ホジュン~宮廷医官への道~ デジタルリマスター版
 4.69

ホジュン~宮廷医官への道~ デジタルリマスター版

韓国
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 1999年  
韓国で高視聴率を記録して日本でも大ヒットした、伝説の名医ホ・ジュンの波乱に満ちた生涯を描いた歴史ヒューマンドラマ
全 64 話 / 50 分
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エピソード
[第 1 話 ] 
愛人の子に生まれて…
  1時間 1分
密貿易であぶく銭を稼ぐホ・ジュンは、商人と条件を巡って駆け引きをし、奇想天外な手法で商人を感服させる。そうして一儲けをしたホ・ジュンと仲間たちは、その日暮らしのならず者生活を送っていた。母からの説教も聞かなかった彼だが、ある日密貿易の現場で父親のために男装をしてまで危険な密貿易に手を染めようとする彼女のことが忘れられなくなる。
[第 2 話 ] 
父との別れ
  1時間 1分
密貿易の現場で出会った女性は、役所に追われる反逆者の娘だった。ホ・ジュンは彼女のために再び密貿易を試みるが、厳重な取り締まりのなかでついに捕まってしまう。役所に連行されて拷問を受けるホ・ジュンだったが、ホ・リュン郡守の息子だと知られ、その処遇を父に任せられる。ホ・リュンは息子に失望するが、代わりに自分を殺してくれと嘆願する母、身分に苦しむ息子の言葉を思い出し、彼に最後のチャンスを与えた。。
[第 3 話 ] 
生涯の師 運命の出会い
  51分
ミン・ジャホンの手下たちによってダヒと引き裂かれたホ・ジュンは、隙をついて彼らから逃げ出し、役所で彼こそが反逆の中心人物だと告発した。これによりミン・ジャホンは捕らえられ、ダヒは汚名を返上する。助けることはできたものの、ホ・ジュンにとっては雲の上の存在となったダヒ。失意の中、ホ・ジュンは母と二人で父の紹介した県監を頼って慶尚道 山陰へとたどり着く。
[第 4 話 ] 
剣より毒より恐ろしい医員の手
  52分
「医員にならねば人殺しになるかも」というユ・ウィテの言葉でユ医院の門下に入ったホ・ジュン。喜び勇んで医院に向かうが、古株の下働きたちから嫌がらせを受ける。水汲み場も教えてもらえぬまま水を汲んだホ・ジュンだが、それを飲んだユ・ウィテは「死んだ水を汲んできた」と怒り、言い訳する彼を「患者を死なせても言い訳する気か」とまた厳しく叱り付けた。自分の過ちがわからない彼は、眠りにつけないまま朝を迎える。
[第 5 話 ] 
漢陽へ、再び――
  49分
生活の足しにしようとホ・ジュンの母は仕事の斡旋を頼み、ホ・ジュンの働くユ医院に連れていかれる。金や名誉に関心のないユ・ウィテに対して妻は富と権力に強く執着し、息子のドジを何とか内医院に入れようと必死だった。夫の留守をいいことに、貧しい患者を追い出せと命ずる妻。担ぎ込まれた重症の子供も追い返せと言い、ホ・ジュンが困っていたところへユ・ウィテが帰宅。重症患者を追い返すとは何事かと叱りつける。
[第 6 話 ] 
“九針の戯”の対決
  53分
御医ヤン・イェスに答案をほめられたドジは合格を確信するが、合格者の名簿に彼の名はなかった。何かの間違いだと試官に詰め寄ると、かつて彼の父であるユ・ウィテが御医ヤン・イェスに屈辱を与えたためその恨みで落とされたと告げられる。一方、ホ・ジュンとドジが漢陽に発った後、ホ・ジュンを訪ねてかつての子分ヤンテとダヒがやって来ていた。
[第 7 話 ] 
ジュンに会ってはいけません
  52分
ク・イルソから自分を探す人間がおり、身を隠せと忠告されるが聞き入れずにユ医院の仕事を続ける。ドジの推薦で薬草採りになるが、はめられて山中で道に迷ってしまう。数日間彷徨い、空腹のあまり採った薬草を食べて気を失ってしまうホ・ジュン。気がつくと目の前にはライ病患者(ハンセン病患者)がおり、恐怖におびえていると、彼を叱責する声が聞こえて来た。見るとそこにはサムジョク大師がいた。
[第 8 話 ] 
あなたの運命は私の運命
  53分
ホ・ジュンに会うことなく山陰を去ろうとするダヒと寸前のところで再会を果たしたホ・ジュン。母に結婚の許しを乞うが、2人の将来に待ち受ける苦しみがわかる母は許そうとしない。しかし、2人の思いや自分が歩んできた道を振り返り、ついにダヒを迎え入れる覚悟を決める。ささやかな結婚式を挙げ、ダヒとヤンテという家族を迎えたホ・ジュンは、医院での仕事に一層精を出す。ところが、そんなホ・ジュンに新たな事件が襲う。
[第 9 話 ] 
もう一人の師匠
  50分
ク・イルソの家から空家を見つけて引っ越したホ・ジュン一家。彼がいればどんな苦労も耐えられるというダヒのためにも、優れた名医になることを改めて心に誓う。しかし、患者の家族がホ・ジュンに金を要求されたと騒ぎだした。誤解と訴えても認めてもらず、結局病舎への出入りも禁じられてしまう。一方、ヤンテを連れて山に狩りに出かけたク・イルソは、ワナにかかった動物が見事に解体されているのを発見する。
[第 10 話 ] 
狂わなければ進めぬ道
  53分
老師のもとで医術を学び始めたホ・ジュンは、仕事後に山へ入り明け方に家へと戻る生活を送っていた。一方、ドジとの仲を引き裂こうとするドジの母は、イェジンに年の離れた男との縁談を強要。いづらくなったイェジンは家を出る決心をする。やがて老師から卒業を言い渡され、何かお礼がしたいというホ・ジュンに対し、老師は「一度でいいから人間の腹の中を見てみたい」と言う。それを聞いたホ・ジュンは――。
[第 11 話 ] 
初めての患者
  53分
深夜、ホ・ジュンの家に自殺未遂で意識を失った娘を助けてほしいという親子が訪ねてきた。仕方なく受け入れたホ・ジュンは、無事に娘を生き返らせる。初めて自力で人命を救い満足感に浸っていたが、噂が広まりみんなが診療を受けに来るようになってしまった。断り切れず診療を行っていたが、やがて噂はユ医院にも届き、ホ・ジュンは仲間たちに痛めつけられた挙句、ユ・ウィテの前に引き出されてしまう。
[第 12 話 ] 
秘伝書
  51分
ユ・ウィテから倉庫番に任命され、喜び勇んで家に帰るとダヒがお産中で元気な息子がホ・ジュンを迎えてくれた。初めてユ・ウィテから認められ、医員に一歩近づいたホ・ジュン。しかし、自分を差し置いて倉庫番になったことが許せない仲間たちから楯突かれ、苦労が絶えない。なかでも一番の古株だったプサンポは、ユ家に伝わる「秘伝書」の存在を知ると、それを手に入れるべく刃物を手にユ・ウィテの寝室に忍び込む。
[第 13 話 ] 
運命の往診
  51分
無実の罪で罰せられ、侮辱までされたダヒ。貧しさと屈辱に苦しむ家族を見て、医員の道をあきらめる決心たホ・ジュンは、反対する家族を振り切って医院に辞意を伝えに行く。一方、医院ではサムジョク大師が連れてきた急患に追われていた。そこへさらに昌寧の右相様の奥方様が中風で倒れたので、すぐ来てほしいとユ・ウィテを迎えに来る。医院を離れられないユ・ウィテは、ちょうどやって来たホ・ジュンに代わりを託す。
[第 14 話 ] 
紹介状
  52分
針治療を終えてひと息ついていると、イェジンが患者の容態がおかしいと知らせに来る。駆けつけると、奥方様がひきつけを起こしていた。これは回復の途中と主張するが、最初からホ・ジュンの腕を疑っている右相様は彼を倉庫へ閉じ込める。代わりの医員に見込みはないと言れ、彼のせいだと怒った右相様はすぐに罰しようとするが、倉庫はも抜けの殻。怒り狂っていたその時、水桶を持ったホ・ジュンが現れて――。
[第 15 話 ] 
破門
  49分
右相様の奥方様を治療して帰ってきたホ・ジュンをダヒと母は称えるが、褒美の品を取り出した途端、ダヒの顔色が曇る。そして、右相様にもらった紹介状をあきらめろと言い出した。一方、ホ・ジュンが右相様から褒美の品を賜った噂はすぐにユ医院の人々の耳に入る。ついに彼はユ・ウィテに呼び出され、もらった物を差し出せと命じられる。彼が紹介状を出すと、ユ・ウィテはそれを奪い取って燃やしてしまい――。
[第 16 話 ] 
苦悩の日々
  50分
再度紹介状をお願いしようと昌寧へ向かったホ・ジュンだが、右相様は明国へ向かった後だった。生きる目標を見失い、ただ酒場に入り浸って毎日を送るホ・ジュン。息子の変わり果てた姿に母親はショックで寝込み、ただ1人ダヒだけが両班の家の雑用をしながら家を支えていた。一方、そんなホ・ジュンをよそに、ユ医院ではドジが高名な両班の病を治し、科挙に向けますます医術に磨きをかけていた。
[第 17 話 ] 
転女為男法
  50分
寒空の下、くずや餅を売る母とダヒを見たホ・ジュンは、プサンポと一緒に働く決意をして咸安の両班の家にやって来た。5代続いて一人息子の家で、そこの嫁がようやく妊娠したため、妊婦の健康を管理するのが役目だという。しかし、プサンポには別の目論見があった。脈診で息子の可能性が高いとわかったが主人には娘と伝え、それをホ・ジュンが「転女為男法」で息子に変えるとウソをつき、報奨金を巻き上げようというのだ。
[第 18 話 ] 
サムジョクの過去
  52分
自分には医員の道以外ないと悟り、再びユ・ウィテのもとに許しを請うが冷たく追い返される。なんとしてもホ・ジュンに医員の道を続けてほしいイェジンは、サムジョクに彼の面倒を見るように頼む一方、ホ・ジュンにも今はサムジョクのもとで医術を学ぶよう説得する。三寂寺は伽耶山の山の中にあり、ハンセン病患者たちが治療をしながら暮らしていた。ホ・ジュンは異様な雰囲気に気後れするが、次第に治療に打ち込むようになる。
[第 19 話 ] 
贖罪の道
  49分
一人息子のサンファが行方不明になり、懸命に捜すサムジョク。結局見つからずに落胆して帰宅すると、使用人の一人がサンファのそばをハンセン病患者が通りかかったと証言する。再び探しに行くと、山の途中にサンファの靴が落ちており、さらに進むとサンファの服をはおった少年がいた。恐ろしい形相で近寄るサムジョクに、少年は「助けて下さい。私はヘビと雷魚しか食べてません」と怯えながら許しを乞うのだった。
[第 20 話 ] 
恨みが消える時
  51分
町に来たホ・ジュンが酒幕で一服していると、ハンセン病患者が現れたと知らせる人がいた。慌てて駆けつけると、そこには痛めつけられたサンファがいた。三寂寺を抜け出したサンファとスヨンは空腹に耐えられず、民家に立ち寄ったところで殴られたのだ。ホ・ジュンは村人からサンファたちを救い、説得して三寂寺に連れて帰る。行き場を失ったサンファはスヨンと死のうとするが、その矢先にサムジョクが意識不明の重態に陥る――。
[第 21 話 ] 
寄り道
  51分
サムジョクに科挙を受けるよう勧められ、山陰に戻ってきたホ・ジュン。久しぶりに我が家だったが、ホ・ジュンはダヒと母親に科挙を受ける決心を告げる。科挙まであと10日。漢陽まで80余里を行くには、1日の無駄も許されない。歩きつづけてようやくたどりついた鎮川で、ホ・ジュンはドジ一行と出会う。宿泊客はほとんどが科挙を受けに行く医員たちで、みなライバル心をたぎらせながら、最後の追い込みに余念がなかった。
[第 22 話 ] 
孝行者のワナ
  51分
急患の村人のために、科挙への道を後戻りしたホ・ジュン。徹夜で診療して漢陽へ向かおうとするが、タダで病を診てくれる噂を聞きつけた村人が押し寄せていた。あと半日と約束をして診療をしていたが、結局滞在を1日延期し、村人の協力のもと一人でも多く診療しようと寝る間も惜しむ。ようやく診療を終え、宿屋のドルセに案内されて漢陽への近道を行くが、なんとついた所はドルセの家だった。
[第 23 話 ] 
科挙当日
  54分
重病のドルセの老母に薬を煎じながらもホ・ジュンの頭の中は科挙のことでいっぱいだった。毒草を使った薬を任せるのは不安だったが、これ以上滞在を延ばせない彼は、薬の処方を念入りに教えて再び漢陽を目指す。すると、自分のために科挙に遅れるのを申し訳なく思ったドルセが、馬を用意してくれると申し出てきた。もはや徒歩で行けば遅刻は確実なので、まさに渡りに船。ところが待てど暮らせどドルセは帰って来ない。
[第 24 話 ] 
祝宴に届いた手紙
  51分
ドジが凱旋して以来、山陰は町全体がお祭り騒ぎだった。山陰最初の医科合格者となったドジが町の称賛を浴びる一方、ホ・ジュンは身のほど知らずに科挙を受けて敗れ去った愚か者とされていた。母はショックで寝こみ、ダヒは行方不明の夫を心配しながらひたすら帰りを待った。ドジの合格を受け、ユ家では盛大な祝宴を開いた。そこには町の有力者だけでなく、山陰県監様までが姿を見せ、口々にドジの快挙をほめたたえていた。
[第 25 話 ] 
ユ医院のホ医員
  49分
病人を捨てて科挙を受けに行った息子が許せないユ・ウィテは彼を勘当し、ドジと母は漢陽へ引っ越すこととなる。一方、ホ・ジュンは貧しい村人の診療をしていて科挙に落ちた医員として知れ渡り、診療を求める村人たちが家に押しかけた。ユ・ウィテがいる限り、山陰で診療はしないと決めていたホ・ジュン。しかし、ある日危篤の山陰県監の往診を求められ、断りきれずに役所へ向かうと、そこにはユ・ウィテが診療に訪れていた。
[第 26 話 ] 
失明事件
  53分
科挙へ行く途中でホ・ジュンが治療をした母の息子、ドルセがユ医院に駆け込んできた。彼が処方した薬を飲んで母の目が見えなくなり、治してもらいに来たのだ。毒草を用いた薬だったため必ず処方通り飲ませるように念を押して、科挙へと急いだが、薬を飲んで母がよくなったことから、3度も与えてしまい失明させてしまったのだ。危険な薬を任せた自分にも責任があると感じたホ・ジュンは、何とか目を治そうと治療に取りかかる。
[第 27 話 ] 
不治の病
  50分
ドルセの母の目が治り、一時は信頼を落としていたホ・ジュンだったが再び名医の評判が高まった。ところが、経過を報告しにユ・ウィテの部屋へ向かったイェジンは、そこで血を吐いて倒れているユ・ウィテを発見する。あまりのことに言葉を失うサムジョクとイェジンに、ユ・ウィテはすでに自身の余命がいくばくもない事実を告げる。一方、内医院での地位固めに余念がないドジは、ある日上官たちを自宅に招いて接待する。
[第 28 話 ] 
イェジンとの別れ
  50分
トゥシ村に伝染病が発生し、ユ・ウィテたちの後を追って村へ向かったホ・ジュン。懸命に治療にあたるユ・ウィテは彼を厳しく追い返そうとするが「病気から逃げた医員に何ができますか」と言って帰ろうとしない。さすがのユ・ウィテ頑固さに根負けし、3人で治療にあたる。一方、漢陽の内医院では研修期間が終わり、新人医官の品階と所属が発表された。王子様の治療で功労を挙げたドジは、新人にも関わらず宮医に任じれらる。
[第 29 話 ] 
ドジの結婚
  53分
反胃の特効薬を求め、ヨンダルとコクセを連れて山に入ったホ・ジュンは、めったに手に入らないことから霊薬と呼ばれる山参を発見する。3人は大喜びするが、翌朝目覚めてみると山参は籠から消えており、ヨンダルもいなくなっていた。怒りに震えながら山を降りる途中に逃げたヨンダルを見つけたが、山参はすでになく、同じ薬草採りたちに集団で奪われたと言う。その頃、漢陽では上官の仲立ちでドジの婚礼が進められていた。
[第 30 話 ] 
ユ・ウィテの死
  53分
ユ・ウィテのお共で行ったサンファが一人戻って来た。先祖の墓参りと言っていたが、実際は関係のない密陽の天皇山へ向かい、時刻を指定してホ・ジュンとサムジョクに天皇山まで来いと言づけしたと伝えられ、2人は首をひねる。指定された場所は大きな岩でできた洞窟だった。いぶかりながら中へ入ると、暗い中にロウソクの明かりが見え、その明かりに照らし出されてユ・ウィテが横たわっていた。
[第 31 話 ] 
ホ医院開業
  49分
医院の明け渡しを求めに来たユ・ウィテの妻によって、その日のうちに荷物の大方はなくなり、見知らぬ男が新しい主となった。その男は医院のあちこちを見て回り、種類ごとに分けた水甕を必要ないからと捨ててしまう。ホ・ジュンは彼に医院へ誘われるが、ユ・ウィテの顔に泥を塗らぬよう医院を守ってくれと言い残して後にした。仲間たちは散り散りとなり、ホ・ジュンは一人家で科挙に向けた勉強に専念することにした。
[第 32 話 ] 
内医院へ
  51分
念願の科挙を迎えた彼は、試験官や他の受験者も驚くほど早く答案を書き終えて試験場を後にした。そのうえ、試験後に答案の検討に入った内医院では、空欄のない答案に誰もが驚いた。次の2次試験は背講といい、医書に記された内容を暗唱する試験だった。ホ・ジュンはよどみなく答えを述べ、さらに高度な問題もすらすらと暗唱した。合格発表の日、合格者名簿にはホ・ジュンの名が一等一上(首席)として堂々と記されていた。
[第 33 話 ] 
初登院
  50分
下血して倒れたダヒを世話し、初日から遅刻したホ・ジュンはドジから10日間の宿直を言い渡さた。登院早々、上官に目をつけられてしまったが、ある日宮廷で懐かしい顔と再会する。科挙の2次試験で落第したオグンは、そのまま漢陽で仕事を探し、その後典医監を訪ね、科挙1次試験合格の実力を訴えて内医院の種薬署員として雇ってもらったのだ。一方ドジとの結婚がダメになったイェジンも、宮廷で働く医女になっていた。
[第 34 話 ] 
出世街道
  50分
ホ・ジュンは、内医院に入ってからずっと恵民署で働いている変わり者の医官キム・マンギョンに出会い、出世のことばかり考えていた自分に気がつく。また、キム・マンギョンも患者の患部に口をつけ膿を吸い出したホ・ジュンの姿に衝撃を受け彼を歓迎する。そんなころ、イルソ一家が漢陽にやって来た。苦しい暮らしを送っていたホ・ジュンだったが、山陰で受けた恩返しのためにも裏の部屋を提供する。
[第 35 話 ] 
恵民署勤務
  49分
密通の罪で捕まった両班夫人に死刑が下される。だが、イェジンは夫人が妊娠している事実に気がつき、捕盗庁の従事官イ・ジョンミョンに告げた。従事官が事実確認するために医官を呼ぶと、なんとホ・ジュンが派遣されてくる。イェジンとの再会に胸がいっぱいになるが、医女のつらさを思うと心配が先に立った。やがて新人医生の配属が発表される日がやって来た。
[第 36 話 ] 
当帰紛失事件
  50分
恵民署の薬材倉から当帰が5斤紛失し、薬材倉の管理を任されていたイェジンとチェソンに嫌疑がかけられた。キム判官は、綱紀を正すためイェジンたちを捕盗庁に引き渡す。たかが当帰のために捕盗庁に引き渡すとは行き過ぎた処置だが、どうすることもできない。できるのは真犯人を見つけて嫌疑を晴らすことだけ。今回の事件で気になるのは、当帰という安い薬材が狙われたことだった。
[第 37 話 ] 
扁額暗唱の罰
  55分
恵民署の不正を正すべく奮闘するホ・ジュンが突然、内医院に呼び出された。いぶかりながら向かうと、ひざまずかされたうえ、自宅で診療した事実を問い詰められる。断り切れず診療をしていたのは事実だったが、内医院は医官の私的診療を堅く禁じていた。いかなる事情があっても規則を破った人間をそのままにしておいては綱紀が乱れるとし、ヤン・イェスはホ・ジュンに扁額暗唱1000回の罰を下す。
[第 38 話 ] 
薬房キーセン
  51分
下吏たちの陰謀で重罰を受けたホ・ジュンに代わり、今度はドジに一大事がふりかかる。妊娠中の恭嬪様が、予定日でもないのに産気を催したのだ。御医でさえ出産に関しては経験が少ないため、田舎の助産婦にも劣る。医女の中でも随一の腕を誇るホンチュンなら助けられるかもとの言葉を聞き、ドジは医女宿舎へ向かう。だが、ホンチュンは産室庁から公式に協力要請がない限り、答えられないと突っぱねる。
[第 39 話 ] 
疑惑
  50分
湯薬房で首吊り死体が発見され、恵民署は一気に不安に包まれる。宿直医官の職務怠慢と責任をホ・ジュンになすりつけるが、幸い不審な点が見当たらないことから簡単に処理される。しかし、ホ・ジュンは自殺したパクには動機がないうえ、死体に不審な点があったことに気がつく。他殺ではないかといぶかるホ・ジュンの疑問を妥当と思いつつ、マンギョンは深入りするなと助言する。
[第 40 話 ] 
真犯人と黒幕
  51分
自殺者の遺品から発見された斑猫と、彼の薬を飲んでいたという校理。両者の死につながりを感じたホ・ジュンは、斑猫を持ってイ・ジョンミョンを訪ね、持病の悪化が死因と片付けられた校理は斑猫によって殺されたと告げる。最初はホ・ジュンの言葉を信じられなかったジョンミョンだが権力争いの結果、校理の地位を狙って殺されたと推測する。犯人を突き止めるには、斑猫の出所を探るしかない。
[第 41 話 ] 
謀反の罪
  55分
宮廷で起こった2つの殺人事件。そのカギとなる斑猫の入手経路を追ったイ・ジョンミョンは、犯人を操っていたのが父親の友人である吏曹判官チョン・ソンピルであると気がつく。今回の事件でジョンミョンを放っておけば自分の出世の邪魔になると判断したソンピルは、事件を捏造して彼を謀反犯に仕立てあげた。無実を主張したところで、陥れるために仕組まれたワナから逃れることはできず、ついに謀反犯として死刑を下される。
[第 42 話 ] 
口眼咼斜の患者
  51分
同時期に別の口眼咼斜の患者を診ることになったホ・ジュンとドジ。ドジは約束よりも早く治し、殿下に報告するが報告中に患者の顔が歪んでしまう。恥をかいた御医はドジを怒鳴りつけ、治療から手を引くよう命じた。一方、ホ・ジュンのほうも約束の日になっても治る気配がない。患者は彼を非難するが、治らなかったのは指示を守らず、途中で食べ物を食べ、針を打てなかったからと告げるのだった。
[第 43 話 ] 
宮中に戯言なし
  49分
無理やり薬を飲ませようとするホ・ジュンに、患者は怒って重い碁盤を投げつける。碁盤は足の上に落ち、ホ・ジュンはその場にうずくまってしまった。そこに恭嬪様がやって来て弟を叱り、今度こんなことをしたら宮廷から追い出すと言い渡す。ホ・ジュンは足を治療してもらい、休むこともなく再び薬を煎じて持って行くと言う。大怪我を負っても患者を治すことしか考えない彼を、仲間たちは心配しながらも手伝うしかなかった。
[第 44 話 ] 
手首切断の瞬間
  57分
殿下に迫られ、口眼咼斜と反胃を5日で治すと約束してしまったホ・ジュン。「宮中に戯言はない」と言う殿下の真意が、治せなかった場合手首を切り落とすことだと教えられ青ざめる。病を完治させるため、彼は患者の食事から生活すべてに指示を出す。相変わらずホ・ジュンに反抗的な患者も、治らなかった時に言い訳させないように従った。しかし熱心な治療にもかかわらず、4日が過ぎても容体は一向に好転しない。
[第 45 話 ] 
昇進と左遷
  52分
殿下から賜ったご馳走を食べながらホ・ジュンは久しぶりに家族と友人との団欒を楽しむ。オグンからこの間のことを聞いたダヒと母親は、ホ・ジュンの苦労を心から労った。弟の病を治療した功労を認められ恭嬪殿に招待されたホ・ジュンは、恭嬪様から宮医になってほしいと言われる。だが、ホ・ジュンは自分の実力ではまだまだ足りず、今しばらく恵民署で経験を積みたいというのだった。
[第 46 話 ] 
オグンの恋煩い
  49分
恭嬪様の弟君の病を治した功労を認められ、参奉から奉事を飛び越えて直長に昇進したホ・ジュン。一方、ドジは医女との醜聞が原因で、大変苦行で通常は末端医官が担う随行医官に任命されていた。自慢の息子が左遷されたことを知った母はホ・ジュンに対する恨みを募らせ、手伝いに来たダヒを侮辱し、ホ・ジュンも追い返す。そして、明国に旅立つドジを見送るやついに病に倒れてしまう。
[第 47 話 ] 
母親の怨讐
  51分
原因不明の重病に倒れたドジの母オ氏。ドジの妻に頼まれて看病に向かったホ・ジュンだが、オ氏は彼の顔を見た途端に興奮して取り乱し、部屋から追い出した挙げ句、再び下血して倒れてしまった。気を失った隙にオ氏を診察したホ・ジュンは、オ氏の病は血崩であり、ここ3~4日が峠であると告げる。すぐに治療しなければ命も危うい状態だったが、ホ・ジュンに治療されるぐらいなら死んだほうがましと治療をかたくなに拒む。
[第 48 話 ] 
お伽
  53分
理由も告げられず宮中に向かったイェジンは、セヒョンから自分たちが使節のお伽の相手に選ばれたと知らされ、愕然とする。国の安否がかかった重要な任務とあっては、辞めさせることはできない。その夜、イェジンはホ・ジュンに宛てて手紙をしたためる。山陰から漢陽に発つ時に書いた別れの手紙―、今度はこの世からあの世へ旅立つお別れの手紙だった。一方、ホ・ジュンにも大変な危機が迫って来る。
[第 49 話 ] 
追いかけてきた過去
  52分
恵民署のホ・ジュンが龍川のホ・ジュンであることに感づいたペ・チョンスは、証拠をつかむため部下に身辺調査を命じる。最初は感づかれずにすむかと期待したが、気づかれた以上もはや逃げられないと考え、友人のマンギョンに事実を打ち明けた。しかし、彼の人柄を知るマンギョンはホ・ジュンのためにも、そして病に苦しむ患者たちのためにも、彼を罰するわけにはいかないと、チョンスに直談判する。
[第 50 話 ] 
疫病の特効薬
  54分
黄海道一帯に広がった疫病を退治すべく派遣されたホ・ジュン。前代未聞の惨状に医官、医女が大幅増員されて派遣され、心強く迎え入れるホ・ジュン。だが、その中にはペ・チョンスもいた。ホ・ジュンは、山陰にいた頃に経験した疫病と症状が似ていたため同じ処方を試みる。すると、それまで横たわっていた患者が見る見るうちに回復しはじめた。他地域でも同じような報告が寄せられ、役人たちはささやかな宴を開く。
[第 51 話 ] 
仁嬪様
  54分
疫病を退治したホ・ジュンは、満足感に浸る間もなくペ・チョンスに自首する。しかし、殿下が疫病退治に功労のあった医官たちと謁見する知らせが入り、直前で逮捕が延期になった。また、働く彼を見たペ・チョンスは、医官としての人柄と腕に信頼を抱くようになり、罪を見逃すことも考え始めていた。しかし、その矢先にホ・ジュンの罪が朝廷の人々の耳に入ってしまう。一方、随行医官として明国へ行っていたドジが帰って来た。
[第 52 話 ] 
捕盗庁から義禁府へ
  51分
ホ・ジュンの逮捕に恵民署は動揺する。キム・マンギョンは怒りを抑えきれず捕盗庁を訪ねるが、すでに朝廷の重臣の耳にまで入っており、ペ・チョンスの意思でもどうにもできないという。その時、朝廷ではホ・ジュンの処遇について話し合っていた。減刑すべきという主張と厳罰に処すべしという主張がぶつかり、結論が出ずにいたところ宣祖が現れてホ・ジュンを赦免しろとの御命を下す。
[第 53 話 ] 
赦免
  50分
恭嬪様の急病を治すために獄中から呼び戻されたホ・ジュン。駆けつけると、恭嬪様は真心痛(心筋梗塞)で倒れ意識不明の状態だった。かつて真心痛の患者を針で救ったことのある彼は、同様の方法で恭嬪様の一命をとりとめる。殿下は、その功労を認めて再び赦免を提案するが、大臣たちの強硬な反対に合ってしまう。一方、恭嬪様も命の恩人であるホ・ジュンが再び投獄されたと聞き、何とか赦免するよう殿下に願い出る。
[第 54 話 ] 
宮廷の光と影
  1時間 4分
ホ・ジュンは恭嬪様、ドジは仁嬪様の宮医にそれぞれ任命され、内医院でも重要な地位を独占することになった2人。しかし、仁嬪様は殿下の子供を身ごもり権力を伸ばしているのに対し、恭嬪様は寂しい日々を過ごしていた。懐妊のお祝いに訪ねた仁嬪殿で門前払いを受けた恭嬪様は、屈辱感に打ちひしがれる。内医院でも上質の薬材はすべて仁嬪様にとられてしまい、恭嬪様には残り物しか回ってこなかった。
[第 55 話 ] 
ヒル治療
  52分
恭嬪様の死から歳月は流れ、ホ・ジュンは湯薬庫と書庫で医書の執筆に明け暮れていた。殿下は仁嬪様とその子信城君を深く寵愛し、恭嬪様の2人の王子は孤独な日々を送っていた。仁嬪様のご懐妊で手柄を立てたドジは順調に地位を固めていたが、最近自分が世話する信城君の病が悪化し、気の休まらぬ日々を送っていた。万一のことがあればと危機感を募らせたドジは、信城君の治療をホ・ジュンに任せることを思いつく――。
[第 56 話 ] 
夢に見た両班
  53分
ヒルを使って患部から血膿を吸い出すという奇抜な方法で信城君の腫れ物を治療したホ・ジュンは、見事に病を完治させる。最初は反対していた殿下はこの功績を高く評価し、御医に任命する。それはすなわち、中人から両班になったことを意味する。家族とともにこのことを喜び合うが、国をひっくり返す一大事がホ・ジュンを襲う。
[第 57 話 ] 
都を捨てる
  49分
ついに倭軍が漢陽まで到達した。混乱に陥った民衆は怒りの矛先を支配階級に向け、家族の避難を手伝いに自宅へ向かったホ・ジュンも襲われそうになるが、キム・マンギョンに助けられる。火を放たれた恵民署から医書を持ち出し、荷造りして家に向かってみると、家には誰もいない。ホ・ジュンを待っていた一家だったが、宮廷の人間はすでに避難していたため、殿下に仕える彼も一緒に行ったと判断し、発っていたのだ。
[第 58 話 ] 
サンファとの別れ
  50分
ホ・ジュンらは村の民家で休息をとっていた時に、倭軍が来て見つかりそうになる。しかし、サンファが囮になってくれたおかげでなんとか逃げ出すことに成功する。船着場に到着し、平壌目指して船に乗りこむホ・ジュン一行だが、敵と共に消えていったサンファが心配でなかなか出発できない。ようやく岸にサンファの姿が現れたが、船を戻す間もなく皆の見守るなか、後ろから追いかけて来た敵の鉄砲に倒れてしまう。
[第 59 話 ] 
国境の手前
  53分
ついに敵軍が平壌に達し、本格的な攻撃が始まった。イルソたちも義兵に名乗りをあげ、城に襲いかかる敵兵に石を投げつけて追い払う。一方、平壌を出てさらへ北へと向かった殿下一行は、義州城でとりあえず旅装を解くが、そこへ信城君が急病で倒れたとの報が入る。殿下の命令でホ・ジュンの代わりに殿下を随行していたドジは王子様の原因不明の病に青ざめる。
[第 60 話 ] 
戦乱から見えたもの
  53分
銃弾を受けたと嘘をつき、ドジに殿下の針治療を任せたホ・ジュン。施術後、間もなく殿下は意識を取り戻し、起き上がるまでに回復する。一時でもホ・ジュンの忠心を疑ったことを詫びる殿下に、回復はドジの針治療のお陰なので彼の罪を許すよう願い出る。そんなホ・ジュンに対し、ドジはこれまで嫉妬心にかられてホ・ジュンに数々の妨害を加えてきた自分の罪を告白し、心から謝罪する。
[第 61 話 ] 
大君の誕生
  48分
十数年も懐妊の兆しがなかった中殿様が王子を出産する。嫡流の王子の誕生を喜ぶ宣祖の裏で、権力争いが静かに始まっていた。朝廷の不穏な空気をさとったドジは、権力争いに巻き込まれぬよう情勢を見極めて賢く渡り歩くよう助言するが、ホ・ジュンは医官の務めだけ果たせばいいと一蹴する。その頃、ホ・ジュンは朝鮮医学を体系化する医書の編纂に全力を注いでいた。
[第 62 話 ] 
危機の光海君
  49分
嫡流の王子誕生で精神的に追い詰められ、重体に陥る光海君。これを絶好のチャンスとみた大君派はホ・ジュンをそそのかし、一方の光海君派は彼を大君派と疑い、光海君の治療を任せるべきでないと主張する。両派の身勝手な思惑に翻弄される中、ホ・ジュンは毒薬のヒ素を光海君の薬に入れる。薬にヒ素が入っていることが発覚し、毒殺の陰謀だとつめよられるが、光海君はホ・ジュンを信じ、薬を一気に飲み干す。
[第 63 話 ] 
伝位教書と崩御
  50分
危篤から意識を取り戻した殿下のもとに駆けつけたチョン・ソンピル一派。面会を退けるホ・ジュンを押しのけて大殿に乗り込み、殿下に永昌大君を世子に任命するよう上奏する。嫡流の大君を世子に望む気持ちは殿下も同じだったが、わずか3歳の大君に王位を譲るわけにはいかないため、光海君に王位を譲ることを宣布する「伝位教書」を差し出した。だが、あきらめきれないチョン一派は、なんと伝位教書の抹殺をもくろむ。
[第 64 話 ] 
病人のもとへ
  1時間 20分
家族や友人と離れ、人里離れた海辺で配所生活を送っていたが、ある日村人が訪ねてきた。彼が御医だったことを聞きつけ、病気の母を背負ってきたのだ。断り切れずに診てやると、噂を聞いた村人が続々と集まってきて、孤独な配所生活が活気を帯びてきた。一方、内医院ではホ・ジュンの意思を継いで医書編纂に励んでいたが、作業が思ったように進まない。悩んだ末、ドジはホ・ジュンに任せようと配所へ医書を届けさせた。
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