雪鳶の愛と絶望
42分
|
|
漪房の娘 館陶の結婚が決まる。皇太后 薄姫は盛大な祝いを提案するが、劉恒は劉興居の造反の鎮圧に頭を痛め、上の空。慎児の提案により討伐は周亜夫に任せることになる。自分と息子 劉武の立場を固めたい慎児は周亜夫に莫雪鳶との結婚をちらつかせ自身の味方につける。出兵前、2人は婚儀を行うことに。周亜夫を愛しながらも漪房が心配な雪鳶は後ろ髪を引かれる思いで宮殿を発つ。
|
|
[第 27 話 ] さらば妹よ
42分
|
|
劉盈と共に密かに雪鳶を埋葬した漪房は必ず敵を討ち周亜夫に娶らせることを誓う。館陶を婚家へ送り出し、安堵する漪房と劉恒。一方で、漪房と劉盈は慎児を陥れる作戦を着々と進める。漪房の暮らす椒房殿で小火が発生し、呪いの人形が見つけ出される。慎児を追い詰める包囲網は狭められ、遂に館陶に毒を盛った罪で捕えられた慎児に漪房は毒杯を差し出す。その頃、慎児に懐柔された周亜夫は城外で反旗を翻す。
|
|
[第 28 話 ] 国母として、母として
42分
|
|
漪房は雪鳶の墓前で泣き崩れる周亜夫に、生きて雪鳶の愛に応えるよう告げ、生涯、椒房殿の衛兵として仕えるよう命ずる。皇太后の命で長安を国境の要所に治める呉王 劉濞と息子 劉賢が宮殿に招かれた。劉賢を劉啓の学友として厚遇するが、世間知らずの劉啓は奔放でずる賢い劉賢の言動に翻弄される。2人の所業で劉盈の婚約者 紫菱が自殺を図る。この一件が漪房と劉啓との間の溝を深める大事件を引き起こしてしまう。
|
|
[第 29 話 ] 劉啓の結婚
42分
|
|
劉啓、劉武の兄弟は青年に成長。劉武は梁王となり宮殿を出る。薄姫と漪房は18歳になった劉啓の縁談を進めるも、宮女 栗妙人に夢中な劉啓は興味を示さない。皇太子と結婚し地位を得ることだけを切望し劉啓には目もくれなかった妙人は、劉啓の正体を知ると手のひらを返したように劉啓に接近し側室となる約束を得る。皇太后の姪孫 薄巧慧との結婚が決まった劉啓だが、何もかも妙人の言いなりの劉啓は巧慧を遠ざける。
|
|
[第 30 話 ] 女の戦い
42分
|
|
劉啓により夜番を疎かにしたことで張嫣は風邪をこじらせる。劉啓の体たらくは妙人の所為であると激怒した漪房は彼女を厳しく罰する。劉恒は、母に反発する劉啓に自身の漪房への愛を説き、そして漪房を2人の誓いの場所に招き、劉啓の愛にも寛大であろうと話す。漪房は妙人を受け入れる努力をすると共に、巧慧にも劉啓の心が向くようアドバイスをする。巧慧、妙人は互いに劉啓の寵愛を自分のものにしようと狂奔する。
|
|
[第 31 話 ] 妙人懐妊
42分
|
|
薄巧慧と栗妙人の争いは激しさを増す。散々にプライドを傷つけられた巧慧は心のバランスを失い始めていた。巧慧は親蚕礼の機会を狙い妙人を罠にはめ、劉啓の気持ちを引き寄せようとする。竇漪房はそんな巧慧に策を弄するなとたしなめる。劉啓の心は巧慧に向き始めたと思えたが、妙人の懐妊を知った劉啓の心は再び妙人に戻ってしまう。同じ頃、町には瀋碧君の元で生母と瓜二つに成長した王娡の姿があった。
|
|
[第 32 話 ] 届かない親心
42分
|
|
王娡と結婚した金王孫は、仕官の試験を受ける。宮内に有能な家臣の欲しい劉啓と妙人は、王孫の才能に目をつけ、自分たちの力になるなら仕官を口添えすると口説くが、実直な王孫はそんな劉啓を蔑むように、自分の才能は真の王に尽くすためと拒絶する。一方、視力の回復しない漪房に劉恒は手づくりの杖を送り、2人で代国を訪ねようと話す。喜ぶ漪房を尻目に、吐血した劉恒は自分の身体が病魔に侵されていることを知る。
|
|
[第 33 話 ] 策を弄す女たち
43分
|
|
劉啓は王娡との再会に大喜びだが、夫の仕官を無心され、自分とつきあったのは夫の為だったと知り嫉妬する。一方、王孫も王娡がそんなことを劉啓に頼んだことが気に食わない。相変わらずの欲深さで、この機に乗じて王娡を入宮させようと企む王娡の養母 碧君は、王娡を別れさせようとして王孫と言い争いになり、誤って頭を打った王孫が死んでしまう。その頃、宮殿では、病床の劉恒がとうとう昏睡状態になる。
|
|
[第 34 話 ] 君のために
42分
|
|
必死の看病にも関わらず劉恒は目覚めないままだった。劉啓への譲位を安全に行いたい漪房は、身代わりをたて劉恒の代わりに世事を司りながら準備を進める。しかし、劉啓は母が義弟 劉武を宮殿に呼び戻したことから、漪房が劉武に譲位しようとしていると誤解してしまう。保身のため何としても劉啓を即位させたい姉 館陶と皇后 巧慧、妙人は劉啓を煽動し、漪房と確執のある皇太后を後ろ盾に母の追い落としを企てる。
|
|
[第 35 話 ] 王娡入宮
43分
|
|
紀元前157年、劉啓(後の景帝)が即位し、漪房は皇太后となる。側室 妙人が王子 劉栄を出産する。巧慧も妙人も相手にしないで世事に没頭する劉啓を心配した館陶は新しい側室選びを始める。そんな折、夫 王孫が劉啓に殺されたと誤解し、復讐のために劉啓に近づこうと躍起になる王娡が館陶の目に留まる。館陶とともに宮殿にやってきた王娡を劉啓は大喜びで迎えるが、王娡は隠し持っていた刀を劉啓に向ける。
|
|
[第 36 話 ] 愛情と復讐の間で
42分
|
|
巧慧に罪をなすりつけて後宮の実権を握った妙人であったが、王娡は自分に夢中な劉啓を味方につけ、妙人から後宮の主人の座を奪う。しかし、漪房は、その容貌も振る舞いも慎児を彷彿とさせる王娡を心の底から信じきれないでいた。劉啓が王娡の進言により、古参の大臣達までをも切り捨てたことを知った漪房は劉啓を叱責する。王娡を庇った劉啓の愛に気持ちの揺れる王娡は養母 碧君を宮殿に呼び寄せた。
|
|
[第 37 話 ] 太皇太后の最期
42分
|
|
王娡が養母 碧君を逃がすために周亜夫を頼ったことを知った漪房は、周亜夫の妻 張嫣を人質として自分の元に置くとともに、周亜夫には王娡により乱れた秩序を取り戻すよう命じる。一方、太皇太后は姪孫でもある皇后 巧慧を助けるため疫病にかかってしまう。必死で看病する漪房の姿に死床の太皇太后は彼女への嫉妬心を告白し許しを乞いながら世を去る。その頃、懐妊を知った王娡は夫 王孫の復讐と劉啓への気持ちの間で苦悩する。
|
|
[第 38 話 ] 愛と失望
42分
|
|
夫の死の真実を知った王娡は劉啓に全てを打ち明ける。衝撃を受けた劉啓は王娡を許すことができず、彼女を牢屋敷に追放する。さらに、巧慧が太皇太后の着物をわざと王娡に送ったことを知った劉啓は後宮への激しい嫌悪感を抱く。諸侯の謀反を案ずる劉啓に、今や後宮に敵なしとなった妙人は、皇太后の誕生祝いを口実に彼らを呼び寄せ拘束するよう提案する。誕生祝いの席には劉啓の義兄劉武も劉盈(長君)とともに駆け付ける。
|
|
[第 39 話 ] 君のためなら
42分
|
|
劉武の存在を疎ましく思う妙人は諸侯達に、皇太后が命を狙っていると吹き込み、劉武を人質にして対抗するように焚き付け、その裏で劉啓には国のために劉武を犠牲にせよと諭す。苦悶する漪房を劉盈はわが身を呈して守り、漪房の腕の中で劉盈は息を引き取る。劉啓が義弟への情から劉武を皇太弟とするのを危惧した妙人は息子 劉栄の太子冊封に手を回す。国の行く末を案ずる漪房に周亜夫は王娡の息子 劉彘の存在を耳打ちする。
|
|
[第 40 話 ] 美人心計
42分
|
|
病の劉啓は薬を拒み治療が進まない。それを知った王娡は甘い細工をした薬を息子 劉彘に届けさせる。劉彘の跡をつけ王娡と再会した劉啓は、王娡の本心を知り宮殿に連れ帰る。王娡親子が戻ったことで焦った妙人は、自ら劉彘に手をかける。激怒した劉啓により劉栄は廃位、親子共に臨江に落ちる。しばし後、梁国の劉武が暗殺されたという知らせが届く。劉啓の仕業と疑わない漪房は劉啓と王娡の再三の懇願にも耳を貸さない。
|
|